『多言語のすすめ』上智大学 木村護郎クリストフ教授の講演を聞いて②~風船での例え!

輪読・講座
講演の時間帯、実は散歩中でした!

英語と機械翻訳で「ことばの壁」はなくなるか?
~今、多言語と向き合う意味~
講師: 木村護郎クリストフ教授 (上智大学 言語社会学)

↑続きです!

木村先生、講演の序盤に「風船」を例えに使って話してくれていまして、

それがすごく分かりやすかったので、シェアしたいと思います。

★言語習得を
「コップ」だと思う➡これ以上入らないー!
「風船」だと思う➡入れるほど入りやすくなる!
 ↓
一回目膨らますときは、硬くてしんどいけど、
何度も何度も膨らましてるうちに、簡単に空気を入れられるようになる!

「道具」だと思う➡がんばって使い方を身につけよう!と思ってしまう。
「環境」だと思う➡適応する
 ↓
脳は言語環境に適応して多言語を習得できるようにできている!

***

ちなみに、ここまでが前置きでした。

この前置きが 私はとても面白かったです。

先生は
ことばは「コップ」か「風船」か・・・
どっちかといわれれば「風船」という話の中で、
実際に風船に空気を入れて説明してくれました。

風船に空気を入れるのって

確かに 最初はしんどいです!

でも、何度もしてたら簡単に入るのは分かるし、

いくらでも入ります!

コップに水だと、限界を感じるけど、

風船に空気は、いくらでも入っていく。。。

でも、

ふと「いくらでも入る」って・・・

入れすぎたら、割れちゃうじゃん。。。

って思ったんです。

でも、

ここでまさかの演出!

風船が ぴゅ~ って、会場の皆の方へ 飛んでいったんです!

『単なる空気なんですけど、当たり前すぎて意識しないのですが、
実体がないように見えながら、すごく大きな動きをします。』

と言いながら、先生は風船を放しました。

自ら飛んで動いた風船!

空気(ことば)って、すごいですね!

って言いながら

ドイツの詩人のことばを紹介してくれました。

『Worte sind Luft. Aber die Luft wird zum Wind, und Wind macht die Schiffe segeln. (Gotthold Ephraim Lessing)』
『ことばは空気に過ぎない。
しかし空気が風となり、風が船を動かすのである。』

確かに!

その動きとは、人と人の間に起こる科学反応!

***

先日も言いましたが、

今地域のファミリー全体のちびっこ達、

特に2才児達が ものすごい爆発期を迎えています。

それに通じるなぁと思うわけです!

(本人の自覚はないにしろ明らかに)難しい本を読みたがることだって、

多言語の自己紹介だって

この環境がなければ

「やりたい!」「私も!」なんて感覚には至らなかったと思います。

ちょっと上のお兄ちゃんお姉ちゃんがすることだから、

やりたい!って思いになる!

それもやっぱり「ことば」にしていて初めて届くんだろうなぁと思います。

化学反応というか、同調連鎖的というか。。。

影響のしあいっこがBagus!

詳細は↓↓↓こちらです!

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