実るほど... | @Stanford Sloan "Change lives. Change organizations. Change the world."

@Stanford Sloan "Change lives. Change organizations. Change the world."

2012年7月よりStanford Graduate School of Businessへ留学中です。組織、社会に変化を起こせる人間へ成長すべく奮闘する30代オヤジの1年間を綴りたいと思います。

少し前の話になりますが、冬学期に、"Energy Policy, Markets, and Climate Change"という授業を受講していました。
授業の内容としては、エネルギーと気候変動について、政策と市場の両面を踏まえてみんなで色々議論するというものでした。

教授はDonald Kennedyという方で、何と82歳でした
82歳にして、非常に好奇心旺盛で目が生き生きとしてますし、誰に対してもフレンドリーで、本当に謙虚で魅力的な方でした。

今回はエネルギーに関する授業を教えられたのですが、元々生物学の専門で、カーター政権ではFDA(Food and Drug Administration)のトップ(Commissioner)をされており、更に2代前のスタンフォード大学の総長です。
元総長ということで緊張していたのですが、質問のe-mailにもすぐに返事をしてくれますし、Office hourに色々お話に行っても、時間を割いて熱心に話をしてくれたり、本当に良い方でした。

この方を見て思い出したのが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉です。

こういう風に謙虚だから偉くなったのか、偉くなるほどに自らを律して謙虚になったのか分かりませんが、とにかく見習うべき方でした。

自分も年をとっても好奇心を持ち、若い人の意見からも学ぼうとする謙虚な姿勢を持ち続けたいなと思いました。