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【観戦記】2024年スーパーGT第2戦② NDDP優勝!ニスモワンツーフィニッシュの決勝編

今回もゴールデンウイークの富士スピードウェイで行われたスーパーGT第2戦の観戦記です。

最初からご覧になりたい方は下記のバナーからどうぞ。

ウォームアップ走行→スタート進行

荻野目ちゃんのスペシャルライブが終わるとすぐにマシンがコースイン。ウォームアップ走行の開始です。

一気にマシンが走り出し、富士スピードウェイはお祭りムードから戦う場所へ一転しました。

そして20分の走行を終えたマシンはダミーグリッドに整列。

各マシンがグリッドに着いた後、最後にGT300とGT500のポールポジションマシンが登場します。

まずは昨日の予選でGT300クラスのポールポジションを獲得したJLOC88号車のウラカンが、颯爽と各マシンの間をかき分けながらグリッドに向かいます。

途中、両雄の87号車を駆る坂口夏月選手が88号車に向けて親指を突き上げるシーンは、なかなかにカッコ良かったです。

満を持して登場したのはGT500クラスのポールポジションマシン、リアルレーシングのシビックタイプR-GTです。

鮮やかなアステモカラーのメタリックレッドのマシンが、強そうに見えますね。

グリッドウォークが開始。ホームストレート上は賑やかになり、満員のグランドスタンドもボルテージが上ります。

そして荻野目ちゃんの国家独唱で甘い美声が会場に響き渡り、ピエール北川さんの、

「Start Your Engines!」

の掛け声で轟音が轟きます。

静岡県警によるパレードラップからフォーメーションラップに。

さあ、まもなくスタートです!

レーススタート!NDDPがトップに!

フォーメーションラップを終えたGT500のトップ集団が私の前を通過。ゆっくりとですが微妙な駆け引きをしているようです。

そしてランプがグリーンに変わるとマシンはフル加速して1コーナーへ消えていきました。

気になったのがGT500後方勢で、わざとトップ集団よりも間合いを空けながら速いスピードでスタートラインを越えていきました。

なるほど、これで1コーナーでのオーバーテイクを試みるのね。

そしてグランドスタンドに戻って来ると3号車NDDPレーシングがリアルレーシングを抜きご覧の差に。

ペースを上げてさらに後続を引き離すNDDPレーシング。

そして3番手にはニスモ。今日はニスモの2台(3号車と23号車)の調子がよさそうです。

後方ではトムス36号車がオーバーテイクをしながらポジションをアップさせています。

開幕戦でポールトゥウィンを達成してフルポイントを獲得したトムス。第2戦にして、すでに46kgのサクセスウエイトを搭載しているにも関わらずさすがトムス。良いペースで飛ばしています。

GT300クラスはポールポジションのJLOCウラカン88号車のペースが群を抜いています。

トップを疾走するランボルギーニ・・・カッコいいですね。

かつてはモータースポーツに積極的ではなかったランボルギーニですが、スーパーGTには前身の全日本GT選手権初年度から参戦。今やスーパーGTには無くてはならないマシンです。

その後レースはスタートから1時間を経過し、各マシンは1回目のピットストップを敢行。

そしてGT500クラスの順位は以下の通り(トップ10)。

  • 1位:NDDPレーシング(ニテラ)
  • 2位:リアルレーシング(アステモ)
  • 3位:ニスモ(モチュール)
  • 4位:ARTA(8号車)
  • 5位:チームインパル(マレリ)
  • 6位:サード(デンソー)
  • 7位:トムス(au)
  • 8位:ARTA(16号車)
  • 9位:トムス(デロイト)
  • 10位:チームクニミツ(スタンレー)

レースが落ち着いてきたので、グランドスタンドを後にしてGRスープラコーナーで本格的に撮影をすることにしました。

GRスープラコーナーで撮影 溢れかえるファン!

グランドスタンドからGRスープラコーナーはコース上のマシンにとっては一瞬で到達できますが、歩くと15分ほどかかります。

なのでスプリントレースでは展開が大きく変化する可能性があるので、移動はリスクになります。でも今回のレース時間は3時間もあるので大丈夫。

そしてGRスープラコーナーに到着すると・・・へっ!?こんなに??

富士スピードウェイ最大の撮影ポイントであるGRスープラコーナーは、その先の最終パナソニックコーナーまで相当な範囲で撮影できますが、その範囲一帯にカメラマンとテントで溢れかえっていました・・・。

いつもは最終コーナー近くまで行けばカメラマンが途切れるのに・・・。

シリーズ創設から30年を迎えたスーパーGTの人気はとどまることを知らない!?

そんなカメラマンの隙間にレンズを突き出し撮影開始です。

トップは依然NDDPレーシング。優勝へ向けて安定した走りを見せています。

3月の富士公式テストの時は、カーボン地そのままのボンネットで走行していたNDDPレーシングとニスモの2台のZでしたので、久々に真っ赤なZを観たのですが、ムチャクチャ輝いていてカッコよかったです。

今年から色を変えた? それとも天気? いや、トップ走行でカッコよさ倍増?

ポールポジションからスタートしたリアルレーシングは現在2位。

シビックタイプR-GT初優勝を狙いますが、NDDPレーシングのペースについて行けない模様です。

3番手はニスモ。

個人的にはニスモ勢のワンツーフィニッシュを期待しますが、後方からARTA 8号車が追随。

4位を走行するのはARTA 8号車。赤系チームがトップ4を独占中!

ARTA 8号車は表彰台を目指しニスモを追いかけ、その後オーバーテイクを決めます。

そんなARTAのマシンをオートバックス看板をバックに撮影しましたが、シャッタースピード1/30だと看板が流れて文字が判明不能・・・。

今シーズンからマレリカラーになったチームインパルのZは5位。

GT300クラスのトップは依然JLOC 88号車のウラカン。

このレースの前に急遽取り寄せたボンネット中央部のフィンがこの画像から確認できます。

これによりラジエターから排出される熱い空気がエアインテーク(キャビン上部の開口部)に入らず、エンジンの馬力がアップ。

さらにリヤウイングに当たる空気の温度が下がり空気密度が上がりダウンフォースが増えるらしいです。

・・・難しいことはよくわかりませんが、すぐに取り付けた効果が現れ、チームの雰囲気もよくなりますね。

こちらはチームルマンが今シーズンから導入したフェラーリ296GT3。

後方からはランボルギーニウラカン・・・『フェラーリvs.ランボルギーニ』だ!

いやいや、フェラーリはラップダウン。

モータースポーツ界ではフェラーリの功績には到底及ばないランボルギーニですが、スーパーGTではランボルギーニの実績の方が圧倒的に上です。

ニスモワンツーフィニッシュ!

1時間ほどGRコーナーで撮影を楽しみ、最後はふたたびグランドスタンドに戻ります。

移動中に2度目のピットインが行われ、ニスモ勢(3号車と23号車)がワンツー体制に!

私が期待していたカタチになりました!

そしてレース開始から3時間が経過し、

NDDPレーシングがトップでチェッカーフラッグを受けます!

その後、両雄のニスモ23号車が2位でフィニッシュ。ニスモワンツーフィニッシュ達成です!

いやー、ニスモの2台が今日は強かった!

そしてGT300クラスはJLOC 88号車が優勝!

こちらも完全勝利でしたね。

BRZがフィニッシュライン直前でストップ・・・燃費??

それを注目していると・・・『ガッシャーン!!』ととんでもない音が!?

なんだ!? とコース上を見ると、破片??

どうやらナカジマレーシングのリヤエンドのパーツがコース上に散乱したようです。

追突でもあったのでしょうか?

最後に

ということで、富士スピードウェイで行われたスーパーGTの第2戦の観戦記を書いてみました。

スーパーGTのレース観戦は2021年の最終戦以来ということで2年半ぶりでしたが、相変わらずの人気ぶり、いや例年以上のファンの盛況ぶりに驚きました。

そして発表された観客動員数は2日間でなんと88,400人! いやー、とんでもない数字ですね。

こりゃ帰り道も大混雑になることを覚悟していました。

2019年のゴールデンウイークはサーキットを脱出するまでに3時間も掛かったため、今回はそれ以上かも??

しかし今回は東ゲート(メインゲート)外の臨時駐車場にクルマを置いたため、渋滞知らずで帰宅することができて超ラッキー!

もちろん駐車場までは20分ほど歩きましたが、スイスイ。次回も臨時駐車場にしようと思いました。

ニスモのワンツーフィニッシュという最高のレース結果と渋滞無しの帰宅。最高のスーパーGT観戦でした。

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。