シンプルに始める

初心者のうちは、シンプルな栽培を心がけるべきです。経験を積めば、特定のブースターを使ったり、新しい栽培システムを導入したり、ロックウールやココなど、さまざまな用土を使用したりすることができます。もちろん、すべては栽培の全体的な品質と収穫量を高めるためです。

栽培を始める前に購入すべき必需品がいくつかある。ひとつはPHメーターで、水やりのたびにPHを測定する必要がある。また、水やりのタイミングを正確に判断するために、テンシオメーターも購入することをお勧めする。

初心者は土を使う

初めて土を使う。土には緩衝材があるからだ。例：植物に養分を与えすぎた。適切なPHの水を与えることで修正できます。PHメーターを使ってPHレベルを調整しましょう。適切なPHレベルとは水の酸性度を示すもので、土を使っている場合は6.0から6.5の間であるべきです。適切な酸性は、植物にとってすべての栄養素が溶けやすくなります。

土には栄養分が含まれているので、使用する土の種類にもよるが、最初の3～6週間は給餌を省略することができる。植物は水と土から必要な栄養分を摂取することができます。しかし、水に栄養分を加えることを強くお勧めします。これはバクテリアの繁殖を助け、必須ミネラルを加え、根の発育を促します。そうすることで、よく根を張り、健康な苗が育ち、収穫量も品質も向上します。種や苗は傷つきやすく、与えすぎると反応しにくいので、どのような方法であれ、軽い混合用土を使用してください。最初の 2 週間の EC 値は、0.4 から 0.7 の間が望ましい。EC。ECとは、Electrical Conductivity（電気伝導度）の略で ある。すべての養分イオンは電気を帯びており、この電気を特定の EC レベルに変換します。発芽が始まったら、シードブースターやスタートブースター(ある養液会社はシードブースター、他の養液会社はスタートブースターと呼んでいます)を使用することをお勧めします。養液の添加後は、PH+またはPH-でPHレベルを調整する(ほとんどの場合)。

必須栄養成分NPK

どんな肥料にもNPKが含まれています。どの段階（生長期か開花期か）にあるかによって、栄養素の構成比率は異なります。例えば、開花期の植物は、より多くのPとKを必要とするので、開花期の養分には当然、NよりもPとKが多く含まれる。NPKが何を意味し、植物の生育にとって何を意味するのかを明確にするために、簡単に説明する。

Nは窒素の略である。窒素は、健康的な成長、大きさ、活力のために、植生期に特に必要とされる。窒素は葉緑素の主要な要素である。葉緑素は、太陽エネルギーが化学エネルギーに変換され、格納されている工場のようなものです。この化学エネルギーは、細胞発達（植物成長）のための燃料として植物によって使用されます。

Pはリンの略です。リンは植物全体の健康に役立ちます。強い根を作り、開花を助け、蕾の発育を促します。また、病気にもかかりにくくなります。骨粉、鶏糞、グアノ（海鳥やコウモリの排泄物）、リン酸岩は、リンの有機資源です。

Kはカリウムです。カリウムは開花を促進する作用があり、成熟の終盤に花を咲かせ、つぼみを硬くします。また、全体的な収量と品質を向上させます。さらに、カリウムは病気を防ぎ、極端な温度変化から身を守る働きもあります。

どんな栄養素を使うべきか？

初心者の方には、まず限られた数のコンポーネントを使用することをお勧めします。つまり、スタートブースター、基本的な栽培用栄養剤、酵素、基本的な開花用栄養剤、PKブースターです。ダッチプロ（Dutchpro）のような、評判の良いブランドのものを使いましょう。発芽から生育までは、株の大きさにもよりますが、2～4週間かかります。

PHとECレベル

給餌スケジュールは、必ず指示された量に従ってください。正確な給餌スケジュールは、各社のウェブサイトを参照してください。次に、PH+またはPH-を用いてPHレベルを調整する。理想的なPHレベルは6.0～6.5です。

EC（養分）レベルは、数週間かけて養分の量を増やしながら徐々に上げていきます。苗にとって理想的なECレベルは0.4～0.7です。その後、2週間ほど育苗したら、ECを1.2程度まで上げていきます。開花期には、EC 値を 1.3 から徐々に上げていき、開花期の終わりには EC 値を 2.0-2.2 程度にします。このECレベルの上限は、使用するブランドによって異なります。開花中は、PKブースターの量を増やすことで、ECレベルを上げることができます。開花と蕾を固めるために、株は P と K の両方を必要とします。

発芽と植物成長期の栄養素

Dutchpro ダッチプロ

栽培の最初の 2 週間と開花の最初の 2 週間は、ダッチプロ テイクルート（発根促進剤）を使用します。ダッチプロ・マルチトータル（酵素ブースター）は、生育 1 週目から 8 週目（開花 6 週目）まで与える。ダッチプロ・グロウ・ソイルは、生長期（最初の2週間）のみ与えてください。

開花期の栄養素

Dutchpro ダッチプロ

照明スケジュールを 18/6 から 12/12 に変更した後、強制的に開花させま す。このタイミングで、ダッチプロ・ブルーム・ソイル A+B に切り替える。開花 3 週目からは、ダッチプロ・エクスプロード(PK ブースター)の添加を開始する。まず、水 1 リットルに 0.5ml を加え、軽くスタートします。その後、開花 7、8 週目には 1.5 から 2ml まで徐々に増量する。最後の週は、PH を調整した水(6.0-6.5)だけを与え、株に蓄積した栄養塩類を洗い流す。

初心者からベテラン栽培者への移行

経験を積んだら、様々な種類の用土（ココ/ロックウール/ハイドロペレット）や新しいシステム（水耕栽培/エアロポニックシステム）を試してみたり、収穫量や全体的な品質を向上させるために追加の添加剤を試してみることができます。また、品質と収量を向上させるためにブースターを使用することもできます。これらのブースターは、植物が特定のブースターを特に必要とする時に添加されます。

例えば、酵素（週 1 回、ダッチプロ・マルチ・トータル）、株と葉の健康状態を改善する葉面散布（ダッチプ ロ・リーフグリーンまたはバイオクワント・フォリア）、P ブースト（バイオクワント）、K ブースト（バイオクワント、開花 5～7 週目）、カルシウムブースト（バイオクワント）および／またはマグネシウムブースト（バイオクワント、通常開花 3～5 週目）。

ココやロックウールのような新しい底床を使い始める場合、PHとECレベルの両方を測定することは非常に重要です。そこで、ECメーターを購入しましょう。安物買いの銭失いにならないように、PHとECを正確に測定できる適切なPHとECメーターを購入しましょう。メーターの精度を保つために、頻繁に測定してください。