トラッドマンに憧れて

自分なりのトラッドスタイルを模索する30代のリアルな服・靴・時計etc…について

さらっと羽織ってサマになる!CORDINGS(コーディングス)のリネンオーバーシャツをレビュー!

GWも終わるとほぼ夏のようなここ最近の日本。正直アウターを着るのも億劫になりますね。

 

かといってTシャツやポロシャツ1枚というのも少し心許ない。流石に真夏は別として、基本的には何か羽織っておきたいというスタンスです。

 

そこでおすすめなのがシャツアウター。カットソーの上からさらりと羽織るだけで品よく様になります。

 

今回はCORDINGS(コーディングス)のオーバーシャツを購入しましたのでご紹介していきます。リネン素材なのでこれからの季節活躍すること間違いなしです。どうぞご覧ください。

 

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コーディングスについて

1839年にロンドンにて創業。ハンティングジャケットやツイードジャケット、モールスキンパンツなど古き良き英国カントリーを得意とする老舗ブランドです。

 

既に創業家は経営に関与はしていませんが、もともとコーディングスを愛用していたという名ギタリストのエリック・クラプトンが2003年より共同オーナーとして名を連ねるようになりました。洒落者のクラプトンは生地の選定に参加することもあるそうです。

 

同じ英国ブランドでもバブアーやマッキントッシュなど比べると日本での知名度圧倒的に劣るため、目の肥えた個人店などで稀に置いてある程度でしたが、数年前よりビームスが取り扱うようになり世間でも徐々に認知され始めています。

 

正統派のカントリーウェアを提案するコーディングスは、カジュアルなトラッドスタイルを模索する私にとっても非常に興味深いブランドの1つです。

 

コーディングスのオーバーシャツをレビュー

概要

両胸のフラップポケットが特徴的なシャツアウター。日本人の体型に合わせて着丈や袖丈を調整したビームス別注モデルとなります。

 

今季は無地のリネンとチェックのコットンリネンが用意されていますが、秋冬向けとしては同型のモールスキンが定番です。

 

今回私が購入したリネンモデルにはこのナチュラル(ライトベージュ)の他に美しい色味のテラコッタがラインナップされており、正直に言うと最初に目に付いて気になったのもそちらの方だったのですが、昨年購入したマリアサンタンジェロのリネンプルオーバーと丸被りになってしまうのでナチュラルを選んだ次第です。まぁ、こちらの方が汎用性は高そうですしね。

 

作りとしてはあくまでもシャツなので、ちゃんとボタンを留めタックインさせてジャケットのインナーとしても使えなくもないのですが、シルエットがややゆったりめで生地もしっかりと厚みがあるので、やはりカットソーやニットの上からさらっと羽織りたいですね。

 

まさにシャツ以上ジャケット未満という感じで、今の日本の気候を考えるとこういうのは絶対に使えますよ。

 

アウターだけどやっぱりシャツでもあるので普通に洗濯機で洗えるのも良いですね。汗をかく時期に洗濯で神経を使うような服はあまり着たくないので。

※洗濯表示は手洗い推奨になってますので、自己責任でお願いします。

 

ちなみに価格は税込みで30,800円。装いの主役となり得るアウターと考えたらなかなか手頃ではないでしょうか。

 

ディテール

Spence Bryson(スペンスブライソン)製アイリッシュリネンを使用。同社のリネンはスーツ用としてテーラーで見かけることも多く、この生地も一般的なリネンシャツとは違い透け感は全くないヘビーウェイトで強いハリも感じられます。おそらくジャケットやパンツに使われるような素材ですね。ざらっとした手触りとリネンならではの風合いも魅力的です。

 

やや大ぶりな襟にはしっかりとした芯材が使われておりアウター使いしてもサマになりますね。

 

象徴的なディテールの胸ポケットはマチ付きのパッチフラップ式。

 

ボタンはブランド名が刻印された本水牛。シャツのボタンといえば天然貝かプラスチックが定番ですが、本水牛を選ぶあたりがアウター仕様なんですね。

 

一方で袖周りはシャツらしい仕上がり。

 

裾脇はガゼットで補強されています。また、この吊るしの状態でも後ろ裾が長くなっているのが分かりますかね。平面で測ると前身頃より後ろ身頃が5cm以上も長くなっています。

 

後ろはこんな感じ。ヨーク幅は広めに取られ、サイドタックが入ります。

サイズ感とシルエット

サイズ表記が少し分かりにくく、14.5/15/15.5/16の4サイズで展開されています。これを一般的なシャツのネックサイズに換算すると37/38/39/40となるので、身長173cm 体重65kg 標準体型の私は普段のネックサイズに倣い39相当の15.5を選びました。

 

アウターとしてラフに羽織れるようにオーバーサイズ気味のシルエットではありますが、決してルーズになりすぎないあたりは歴史あるクラシックブランドならでは。袖丈はやや長めかもしれませんが、リネンなので洗濯すれば1.0~1.5cmぐらいは縮みますし、そもそも腕捲りして着ることが多いのでそこまで気にする必要はないでしょう。

 

実際のところはボタンは留めずに着るのが基本となります。直線的なシルエットやインナーの見え方なんかも良い感じ。

 

横から見ると結構ゆったりとしているのが分かりますね。また、先に触れた前後の裾の長さが違っている様子も一目瞭然です。ビームスのオンラインショップを見るとサイズ15で着丈80cmと表記されていますが、それは後ろ身頃を測っての数値なので惑わされないように。

 

コーディネート

シャツアウター:CORDINGS(コーディングス)

ニット:Alessandro Luppi(アレッサンドロルッピ)

パンツ:GERMANO(ジェルマーノ)

シューズ:CROKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)

 

前回紹介したピンクニットとも好相性。淡いトーンの上半身に対してダークブラウンのパンツでコントラストを付けています。

 

シャツアウター:CORDINGS(コーディングス)

カットソー:UNIQLOユニクロ

パンツ:GERMANO(ジェルマーノ)

シューズ:Paraboot(パラブーツ)

 

夏本番となればトップス1枚の装いが多くなりそうですが、こういう感じでリネンパンツとサンダルを合わせれば全然使えそうですね。

 

まとめ

5月前半の時点で夏のような日がちらほらあるので、既に絶賛活躍中のシャツアウターを購入しました。

 

似たようなデザインのシャツアウターは様々なブランドが取り扱っていますが、これは本当に良いですよ。生地の質感とシルエットが秀逸ですね。

 

ただ、私が購入したナチュラルカラーはほぼ在庫がなく、もう1つのテラコッタの方も順調に在庫が減ってきているようなので、気になった方はお早めに。おそらくセールには残らないでしょう。

 

今回は以上です。