電験3種にチャレンジ中の方は多いと思いますが、周りに実際に電験を国家試験で取得された方がいますか？
おそらくほとんど居ないでしょう。そのため「怪しいアドバイス」を受けたり、また相談もできず、合格者たちが本当はどんな勉強をしたのかわからず悩んでいる方も多いと思います。
私は現役の電気主任技術者ですから、横のつながりも含め、国家試験で電験を取得した方を多く知っています。
国家試験で電験の資格を得た方々の本当の勉強法などは、発信されることは少ないこと、また雑誌社に依頼されて書く電験合格体験記の記事は、雑誌のスポンサーの事情などで、（例えば使用したテキストなど）事実とはだいぶ違う内容で有ることが多いのです。
この記事では、実際に国家試験を突破した知人たちの、最短で試験に合格した時の手書きノートを清書したものや、６０点を取る方法やアイデアについて記載しています。
電気の学問を極めるのでなく、国家試験に合格することが目的れあれば、６０点を確実に取る勉強法が最短で資格を手にする方法ですし、合格だけなら、分厚い参考書は要らないのです。
電験の学習に悩んでいる方、或いは挫折しそうな方は、是非最後まで読んでみてください。
資格試験は重荷を背負うて 遠き道を行くが如し
電験三種に最短取得！試験合格者が使用するテキストや問題集について
電験の勉強で、一番重要で、かつ最も難儀するのが、「理論」の科目ではないでしょうか。
理論を後回しに学習しても電験の試験合格は遠いのです。何とか短期間で理論を攻略したいと思っても、分厚いテキストに挫折してしまう方も多いでしょう。
最短で理論を攻略する方法を紹介します。
試験合格者の合格ノートが効率的
私は現役の電気主任技術者ですから、他に国家試験で電験2種を取得したお仲間が複数います。
知人の中に、電験3種時代から、15年間、電験にチャレンジして、見事に電験2種を取得して人生を大きく変えた方が居ますが、この方が書いた「合格ノート」が凄いのです。
私も国家試験を資格を取得していますから、内容を確認したのですが、このノートの凄さが判ります。
薄い本ですが、要点だけ書いてあり、試験で合格できる範囲をしっかりカバーしています。
こういうノートは、実に貴重なのですが、滅多にお目にかかることが出来ません。
電験2種にも使える合格ノート
これから紹介する合格ノートにも記載されていますが、電験の過去問を解きながら、１問ごとに合格ノートを確認して、そしてまた何度も過去問を繰り返す勉強法が、私もおすすめする最短で理論を攻略法です。
しかし、実際に電験に合格した方々のメモやノートを入手することは非常に困難ではないでしょうか。また自分で作成する野間また大変です。
私も、電験受験時代にノートを作ったのですが、数年後に見ようと思ってら、既に妻に廃棄されていました。
合格ノートの中身の紹介
合格ノートは、書籍としてアマゾンで販売されていますが、知人であるノートの著者の特別な許可を頂いて、40ページの内、少しだけ中身を当サイトで紹介します。
電験 三種・二種 理論 合格者のノート: 電験 理論 薄い参考書の紹介（抜粋版）
これだけで合格できるのと不安になるかも知れませんが、出題範囲はカバーされていますし、数百ページの参考書で挫折する勉強法とは、大きく結果が違ってくるはずです。
電験は理論から攻略が王道
私は、電験の学習は、まず理論からしっかりやるべきと考えていますし、それが合格への最短ルートだと感じています。
職場の関連で、電験を目指すビルメンの方たちが、次々と電験3種で玉砕していますが、原因は理論が合格出来ず、科目合格地獄ループに嵌って、結局モチベーションを失って頓挫するパターンを沢山見てきたからです。
「電験は、電力と法規は受かったんだけど！」というビルメンは、それはそれは沢山見てきましたが、全科目合格しなければ意味は有りません。
理論が合格出来れば、後の科目は理解するのが楽勝という位の実力がついているはずです。
電力や法規は後で良いのです。この記事に詳しく書いていますので、参考にされると良いかも知れません。
電験の参考書は、分厚過ぎ
電験の参考書は、完璧な解説をしようと著者の方が苦心して執筆された素晴らしいないようですが、電気の初学者には、これらが判りにくくて、しかも範囲が広く感じます。これを何周も読むのはほぼ無理ですし、公式を理解して覚えるのも困難です。
電験に合格すれば人生が変わるのは判っていても、勉強が続かない最大の原因は、「公式や考え方をまとめた参考書が少ない」からです。
ビルメンの詰所に沢山転がっている電験の参考書は、最初の３０ページくらいは読んだ形跡が有りますが、ページ後半は新品同様で、読んだ形跡がまるでないテキストばっかりです。
もちろん、電験に合格した方のテキストは、中古本で売れないほど傷んでいますが、そこまで勉強するのは非常に大変です。
これも、電験の参考書の厚さが壁になっていると感じます。
電験の学習は孤独
私は、現役の電気主任技術者ですから、職場やビルメンの方々は沢山居りますし、電験を勉強されている方も多数います。
私も国家試験で電験を取得していますから、公式とかは忘れていても、問題の解き方などは、聞かれればアドバイスはできますが、実際に聞いてくる方は居ないのです。
電験に挑む方は、皆、孤独でとの闘いでもありますし、情報が非常に少ないのです。
合格ノートで、短期間で合格レベルまで持って行けることを知っている方も極めて少ないのです。
自分で要点をまとめるのは大変
理論の要点をすっきりとまとめた資料の作成は、簡単そうで困難ですし、膨大な時間が掛かりますから、受験者には致命的です。
買っちゃた方が遥かに効率的です。
資格試験は満点は不要
資格試験は、大学入試等とは違って、、受験者の上位何名ではなく、一定基準に届けば合格です。
試験が満点でも、合格基準ギリギリでも合格は合格なのです。
分厚過ぎる参考書は、電気という学問を極めたい方はじっくり学べますからかなり有効ですが、国家試験の合格が最大の目標であれば、６０％を確実に取れる学習をすることが、短時間で合格する秘訣です。
電験の場合、試験で出る問題は実務ではほぼ使いません。
資格試験は重荷を背負うて 遠き道を行くが如し
電験三種に最短取得！試験合格者が使用するテキストや問題集とは？まとめ
電験を取ると世界が広がります
電験と言えば、分厚いテキストで１０００時間或いは２０００時間も学習すると言われていますが、やはり挫折する方が多いです。では、実際に国家試験に合格した方は、あの分厚いテキストを丸ごとマスターしたのでしょうか。
私を始め、実際の国家試験合格者は、そうではない方が多いのです。要は６０点が取れれば良いのです。
試験を突破した方々は、「実は試験に出る所だけしっかり勉強した」という意見が本音で、国家試験合格者に雑誌社から依頼が来る「電験合格体験記」の執筆依頼にも、本当のことは間違っても書けない！と笑っています。
結果、「（雑誌のスポンサー会社のテキストを）片っ端から全部買って一生懸命勉強しました！」みたいな記事になってしますのです。
では、国家試験に出る所だけ勉強するとは、どの範囲をやれば良いのでしょうか。
この時使うテキストは、実際に電験２種に挑んで合格した方が書いた「合格者ノート」を活用することで、電験の合格により早くたどり着ける手法だと考えています。
電験の資格は、取得できれば人生が変わりますし、定年後の生きる選択肢も増えますので、是非取得されることを願ってやみません。
また、当サイトでは、設備管理系の資格取得を応援するサイトですから、設備関連の資格についても、情報を発信しています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
