「誰が責任を取るんだ」と口に出す輩はビジネスの場から排除すべき | 丸珍甘党(とあるIT屋の徒然日記)

丸珍甘党(とあるIT屋の徒然日記)

東京在住、IT企業勤務。
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飽きっぽく、三日坊主。浅く広くが信条。

よく会議などで新規事業を企画しているとき「誰が責任取るんだ」などとリスクの方面ばかりを向いて思考停止する人がいます。何もしないことを美徳として生きており、非常に厄介で、組織の成長を阻害する危険因子です。

最近では「コロナに感染したら誰が責任を取るんだ」と事あるごとにイベントを潰そうとする人もいますが、それを言うなら通勤ラッシュ時の品川駅でもご覧になって欲しいものです。

さて、日本は法治国家なので、法律に記載されてるルールに基づいて責任を取るべきなのですが、そこにモラルという訳の分からないアンリトンルール(不文律)が加わり、責任の所在を曖昧にしたり、結局新規事業のアイデアが潰れたりします。勿体ないと思うことが多いです。

メジャーリーグのアンリトンルール、例えば大差で勝ってる時に盗塁やバントをしてはいけない、というのも大概分かりにくいものですが、日本のビジネス習慣にあるアンリトンルールも分かりにくい。上司や先輩より早く帰っては行けない、というさだまさしの関白宣言ばりの同調圧力のせいで無駄に残業したり、疲れるばかりです。

「責任」に話を戻すと、責任の取り方というのもアンリトンルールではないかと思います。責任と軽々しく口には出すものの、責任の取り方に定義はない。例えば大企業で事業に失敗しても、会社が倒産することなど早々考えられないので、いつの間にか皆の記憶から消えて、失敗も責任もなかったことになります。

 

ならば最初から責任など取る必要もなく、どうせ数年経てば誰も忘れるような失敗なら、そもそも大したことないのだから、どんどんチャレンジしてどんどん失敗すれば良い。「責任」とすぐに口に出す人々は、何も行動に移さず自分を正当化する評論家に過ぎないのだから、少なくともビジネスの場からは排除されるべきである。