嘘?本当?合格体験記から見る電験二種受験の真実

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嘘?本当?合格体験記から見る電験二種受験の真実

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電験二種に挑む時、受験者が気にするのが、国家試験に合格した方の合格体験記ではないでしょうか。

難関試験合格に向けた勉強方法などの参考のため、雑誌などに掲載されるこの「合格体験記」の記事は人気で、掲載されている号は、良く売れるそうです。

この合格体験記、雑誌社が、どういうルートで国家試験合格者を調べるのか判りませんが(およその予想は付きますが)、試験に合格者に、執筆依頼が来る場合も有り、私も依頼されて書いたことが有るのですが、オリジナル原稿で書いた私の勉強法は、完璧にNGで修正を求められました。

本音が書けないのは、なぜでしょう?

電験の学習をする方に知っておいて欲しい、この合格体験記は、一体嘘なのか?それとも本当なのか?という疑問に対する記事です。

電験の受験者は、前半分の記事は飛ばしてしまって、最後の方だけでも是非読んでみてください。

資格試験は重荷を背負うて 遠き道を行くが如し

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嘘?本当?合格体験記から見る電験二種受験の真実、合格体験記は努力と挑戦の軌跡

合格体験記を読む最大のメリットについて

試験の合格体験記は、執筆者の努力と挑戦の軌跡、そして試験を実際に突破した記録ですから、間違いなく参考になりますし、試験に挑戦する方にはこの上ない強い味方になってくれるはずです。

大いに参考すべきなのです。ただし、合格体験記に内容に嘘や誇張が無ければの話です。

合格体験記を書くその背景などを詳しく解説しますので、是非理解しておきましょう。

試験の合格体験記を書く際の一般的なポイントについて

試験の合格体験記を書く際には、以下のポイントに注意して記事は書かれます。

構成と流れ

合格体験記は一貫した流れを持つように構成します。

はじめに試験の背景や目標、準備の過程を説明し、本番の試験について詳しく描写します。

そして、結果や合格への喜び、得た教訓などをまとめて締めくくります。

試験の詳細

試験の内容や形式、難易度について具体的に述べます。

どのような問題が出題されたのか、どのように対処したのか、どのような戦略やテクニックを使ったのかを示すことで、読者に試験の雰囲気や難しさを伝えることができます。

準備と対策

試験に合格するための準備や対策についても必ず触れます。

勉強方法や参考書、ノートの取り方、過去問の活用など、どのような学習アプローチを取ったのかを具体的に説明し、また、試験前の緊張や不安、それに対する対処法も共有すると読者に共感を呼びやすくなります。

困難や挫折

試験勉強や本番の試験で遭遇した困難や挫折も正直に描写します。

例えば、予想外の難問や時間の制約、自信の喪失など、どのような困難を乗り越えたのかを述べることで、読者に勇気や励ましを与えることができます。

成功への道のり

試験の合格に至るまでの過程や取り組みを丁寧に描写します。

努力や継続的な学習への取り組み、モチベーションの維持など、どのようにして成功に至ったのかを具体的に示すことで、読者にインスピレーションを与えることができます。

受験で得た教訓

試験の合格体験から得た教訓や学びを共有しましょう。例えば、時間管理の重要性、計画的な学習の必要性、自己信頼やポジティブなマインドセットの重要性など、個人的に学んだ教訓を具体的に挙げて説明します。

感想

試験に合格した喜びや達成感、次のステップへの希望について述べます。

また、合格したことによって得た自信や成長、新たな目標や夢に向かって進む意欲などについても触れるようにします。

助言

自身の合格体験を通じて他の人に対して助言やアドバイスを提供することが大事な項目です。

例えば、試験勉強のポイントや効果的な学習方法、ストレス管理のテクニックなど、他の人が参考にできる具体的なアドバイスを共有しましょう。

感謝

試験の合格に向けてサポートしてくれた人々への感謝の気持ちを忘れずに述べます。

家族や友人、教師や指導者、一緒に勉強した仲間など、協力してくれた人々に対して感謝の意を示すことで、周囲への感謝の気持ちや協力の大切さを伝えることができます。

試験の合格体験記を書く際には、詳細な内容や感情を交えながら、読者にインスピレーションやヒントを与える文章を心掛ける訳です。

しかし、これらを視野に入れて、合格体験記を書く場合、問題点が有ります。

ついつい、合格体験記の内容を誇張したり、体験を美化してしまう傾向が有るのです。

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合格体験記の内容を誇張したり、体験を美化してしまう理由

自己評価の向上

人々は自身の成功や偉業をアピールしたいという欲求を持っています。

試験の合格体験を誇張したり美化することで、自己評価を高め、他人からの称賛や認められたいという気持ちを満たそうとする場合があります。

社会的なプレッシャー

試験の合格は一般的に社会的な成功や進歩を象徴するものとされています。

そのため、自身や周囲からの期待やプレッシャーに対応するために、成績や合格体験を大げさに描写することがあります。

影響力の獲得

合格体験記を公開する場合、他の人々に影響を与えたり、共感を呼び起こしたりしたいという意図がある場合があります。

そのためには、興味を引くストーリーテリングや感動的な体験の美化が行われることがあります。

例えば、「リストラで家庭崩壊、でも電験2種合格でどん底からの逆転」などです。

競争の一環

競争の激しい環境で生きる現代社会では、他の人々との比較や優位性の確保が重要とされます。

合格体験記を誇張したり美化することで、他の人々よりも優れた成果をアピールし、競争上の利点を得ようとする場合があります。

内容を誇張したり体験を美化することは、実際には信頼性や誠実さを欠き、読者に誤った情報や誤解を与える可能性があります。

真実に基づいた体験記を書くことで、読者にはより現実的なイメージや参考になる情報を提供することができるのですが、その記事を掲載する出版社、及びそのスポンサーの都合で、どうしても記事にドラマ性を盛り込んだり、誇張してしまう傾向が出てしまいまいます。

合格体験記において、事実を誇張せずに書くメリット

信頼性の向上

事実を正確に伝えることで、読者からの信頼を得ることができます。読者は真実に基づいた情報を求めており、正直な体験記は参考にされやすくなります。

共感を呼びやすい

誇張のない事実に基づいた体験記は、他の人々との共感を呼びやすくなります。

読者は自身の体験と比較しやすく、現実的な困難や挫折を共有することで励ましや勇気を感じることができます。

実用的なアドバイスが可能

事実に基づいた体験記は、読者に対して具体的かつ実用的なアドバイスを提供することができます。

自身の経験から得た学びや教訓を正確に伝えることで、他の人々が同じような困難に直面した際に役立つ情報を提供できます。

嘘?本当?合格体験記から見る電験二種受験の真実、事実を誇張せずに書くことが難しい!

合格体験記を書く場合、特に雑誌等の記事として掲載される場合は、事実を誇張せずに書くことには一定の制約があります。

興味を引くストーリーテリングや感情的な要素を工夫する必要がありますし、つまらない内容であれば、どうしてもライターさんにより誇張がされてしまします。

また、雑誌などの販売競争がある環境では、他社との差異や優位性をアピールすることが求められることもあります。

したがって、真実を伝えることで読者との信頼関係を構築し、共感や実用的なアドバイスを提供したいと考える執筆者と出版社では意見が違ってくることが大いに有るのです。

嘘?本当?合格体験記から見る電験二種受験の真実、電験三種の合格体験記

電験三種の一般的な合格体験記

電験三種の合格体験記で最も多い内容が以下感じではないでしょうか。

  • DVDを購入し隙間時間にひたすら閲覧した
  • 各科目のテキストを全て購入し、それぞれじっくり読み解いて理解を深めた
  • テキストの理解を深めたのち、過去問に挑戦し、実践力を高めた
  • 勉強時間は1500時間或いは2000時間を費やし、電気の理解に努めた
  • 勉強は苦しいけど頑張った

電験三種の実際の合格体験記

もちろん、電験の王道の勉強法通りに頑張って合格された方も沢山いますが、私の知る電験の国家試験合格者は、実は以下が多いと感じますが、合格体験記にはそんなことは間違っても掲載されないという内容が以下の通りです。

  • DVDやテキスト等の教材はあまり買わなかった
  • 理解できないことはたまにググる
  • 勉強は過去問だけだったので、大体500時間くらい
  • 過去問だけ、しつこく5周~10週したら、なぜか試験に一発合格した
  • 高卒だし、電気の理屈はさっぱりわからないが、電験の試験問題の解法は知っている
  • 勉強は面白かった

これが真実であったとしても、読んだ方はどう思うでしょう?何となく記事としてはふさわしくないですよね。

当然、すべてが修正されますし、ドラマ性も追加されるかも知れません。

例えば、「お前じゃ電験は無理」と仲間に言われ、『今に見ていろ!』と歯を食いしばって必死に頑張った…等のドラマが書き加えられます。

頑張っている方に「無理!」って、腹の中では思っても、口に出す方など現実には居ないのではないでしょうか?

嘘?本当?合格体験記から見る電験二種受験の真実、電験二種の合格体験記

これは、合格者が圧倒的に少ない事、身バレする事、かなりの大きな会社や事業所に勤務されていることから、三種と比べるとなかなか記事にされることが少ないのですが、いくつかが公表されます。

大体はこのような内容ではないでしょうか

電験二種一般的な合格体験記

電験二種の合格体験記は、資格のステータス性が協商される例が多いです。

  • 電験を取るのだという猛烈な決意と努力
  • 家族や同僚の温かい応援
  • 全ての空き時間を勉強に!
  • 電験二種に合格して、収入が増え、人生が変わったなど

電験二種の場合、まさにその通りなのですが、これが、記事を読む方には『相当難しい試験』のように感じてしまいます。

これは、電験二種のステータス性の誇張による記事の内容になってしまうのです。

電験二種の実際の合格体験記

私が合格体験記を書かない理由でも有りますが、実際の合格者たちの話をまとめると以下の感じです。

  • 電験三種とエネ管受験して合格後、ついでに電験二種に挑戦
  • 電験二種の一次試験は、理論以外は、三種より易しいと感じたので、二次試験に集中して勉強した
  • 三種同様、テキストは買わなかった
  • 過去問は、古い過去問と併せて10年~15年分をしつこく勉強
  • ラプラス変換など、理屈はさっぱりわからないが、解き方だけはマスターした
  • 高卒だけど、過去問だけみっちりやったらあっさり合格出来た
  • 最初は、模範解答をただノートに丸写しだったけど、だんだん解き方がわかってきた

実際にはこんな感じなのですが、これじゃ、記事にできないですよね。判らなくても、ひたすらノートに書き写したなんて。

電験二種合格者でも、電気の本質は良くわかってない場合もかなりあるのです。

例えば、自動制御の「ラプラス変換」などは、学問として究めようとするとかなりの難易度なのですが、電験の試験問題だけなら、公式を少し覚えるだけで、中学生の数学レベルで有ることに気が付くはずです。

電験の試験問題は、理屈は判らなくても過去問の丸写しから始めれば、だんだんと判ってきて、正解が手書きでスラスラと書けるようになるのです。

知人の国家試験合格組に聞くと、電験二種一次試験は、60%ギリギリでOKと割り切って、試験の1か月くらい前に、過去問を2周程度、そしてすべての勉強時間は、二次試験の対策に充てた方が圧倒的に多いのです。

電験二種の方が、合格体験記を書くのを嫌がる理由が、よくわかってないけど、試験問題は解けますということは、ちょっとどうなの?という思いも有るのではないでしょうか。

嘘?本当?合格体験記から見る電験二種受験の真実、電験一種の合格体験記

私の知人に、いきなり電験一種を国家試験で取得された方が2名います。三種二種は初めから眼中にない方々です。

もちろん、電気という学問のたしなみとして受験し合格していますので、「設備管理」をするつもりは全くなく、また、電気主任技術者になるつもりも全くない方々です。

一人は20代の若い女性ですが、彼女の合格体験は、話に聞いてもおそらく役に立ちません。

地頭の良さが別格で、普通じゃないですし、多分、出題範囲の確認のために勉強はしたとは思うのですが、「とっても難しかったです!」と笑顔で言われてもねぇ。

しかも動機が、新人研修で「何か資格を取りなさい」と言われて、あっさり合格するのですから、そういうモンスターは記事にできないでしょう。

余談ですが、彼女は、他に、第1級陸上無線技術士、そしてなんと、今私が目指している第1級総合無線通信士まで取得しています。

「その若さでモールス勉強したの?」と聞くと「はい、モールスは滅茶苦茶大変でした!」という笑顔です。

※これらは、また別記事にする予定で、取材中です。

結論として、誇張せずに事実を書くことには信頼性や共感性の向上、実用的なアドバイスの提供などのメリットがあります。

一方で、物語性や注目度の低下などのデメリットも考慮しながら、読者に有益な情報と感動を提供するよう努めましょう。

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嘘?本当?合格体験記から見る電験二種受験の真実、まとめ

この記事は、試験の合格体験について、事実を誇張せずに正直に伝えることの重要性とメリットを探りました。

誇張や美化を行わず、真実に基づいた体験記を書くことには信頼性の向上や共感性の醸成、実用的なアドバイスの提供など多くのメリットがありますが、実際に誇張しない合格体験記を書く方が難しいのです。

また、事実を誇張せずに体験記を書くことにはいくつかのデメリットも存在します。

注目度の低下や、記事のつまらなさから、一部の読者の反応が悪くなることなどが挙げられます。

したがって、合格体験記は、100%を鵜呑みにするのでなく、その裏まで読み込む必要が有ります。

また、ネット上の掲示板では、「無勉で合格した」など、大きく誇張されていたり、或いは大天才の方々の書き込みも有ります。

合格体験記は、実際に合格した方から直接聞くのが一番なのですが、電験の受験者の場合、周りに試験合格者が少ない事を踏まえ、国家試験合格者である当サイトの管理人が記事を書いてみました。

この記事は、合格体験記の書食う側の考え方やポイントを分析し、読者に真実と誠実さを大切にした体験記の執筆を呼びかけると共に、努力と挑戦の軌跡を正直に伝えることが、結果として他の人々に勇気や希望を与える一助となる事を願っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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