本日の日経平均は大幅続落。前日のNYダウが「9月からのトランプ税制期待相場の巻き戻し+下方向へのアルゴ作動」により1175ドルの暴落となったために売り先行でスタートすると、ザラ場中も急速に下値を切り下げたNYダウ先物が重石となり、14時台には21,078円(−1603)まで軟化。引けにかけては下げ幅を縮小したものの10月半ばの水準で取引を終了。

個別は全面安。中小型株も広く深く売り込まれ、マザーズの上昇銘柄はわずか5つに。

日経平均 21,610円 −1071、Topix 1,743 −80
225先物(3月限)22,510円 為替 110.01円/ドル
NYダウ先物 25,276ドル −150

■ テクニカル : 底打ち判断は時期尚早
31億株の大商い、連日のギャップダウン、長めの下ヒゲにより本日安値21,078円での底打ち期待が浮上。ただし、均衡表の雲下限割れによるトレンド陰転優位の形状だけに、(即時反騰トレンド入りではなく)短期的には戻り売り優位の相場つきを念頭に置くのがベター。

big (7)

【ウォッチ銘柄】
△ 6146 ディスコ
18年3月期経常益予想を45.9億円からコンセンサスを若干下回る50.2億円に上方修正。

△ 3431 宮地エンジ、8111 ゴールドウィン etc
引け後に通期業績予想を上方修正。割り切り対象で注目。

■ 後記 : 昨日安値22,700円水準は当日寄り前にお伝えしていた範疇でしたが、本日寄り前にお伝えした下値メド21,500円に対して、21,078円までの下落は完全に読み違いであり、ご心配ご迷惑をおかけしてすみません。

テクニカルや市場マインドは“陰の極”形成により短期的にはリバウンド優位とみていますが、売買戦略が「株価が戻るのを待つのみ」では心許ない状況です。

目先の反発のみならず、更なる下落時の対応を事前にイメージしながら、粘り強くマーケットに対峙していってください。
では 本日もお疲れ様でした。

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