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League of Legendsで戦う管理人『Canopus』の奮闘記録

MSI2024の仕様とプレイインステージのチーム紹介など

MSI2024は5月1日~19日にて開催

細かいレギュレーションについては以下の動画を参照頂くとして、何はなくとも明日からMSIの一次予選ともいうべきプレイインステージが始まります。特徴的なのはLCK(韓国)の2位選抜チームとしてT1が、LPLの2位選抜チームとしてTESがそれぞれプレイインステージに参加する形となっており、プレイインステージとはいえ非常にレベルの高いチームが参加しているのが印象的です。

↓大会の細かいレギュレーションについてはこちら(公式より)


↓初日~二日目のスケジュールはこちら

毎度のことではあるのですがメジャーリージョンであるLCKやLPLの2位選抜チームと当たるのが(上位同士でのつぶし合いを回避する意味合いも含めて)必ずマイナーリージョンの選抜チームであるのが若干気の毒な気もするのですが、ダブルイリミネーション方式で初戦負けても負け山からしっかりと勝ち上れる方式でもあるので、そこは前回のWorlds以降かなり改善されているようにも感じます。

 

MSIの本戦は8チームによるトーナメント形式

先ず整理しておくと、本戦に出場が確定しているのは下記の4チームです。筆者の勝手な所感を交えてご紹介させて頂きます。


【Gen.G(LCK1位選抜)】 ※画像は公式サイトより引用

毎年お馴染みのLCKの覇者でありつつ国際戦のタイトルを獲れていない古豪チーム。MIDのChovyとADCのPeyz以外の3名は今シーズンから入れ替えがあったにもかかわらずLCKを制している辺りChovyの底力と安定感を感じます。今期は特にJGに迎えたCanyonを交えたより緻密なマクロ戦略が可能になったことなどもリーグ制覇の原動力の一つとなっていたように感じます。3人入れ替えたことによる新生Gen.Gが国際タイトルを獲れるかどうか、は純粋に興味深いところ。



【BLG(LPL1位選抜)】 ※画像はRIOT公式より引用

こちらもLPLの上位でお馴染みのチーム。TOPのBinの強気のプレイスタイルとMIDのknightの安定したゲームメイクが印象的でJGはソロレーナーを基点として全体の流れを作りつつ、SUPとADCは手堅くオブジェクト重視の動きをしていくイメージ。BLGと言うチームは実力はありながらも昨年のWorldsではJDGと同率3位、同じく昨年のMSIではJDGに敗れて準優勝と国際タイトルをなかなか獲りきれていないためこのMSI2024は是が非でも獲得したいところ。想いの強さも伺えるため注目です。



【G2(LEC1位選抜)】 ※画像は公式サイトより引用

こちらのチームもLECではもう古豪も古豪、常連チームです。MIDのCapsによる安定したレーニング、TOPのBrokenBladeによる攻撃的な展開、ADCのHans Samaによる華麗で安定したDPSの確保、などなど各プレイヤーの個人技の高さが際立つチーム。ただ、個人的には対LCK、LPL相手だと個人技の高さでは同等以上を行かれてしまうため、どうしてもマクロ面や全体のオブジェクト意識で勝ち切れない印象も。とはいえ、中国&韓国の2強体制を良い意味で崩してくれることを期待したい、そんなチームです。



【TL(LCS1位選抜)】 ※画像は公式サイトより引用

最後の確定1枠はLCS1位のTeam Liquid。LCSではこちらも古豪でありTOP、JG、SUPの3名がLCK出身プレイヤーということで3KR体制のアメリカチーム。MIDのApaは以前見た試合では粗削りなものの割と伸びしろを感じるプレイを見せてくれていました。3KRということもあり残るMIDとADCのフィジカル&コミニュケーション能力でどこまでチームとしての総合力を上げて行けるか、少し他のチームとは違う面で興味深いチームでもあります。筆者は以前より、LCSがメジャーリージョンとしてシードを得ているのに若干の違和感を感じていたのですがこのTeam Liquidの戦績次第ではその違和感もなくなるかも。昨年はそう言う意味で期待させてくれる試合もいくつかありました。頑張って欲しいところ。



上記4チームに加え、残り4チームを選出するのがプレイインステージ

再掲になりますが、前述のシード4チームに対して上記のスケジュールにある8チームからさらに4チームを絞り、本戦の8チームを選出するのがプレイインステージです。

公式動画からの切り抜きですが、上図を見ると山を跨いでの交戦はないようなので、純粋に配属されたグループ内で2勝したら勝ち抜け、と言うイメージっぽいですね。

そうなると、完全に筆者の独断と偏見による予想になるのですが各山の1・2位抜けチームを予想すると

こちらの山だと順当にいくと1位がLCK2位のT1、2位がPCS1位のPSG Talon。1位は揺るがないと思いますが2位争いについてはLLA(ラテンアメリカ)1位、LCS(北米)2位と三つ巴で争う形なので若干ブレる可能性も。ただ、ここはやはりPCSが少し抜けている印象を筆者は持っています。

もう片方の山、こちらだと順当にいくと1位はLPL2位のTES、2位がLEC2位のFnaticでしょうか。ただ三番手に来るであろうVCS(ベトナム)の古豪GAMも強い時は本当に強いチームなので若干荒れる可能性アリ、かも。またCBLOL代表のLOUDは過去にWorldsでLJL代表のDFMと同じ山だったときに非常に良い試合を見せてくれたチームでもあり、勢いを感じるプレイも多く筆者としては個人的に推しのチームです。とはいえ、他の3チームに比べるとどうしても厳しめの展開になることが予想されるのは否めない。頑張って欲しいところ、です。


と、簡単ではありますがプレイインステージ~本戦周りの簡単なチーム紹介と筆者の予想&印象を記事に纏めさせて頂きました。

何はともあれMSIは全工程で19日の短期決戦、Worlds以上に何が起こるか解らない波乱も起きやすい大会と認識しています。皆様もGWの夜長をLOL観戦で、楽しみましょう☆