働き方改革
まあ、勤務時間とか、家での仕事の量とか、表現は色々あるのでしょうけど。
「働き方」教職員の先生方が負担になっているのでしたら、やはり本音を言わないと、いつまでも変わらないのが現場、それが現状です。
教育委員会なんていうのは現場経験など全くない職員も珍しくもなんともなく、書類大好き人間、紙上やらメールやら電話やら、表面的な事で波風立たなければそれでよし、そんな人間の集まりなので、現場から本音をガンガンぶつける事、これが最短の「働き方改革」断言できます。
学校の先生方が負担になっているのは勤務時間なの?定額の残業代なの?本当なの?
僕はそうは全く思っていないし「そうです」と心底感じていている学校の先生など周囲に居ません。
今現在、休職状態になっている先生も、やはり何十人も僕は見てきている訳で。1年、1年半、これで体調バッチリ!と復活するかと言えば、ないです。
「モンスターペアレント」
言葉は聞いた事あるかと思います。30年以上、今まで数千人の父ちゃん母ちゃんを相手にしてきて「モンスターペアレントだ!」僕はあった事ありません。
本当にいるのかな?
教職員で一番辛いのは勤務時間とか、お給料とか、本当はそうじゃないでしょ?
その点に正直にならないと、せっかくこの4月からもね「教員」としてスタートした人材も潰れます、絶対、持たないです。
学校の先生というのは頭が固い、はっきり言って。
世間では社会経験が少ないとか色々言われている訳ですけど、そうじゃあないんだ。
「こうあるべき」それが強すぎ。
教職課程において、色々学んできた訳でしょ?
もちろん教材通りには上手くいかない、レポート通りには上手くいかない。
居酒屋でもね、子ども達の事を愚痴る訳にもいかない。
それはね、隣の席、下手したら店員さん、生徒の親族の方かもしれないので、それも教育業界の常識。
勤務時間なのかな、本当に?そうじゃあないよね。
正直になった方がいいです。
一言でいえば「窮屈」なんだよね。
この窮屈さを軽減する事、それこそが本当の「働き方改革」じゃないかな。
僕も若い時期は、3人、4人と親御さんに囲まれてボロッカスに言われてました。
これを「すいません、なるほど、はい、ありがとうございます」こんなことしてたら持つわけがない。
そこにいる3,4人の親御さんは滅茶苦茶本気、だったら、こちらも本気で言い返さないと、ただのパシリです。それはね、仕事と言うか、御用聞きだな。
今、6年生、もう中学受験まで1年もない、5月に入り、大体色んな事言ってくる。言われて「はいはい」と聞いて、子ども達の成績が上がれば治まるんでしょうけど、まあそれは無いです。
「全然ダメなので4年生からやり直します、夏まで黙っててください!」
もうそれが事実なので僕ははっきり言ってました。
夏の模試で結果出せば何も言われないどころか、もうたった1回それをすれば、翌年もそのまた翌年も、色々と言われる事はなくなります。
親御さんって、塾以外で、むしろ塾以外でかな、繋がっているので。
どこかで1回結果を出さない限り泥沼です。
でもね、その分、陰でやることはやるのよ。もうそれで一杯一杯なので。
学校現場では、よう喋るな~と感心してしまう校長やら、いかにも私は大ベテランの教員です、とか、時には教育委員会の人間とか。
これもはっきり言った方がいいですよね。こんなの一言ですよ。
「それ、この紙に書いてあります!」これだけ。
教育委員会からは、休日出勤の用紙がどうたらこうたらとか、訳わからない電話とか頻繁なんです、結構。
これも「すいません、すいません」全く解決しないです。
よく考えた方がいいです。
「休日出勤申請用紙が出ていません」
じゃあ、これ、日曜日は宿泊行事で休日出勤してた、解ってるんでしょ?
「時間無いです!自分で書け!そんな手当いらないよ!」
僕ははっきり言ってました。これ叱られると思います?叱られないです。
公務員の世界って払うものはしっかりと払う、徴収するものは1円のミスも許されず徴収する、血税なのでね、これ鉄則。
学校現場に居た時は数枚しか書いた事ないです。
んなもん紙の無駄だし、提出しないで手当出ないんだったら本当に要らない、そう考えていたので放置。
半年も経たないで、全部清算されるようになってました。
わざわざ、学校までくるバカもいました。暇だな~。本気でそう感じたのでそのまま言ってましたよね。
「お前はここまでくる時間あったんでしょ?僕にはない、何しに来たの?」
あれは、上司に「行ってこい!」って言われてきただけだったんだな。
まあ、報告書を書けないようなら何らかの処分でも出すとか言いに行くように言われて来たんだな、すぐわかりました。
「お前、現場経験ある?正直言ってごらん、現場経験ある?」
無いんだって。その日に学校に来て驚いたって言ってました。それをそのまま上司に伝えるように、今日は帰りなさい、終わり。
まあ、僕みたいに本音しか言わない人間は、そうそう?全くか?(笑)
いないので唖然としたのもあったんでしょうけど。
その後、この職員と気まずくなったかと言えば、逆です。
「あの時の先生、こわかったですよ~」
「僕も勢いに任せて言いすぎてしまいましたよ~」
顔合わせる度に笑い話です。
先ほどのお母ちゃん方は、と言えば、10時過ぎとか、父ちゃんが塾の外で待っていて
「どうしました?」
「先生、飲みにでも行きませんか?」
こんな感じでした。
お父様型は仕事で忙しいでしょう、でも模試の結果、子ども達がどうも家で机に向かっているように見えない、イライラする、お母様方の起爆剤は解ってるんです。でもお父様型は「そこまで・・・」意外と気が付いていないものです。だから僕はそういうスタンスを取り続けています。
前年度までの担当が、これを考えれば同じ会社の責任なので、結果で返すしかない、僕も解っていたので。
今、思い出しても、懐かしいですよね。
G・Wが終わって、子ども達もですけど、先生方もね、日本全国で今現在6500人位ですかね、休職中、これはこれで、せっかくの機会なのでゆっくり休んでもらって、体力回復させて、じっくり構えるしかないじゃない。
でも、最終的にはやはり現場に戻らないとダメよね。
焦らないでもいいと思う。
もう担任のクラスの6年生の3学期だけ、これでもいいと思う。
それでも現場に戻らないとダメだよね。
新年度が始まって1ヶ月、辛い、そう感じ始めている新社会人、子ども達、結構いると思います。
辛いのは、自分で、その辛さ取っ払うのが1番早い。
これはもうこんなおじさんが言うので間違いないです。
深く深く考えこんで、最悪な状態になるなら、その方が絶対いい。
僕の経験で申し訳ないんだけど、この記事読んでくれている人ね。
この仕事つまんね~、帰りて~。
思い切っていってごらん。
不思議なもので、同じ職場で同じこと考えている職員が絶対居ます。
それだけで、結構楽になるので。
たのしいG・Wにしましょうね。 \( 'ω')/