「村松大神宮」 １１時００分
文学散歩の後は、「虚空蔵尊」の右手奥にあります「村松大神宮」をお参りします。
大きな鳥居に続いてきれいな参道が伸びています。
大神宮の創立は西暦708年と古く、伊勢神宮より直接「御分霊」を奉祀、「天照皇大神」
「天手力男命」「萬幡豊秋津姫命」を御祭神としています。
「村松大神宮出世参道」
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きれいに整備された参道を進むと、立派な本殿がありました。
ここでもザックを降ろして帽子を取り神妙に作法に従い2礼2拍1礼して、例によってささ
やかなお賽銭に見合わないお願いをしました。
「村松大神宮本殿」
たしかここから村松海岸に出られる道があったはずです。
正面右手に大きな「案内板」が出ていました。
「村松海岸」案内板
神社本殿横の道を進むと道は薄暗い森の中に続いていました。
「村松海岸」標識
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森の中の道を進むと突然切り開かれた砂浜が、松林の中に忽然と現れました。
「村松海岸」1
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そう、この光景が見たかったのです。
「白砂青松の村松海岸」！
？？？
両側にフェンスが張ってあります。近づいてみるとJ-Parｃ施設の説明看板がありました。
どうやら独立行政法人「日本原子力研究開発機構」の各施設が両側にあり、真ん中を海岸
に向かう道が伸びている格好です。施設の建物やタワー（煙突？）も松林の上にそびえて
います。海までの中間地点あたりには「アスファルト道路」がよぎっているのが見えます。
以前に見た時もフェンスが張り巡らされていたのは記憶していますが、松林の奥の方だっ
たような気がしますが、記憶違いかも？
でも、ちょっと興ざめですね！
「村松海岸」2
砂地は足を取られて歩くのがすごく疲れます。約１kmの道をひたすら海まで歩きます。
海が見えました。
でも、でも、でも、フェンスが！
海に出られませ～ん！
せっかく１０kmも歩いてきたのに、それはないよ！
「海岸線のフェンス」
海岸線への入り口はがっちり防護フェンスで囲われていま～す。
でも、でも、でも、海辺で釣りをしている人が見えます。
金網フェンスの扉を良くみると鍵がかかっていません。
どうやら扉を開けて砂浜に出られるようです。
砂浜に出ると、流木やら漂着ゴミなどやたき火のあとが見られ、思い描いていたイメージ
「青い海」「白い砂」からは残念ながら程遠い状況と言わざるを得ません。
そんな中、いくつか花をつけている「ハマヒルガオ」の群生を見つけました。
少しだけ、ホッとしました。
「ハマヒルガオ」
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「村松海岸」 １１時３０分 到着
そんな「ハマヒルガオ」が咲き白い波が打ち寄せる砂浜に腰を下ろして、昼食です。
右手には「大きな工場」と「常陸那珂港」の突堤が見えます。
「常陸那珂港方面」
左手には砂浜と金網フェンスが続き、遠くに久慈川河口の「日立港」突堤が見えます。
「日立港方面」
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目の前はどこまでも続く青い、青い海、太平洋です。
けし粒みたいな船が遠くの水平線にかすかに見えます。
コンビニで買ってきた「梅干し入りのおにぎり」、最高にうまいです。
「村松海岸」3
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昼飯も終わり波打ち際を少し散歩しました。波の音だけが聞こえて来ます。
さて、そろそろ帰ろうと後ろを振り返ると、松林に沿って金網フェンスが伸びています。
フェンスがなければあるいは見えなければと思いますが、これも自然とエネルギー効率
のバランスの賜物なのでしょうから、受け入れることとしましょう。
フェンスを開けて松林に囲まれた砂の道に戻り、ふと足元を見ると小さな松がたくさん
砂の中から顔を出していました。
「村松海岸」4
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この小さな松たちが大きくなるころには、金網フェンスが見えなくなっていることを
祈っています。
少しでも自然が多くなるようなバランスが良いんでしょうが、なかなか………ですかね。
「村松海岸の白砂青松」、記憶の中にあった光景とは違っていましたが、久しぶりに
見られて良かったです。
次回に、つづく。
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