イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

灼熱職員会議とうれしい再会、湖の燃える夕景

 ペルージャでは今週から来週の月曜日にかけて、最高気温が37〜39度という暑い日が続くという天気予報が出ています。今日もそういう暑い日であるのに、その最も暑い時間帯である午後3時から、学校で会議があるという招集のメールが、先週届きました。

 会合の会場には冷房がありません。つい最近午前中に会議があったときでさえ、サボテンを育てる温室の中にいるかのように、ひどく蒸し暑く、座っているだけで汗が流れる状況でした。

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Tramonto al Lago Trasimeno, San Feliciano, Magione (PG) 25/7/2017 20:42

 今日の午後3時はどんなにか暑いだろうと、暑中我慢大会なみの暑さを覚悟しながら、学校に赴きました。議論も熱く交わされ、そういう意味でも灼熱の職員会議となりましたが、会議のおかげで、数年ぶりに会えた同僚が数人いました。その一人、イラン人のファルシ語の先生が、「40度のテヘランから帰ってきたばかりなんだけれど、イランは湿度が低いので、イタリアの36度よりもずっと涼しく感じる。」と言っていたので、再会を懐かしみながら、そういうものなのかと、改めて驚きました。イランは最高気温がイタリアより高いけれども、湿度が低いので、過ごしやすいとは、カイロプラクティック院のイラン人の理学療法士の若者からも、聞いていたからです。

 会議の最初に、教職員に説明をするために来てくれた一団が、壇上に上がったのですが、その面々を見て、それはびっくりしました。6年前の教え子が、と言っても、わたしより年上なのですが、その中にいたからです。同僚の先生方が日本で会われたと聞き、また昨年ウンブリアに来てくれたときは、わたしも会えたはずなのですが、わたしがフランス旅行中で、授業が終わって以来、もう6年も会わずにいました。

 会の内容が深刻であり、打開策を見つけることがとても難しいことも、会議室が恐ろしい暑さであろうことも、実際に予想どおりだったのですが、久しぶりに、ようやく再び会うことができて、とてもうれしかったです。

 写真は、今週のイタリアの暑さを彷彿とさせるようなものをと、空と雲を赤々と染めながら、トラジメーノ湖の向こうに沈んでいく夕日の写真を選びました。7月25日に夫と義弟と3人で湖畔の店で夕食を食べたとき、料理が運ばれてくる前に、一人でしばらく岸辺に行って、夕日が傾くのを見つめ、撮影したのですが、そのときの写真です。今日はiBookの作成を思い出しながら、マックブックで写真の一部を切り取り、大きさを変更することに成功しました。

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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by coimbra at 2017-08-01 16:16 x
なおこさん、Buongiorno。
オレンジ色の光が目に飛び込んで来て、まるで目の前に景色が広がっているように感じます。イタリアはものすごく暑いようですね。。関東では梅雨に逆戻りで、毎日湿度の多い曇りの日が続いています。普通なら一番天気が安定して、暑くても青い空や入道雲が見えてもいい時期なのに。。やれやれ、本当に異常だわ。。と思います。暑くても、夏らしいほうが気持ちがいいです。。何度洗濯してもすぐに乾くこと、スイカやアイスを食べても美味しく感じること。
でも、イタリアの毎日35度以上の気温もこれまた異常です、どうかお身体に気をつけてお過ごしくださいね。。
Commented by ayayay0003 at 2017-08-01 17:50
なおこさん、37~39度の予報ですか(@_@;)
日本で、33~34度くらいのところにいるのですが
日本はヨ―ロッパと比べると湿度が高いため、かなり今は暑いと感じているココ1週間くらいです~もうグッタリです(-_-;)
というのは、家は、高台にあり、例年通りだと、クーラーはいらないような場所であるため、お客様が使うところ以外はエアコンがないのです~(笑)
なので、今年はかなりきついです~
なおこさんのお勤め先も職員会議の場所はエアコンがないのですね~
それはかなりお疲れ様でした!
イタリアでも場所によっては、ベネチアのように海に面したところは湿度が高くて蒸し暑いと感じたと思います~
暑い夏、お互いに健康に気を付けてのりきりましょう♫
トラジメーノ湖の夕日の色、燃えるような赤ですね☆
Commented by milletti_naoko at 2017-08-02 18:52
coimbraさん、こんにちは。関東もそういう状況なんですね。世界的に気候がおかしくなっているようですね。会議のとき、ロシア語の先生も、ロシアはこの夏は雨ばかりだと言っていました。

ありがとうございます。coimbraさんも、どうかお元気でお過ごしくださいね。
Commented by milletti_naoko at 2017-08-02 19:01
アリスさん、わたしもイタリアに来たばかりの頃、夏の天気予報の最高気温を見て、驚いたのですが、確かにこれほどの暑さは冷房がないとつらいものの、気温は低くとも湿度の高い愛媛の夏と、体感温度は同じではないかと思います。日本で過ごした最後の年は、勤めていた高校は改築中で、プレハブの校舎で過ごしたのですが、夏休みの始めと終わりにそれぞれ10日間補習授業があり、国語は授業が毎日ありました。炎天下、校舎が温室のように暑くなり、窓辺の気温が40度になるほどでしたから、わたしたち教える方も大変でしたが、当時高校生だった皆もかなりつらかったのではないかと思います。

例年はエアコンがいらないのに、今年は必要ということ、ありますよね。愛媛の夏も湿度とともに気温が高いのですね。アリスさんもどうかお大事に♪
by milletti_naoko | 2017-07-31 22:23 | Insegnare Giapponese | Comments(4)