キャッチコピーに「ひねり」を入れる効果とは | 1日1分! 文章力アップ術

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名古屋と岐阜などで活躍中のコピーライター小澤のブログです。

名古屋・岐阜のコピーライター小澤です。

 

キャッチコピーは、

その名の通り、

心を「キャッチ」をしなくては意味がありません。

 

だから、当たり前のことを

当たり前のように

伝えても誰も振り向きません。

 

だからキャッチコピーのポイントは、

「いかに気を引くか」が勝負でもあります。

たとえば、エステの広告で、

 

ただいま、6000円割引キャンペーン実施中!

 

こんなキャッチコピーを見たことありますよね。

まあ、確かに割引は、気を引く効果はあるでしょう。

でも、この手の割引は、

見慣れているのでスルーされやすいんです。

 

そこで視点を変えてみましょう。

たとえば、これ。

 

あなたの脂肪、

1kg6000円で買い取ります。

 

え、いったい何? どーゆーこと?

初めて見た時は、誰しもがそう思うはずです。

まさに、これがキャッチコピーなんですね。

 

実はこれ、とあるエステの広告で使われていたキャッチコピーです。

脂肪を1kg6000円で買取と書いてあるので、

ついつい見てしまいます。とてもインパクトのある表現です。

単純に割引サービスをするより、

こうした企画にすることで、気を引くことができる一例です。

ほんとうに、うまいこと表現したなー、感心しました。

 

そうゆう意味でキャッチコピーというのは、

「企画」でもあるんです。

当たり前の企画を、インパクトのある表現で言い換えること。

それには限界があったりします。

そこで企画そのものに「ひねり」を加えるんです。

 

えー、でも、そんな企画を考えられないよー、

と思う方もいらっしゃるでしょう。

そこで、この手のキャッチコピーを参考にするんです。

たとえば、あなたが整体院をしていたとします。

 

あなたの「激しい腰痛」、

1000円で買い取ります。

 

さっきのキャッチコピーを参考に、

自社で使えるキャッチコピーとして書き変えるのです。

上記の場合も、

単なる「割引」と書いてもスルーされるところ、

「買取」と変えれば、かなりインパクトのある表現になるはず。

 

最後に今回のポイントです。

まず、一番心に留めておきたのが、

当たり前の表現にしないことです。

そのうえで、常識をくつがえす表現にしてしまう。

 

今回の場合だと、

「割引」のところを「買取」に変えたことです。

 

当たり前じゃないことを書けば、

「何?それ?」と気を引くことができるのです。

 

こうした発想ができなければ、

テレビやチラシ、ポスターで見た

「これ面白い!」と思った

キャッチコピーを参考に

自社の企画として書き変えるのです。

 

正直なところ、

上記のような「ひねり」のあるキャッチコピーは、

プロ級のものです。

 

できなくても仕方ないところはあります。

だから、日頃からテレビやポスター、チラシを見て、

面白いと思ったキャッチコピーを

ストックしておくといいでしょう。

そのうえうで、自分なりに書き変えてみるのです。