2代目の本音、我が社の問題は世代交代のはずがのお話 | クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

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大阪を中心に不動産投資と管理を行っています。この10年以上は物件の購入ばかりで、管理物件と借り入れが激増。賃貸マンション・オフィス・店舗・倉庫など、約800の店子さん相手に毎日奮闘しています

昨日の話の続きです

 

とある地方ビル

 

仲介「御社のビルに入居されてる店子様よりビルを購入したという相談を受けました」

 

私「へぇ~」

 

相手は不動産業者ではありません

 

仲介「買い付けをお持ちしました、こちらです」

 

買い付けに記載は〇億円

 

地方のビル、築はもうすぐ50年

 

昨年に空調更新と防水工事を行いました、今後も使用するならEVの更新と外壁について考えないといけません

 

入居率は90%くらいですが、入居テナントの坪単価は低いです

 

買い付けは表面で10%、NOIで5%台の数字

 

私の印象は築年数を考えると悪くない話かと思いました

 

・・・・・・・

 

親父「絶対売らん」

 

私「・・・・・・」

 

代表権や株は私に移ってますが実印は親父が持ったまま

 

どうしても重要な事項は親父を通さないといけません

(御年82歳)

 

私「今後10年のシミュレーションをしてみた解体費を含めると今売るのも10年持つのも収支的には変わらん、だったら将来リスクも考えて売却したい」

 

親父「あかん、売るのは没落のはじまり、物件を売って大きくなった会社は見たことない」

 

売ったら駄目の原理主義、うんざりします

 

私「今後10年はいいわ、20年経過した時には孫が困るぞ、当社の状況みてみ古い物件ばっかりやで」

 

古い物件が多い、息子に問題を先送りしてるだけです

 

私の世代でややこしい話は整理しておきたい

(物件以外にも課題は色々あります)

 

親父「絶対売らん」

 

私「概念はどうでもいいねん、数字は嘘つかん収支を確認してくれ」

 

親父「お前は間違ってる、こんなインフレ時代に物を売って金に換えるのは愚の骨頂」

 

私「それはわかるけど、賃料があがらんのに管理コストのあがる効率の悪い地方物件を今後どうるすねん、遅くない時期に困るから資産の入れ替えをしないといかん」

 

大喧嘩になり、最終的には

 

親父「後継者はお前でなく長男がよかった」

 

と言われる始末

 

・・・・・・・・

 

昨日書いたタイルの落ちた淡路島の物件は築60年です

 

私「淡路と伊賀を売りたい」

 

親父「なんでや」

 

私「管理委託先もなくトラブルがあるたびに右往左往してる面倒みきれん」

 

大阪の物件なら対応ができますが・・・

 

親父「そのために賃貸担当君がいるやろ」

 

私「突発的な事には対応できない」

 

親父「あかん、わしが生きてる間には物件は売らせない、死んでも遺言で売るなと残す」

 

私「・・・・・」

 

これが我が社の課題、古い物件と遠方の目の届かない物件をどうするか

 

昨日書いたタイルが落ちたのは、古い遠方物件のトラブル

 

我が社の問題の縮図のような案件

 

・・・・・・・・

 

冒頭の地方ビルは売ることにしましたが

(大喧嘩の末に)

 

仲介「買主さんから売買金額の減額の要請がありました」

 

売り物でない物件に買い付けいれて、商談に入ったら減額要請されました

 

最初に少し違和感がありました

 

先方のだした買い付け金額、銀行がちゃんと支援するのだろうか

 

私は自分で資金調達してるので

 

物件の事を考えると満額融資は難しい、買い付け金額の6割くらいじゃないかと思ってました

 

金融機関に相談すると案の定6割くらいの回答だったようで資金が出来ないとの話になりました

 

親父「売ることにたいしても不満があるのに、減額なんか絶対許さん」

 

私「・・・・・・」

 

こうして、ようやく詰めた話が飛んでいきます

 

・・・・・・・・・

 

私の本音です

 

もう、世代が変わってます

 

世代が変わるなら、その世代の事はこちらで考えて結論を出させて欲しい

 

このテーマでは、まだまだ書けますが

 

長くなったのでこの辺にしておきます

 

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