覚城院は、宝永4年(1707)三等上人により現在地に移転したもの。
覚城院の本尊である木造千手観音立像は、本面の左右に大きく脇面を配した三面千手で、天冠台上の化仏を合すと27面42臂という極めて珍しい像である。
三面千手の作例は、京都法性寺などに見られるが、県下では他に例がない。
この像は、江戸中期、三等上人により京都より持ち寄られた事が覚城院の縁起に記されている。
西讃府志によれば、
三等ハ仁保村覚城院ニ住リ、能ク仏典ニ通ズ、不動明王霊験記ヲ著ハシテ世二伝フ。
とある。
平成26年9月撮影。
→一年の計は元旦にあり(『風流志道軒伝』)
→細川氏の菩提寺 金光寺【三豊市仁尾町】
←重要文化財 覚城院鐘楼【三豊市仁尾町】
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