突然ですが、僕はポテトチップスが大好きです。
これまでいろんな種類のポテトチップスを食べてきました。
その中で、一番たくさん食べてきたのは昔ながらの「カルビーのポテトチップス」。
小さい頃から馴染みのある味で、今でも時々(禁断症状のように)食べたくなります。
そんな「カルビーのポテトチップス」が、今年からなんと韓国でも売っているんです(!)。
「Calbee」というロゴがでかでかと書いてあるように、バッタもんではありません。
韓国の会社「ヘテ製菓」と日本の「カルビー」の合弁会社「ヘテ・カルビー」が開発した商品です。
その名も「カルビ・カムジャチッ・オリジナル(가루비 감자칩 오리지널)」。
「カムジャ」は「じゃがいも」、「チッ」は「チップス」のことなので、日本語風に言えば「カルビー・ポテトチップス・オリジナル」となります。
商品名に「カルビー」と「オリジナル」が入っているあたり、「俺は本物だよ!」とやたら主張しているようにも見えます。
この記事を見ると、両社は13年前から共同で事業をしているようです。
僕の知っているところでは、韓国版「じゃがビー」や「ハニーバターチップ」を開発・販売しています。
特に「ハニーバターチップ」は韓国で発売当初大流行し、売りきれが相次ぐなど話題になりました。
今回の「カルビー・ポテトチップス」は「ハニーバターチップ」以来、ヘテ・カルビーが十年ぶりに開発・発売したポテトチップとのこと。
↓イメージキャラクターもちょっと違う
↓こんな記事も出ていました
上の記事、タイトルは「『健康な塩味』…ヘテ製菓、『カルビーポテトチップスオリジナル』発売」。
「健康な塩味」というのがこの商品のポイントらしく、記事によると製造中に使う油や塩を従来のポテトチップスよりかなり減らしているようです。
僕も実際に食べてみましたが、日本で食べるカルビーのポテトチップスより、やや薄味な感じがしました。
食感もやや違うような気がしましたが、おおむね似たような味を再現しています。
↓見た目も大体同じ?
この商品、もちろん済州島でも買えますが、どこでも売っているわけではありません。
僕の知っている範囲では、大手コンビニチェーンや「イーマート」のような全国区の大型スーパーでは売っていますが、地方系のスーパーではまだ売っていないようです。
↓とあるコンビニで撮影。1700ウォン(約195円)とやや割高
完璧に同じではないにしろ、懐かしい味を手軽に食べられるというのはうれしいものです。
ところで、ヘテ製菓という会社はもともと日本植民地時代にソウルにあった「永岡製菓」という日本企業の工場から出発した会社のようです。
1945年に戦争が終わって日本人が引き揚げる際に、永岡製菓の韓国人社員数名が工場を買い取ったのがその始まり。
永岡製菓の主要商品は羊羹だったらしく、ヘテもその工場で引き続き羊羹を製造をして…というところからだんだんと事業が広がっていった様子。
そんなふうにもともと日本と縁があるためか、ヘテ製菓はカルビー以外にもグリコと提携しており、ポッキーを韓国で販売したりもしています。
↓今も羊羹(연양갱)はヘテの主要アイテムの一つ
ちなみに、永岡製菓のほうも日本で生き残り、今は「永岡商事」という名前でレトルトご飯などを作っているようです。
ホームページを見ると本社の住所が広島県東広島市となっていました。
東広島市というと、僕の母校である広島大学がある場所です。
何かよくわかりませんが、「つながってるなぁ」という感じがしますね。
ということで、今日の僕のビールのおつまみは「カルビー・ポテトチップス・オリジナル」です。