幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

ひろしまの心理相談員/生きがい・子育て講演講師の、
みやた あきら です。

人は、大切な人をそばに感じることができれば
生きていくことができます。
あなたの大切な人は誰ですか?
あなたは誰の愛を受け取っていますか?


ブログのテーマは、『子育て(0歳~3歳、不登校、反抗期、子どもの家出)』『いじめ』『リストカット』『夢を育てる』『メンタルヘルス(心の病)』『モラハラ』『介護・認知症』『生と死』『戦争と平和』など、多岐にわたります。

「バックナンバーへようこそ」 では、これまでの記事をカテゴリー別に分類してあります。

「心が軽くなった」「生きる希望が持てた」「やさしい気持ちになれた」「子育てが楽しくなった」――私のブログを読んでそう感じてもらえたなら、こんなうれしいことはありません。

もし我が子が「死にたい」と口にしたら……親としては、とても平静な気持ちではいられないことでしょう。

私のところにも、「どうしたらいいでしょうか」「どうか、うちの子を助けてください」といった、悲痛な相談が寄せられることがあります。



親も、どうしていいか分からなくなる状況ではありますが、お子さんが「死にたいと思うほど苦しんでいる」ということを真剣に、かつ冷静に受け止める必要があります。

 

そこで私からは、次のようなことをお伝えしています。
 

信頼関係ができていることに自信を持つ


「死にたい」なんて、軽々しく言えるものではありません。お子さんがあなたにそう言えたということは、親子の信頼関係がしっかりできているということです。

親であることに自信を持つことで、あなたご自身の気持ちを落ち着けてください。
 

「よく打ち明けてくれたね」と抱きしめる

 

たとえ信頼関係ができていたとしても、「死にたい」と口にするのは、とても勇気のいることです。

「よく打ち明けてくれたね」

「気が付かなくてごめんね」

「生きててくれてありがとう」

と抱きしめてあげてください。
 

話してくれないときは、ただそばにいる

 

その上で、死にたいと思うほどつらい気持ち、苦しい気持ちは何なのか、聞いてあげてください。
何も話してくれないときは、無理に聞き出そうとせず、ただただそばにいてあげてください。何時間でも。
子どもが嫌がらなければ、肩を抱く、手をにぎる、髪をなでてもいいでしょう。

 

「気持ちを教えてほしい」というスタンスで聴く

 

もし話し始めたら、「あなたの気持ちを教えてほしい」というスタンスで、聴いてあげてください。
親としては、歯がゆい気持ちになったり、「どうすればいいか」と解決策を考えてしまいがちです。ただこの時点では、「この子の胸の内を知りたい」という思いで聞いてください。


×「死にたいなんて、バカなことを考えるんじゃない!」と言いたくなりますが、多くの場合逆効果です。
誰だって、死にたいなんて思いたくはないのです。「そんなこと考えるんじゃない!」と言われると、ダメなことを考えてしまう自分は、やっぱりダメな子なんだと、ますます自分を責めます。


×「どうしてそのとき〇〇しなかったの」も、子どもを責める言い方です。そうできなかった自分を責めて、ますます落ち込みます。


×「つらいのはあなただけじゃない。みんな我慢してるんだ」という言い方も、逆効果です。みんなが苦しんでいるなら、どこにも希望がないことになります。


「そうか、そう思ってしまうんだね」と、気持ちを認めることが大事になります。
 

聴くだけで子どもの力になっている

 

人は、話を聞いてもらうと、自分の気持ちを分かってもらえたと安心します。それに、「こんな気持ちになってもいいんだ」と、自分を肯定することができます。
また、気持ちを言葉にしているうちに、気持ちの整理ができることもあります。

 

子どものそばを離れるときは

 

子どもの気持ちが落ち着き、そばを離れるときはこう言ってあげてください。


死にたいと思うことはあるかもしれない。でも、絶対に行動に移しちゃいけないよ
あなたが死んだら、私は生きていけないかもしれない
あなたは、かけがえのない宝物、私の生きる希望だから

 

「死にたい」をタブー視しない

 

人の気持ちには波があります。一旦落ち着いたとしても、また「死にたい」という気持ちに襲われることはよくあります。
「死にたい」という言葉をタブー視するのではなく、「その後どう?」「まだ、死にたいと思うことある?」と、むしろ時々話題にしてください。

親は子どもの状態を把握することができるし、子どもは、気持ちを言葉にすることで、冷静さを取り戻します。

 

そして、「死にたいと思っても、絶対に行動に移しちゃいけないよ」は、繰り返し伝えてください。

 

原因への対処は、焦らず長い目で

 

以上が初期対応で、次は、苦しみやつらさの原因に対処するステージに入ります。

 

ただ、すぐにそのステージに入れることはまれです。

子ども自身も、自分の本当の気持ちに気付くのに時間がかかる場合があります。それに、原因究明や対処には、学校や、精神科医などの専門家の協力が必要になる場合もあります。

 

お子さんの安全を確保した上で、焦らず、長い目で取り組むことが必要になります。 (完)

 

 

 

◆ 子育て本『この子はこの子でいい、私はわたしでいい』を出版しました。
やさしい気持ちで、自信を持って子どもに接することができるようになる一冊です。

 

【お買い求めはAmazonで】

 

 

 

◆少しでも多くの人に見てもらえるよう「人気ブログランキング」に登録しています。
1日1回、ここをクリックして応援(投票)してもらえるとうれしいです。

 

 

◆ 「親も子も輝く子育て」の記事一覧
子どもへの接し方を少し工夫するだけで、子どもの目は輝き始めます。親も、優しい気持ちと自信を取り戻します。

 

 

◆ 「バックナンバーへようこそ」
過去記事をカテゴリーに分けて、読みたい記事を見つけやすくしてあります。

 

 

◆ 心に寄り添うメッセージ集~シリーズ「君へ」 
生きる希望を探している子どもたちに贈る、私からのメッセージ集です。
でも、子どもたちが一番求めているのは、お母さんやお父さんから、こう言ってもらえることではないでしょうか。

 

 

◆講演のご依頼をお受けします
子育て講演、PTA講演、生きがい講演、中高生向けのキャリア講演をうけたまわります。心あたたまる感動と、やさしい気持と、夢と希望をお届けします。

講演の詳細はこちら
講演に関連する記事一覧はこちら
講演のご依頼方法はこちら

 

 

◆みやた あきらの facebook はこちら