美容室のように、席数が決まっている商売だと
毎月、まんべんなく、お客さんが来てくれた方が良いに決まっています。

しかしながら、
美容室が忙しいタイミングと言うのがあります。

それは、お盆と、年末。
あと、3月4月でしょうかね。

毎月、というか毎日髪は伸びるので
一定の長さが伸びれば、とか
スタイルがこの段階まで崩れたら
美容室に行くという事だけであれば、
平均化されて、忙しい時期なんてあるわけがないのですが
実際にはある。


それは、
「ハレの日」が存在するからです。


Wikiより抜粋

「ハレとケ」とは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。

民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)はふだんの生活である「日常」を表している。

ハレの場においては、衣食住や振る舞い、言葉遣いなどを、ケとは画然と区別した。

もともとハレとは、折り目・節目を指す概念である。ハレの語源は「晴れ」であり、「晴れの舞台」(=生涯に一度ほどの大事な場面)、「晴れ着」(=折り目・節目の儀礼で着用する衣服)などの言い回しで使用されている。これ対し普段着を「ケ着」といったが明治以降から言葉として使用されなくなった。また、現代では単に天気が良いことを「晴れ」というが、江戸時代までさかのぼると、長雨が続いた後に天気が回復し、晴れ間がさしたような節目に当たる日についてのみ「晴れ」と記した記録がある。

ハレの日には、餅、赤飯、白米、尾頭つきの魚、酒などが飲食されたが、これらはかつて日常的に飲食されたものではなかった。また、そのための器もハレの日用であり、日常的には用いられなかった。


ちょっと気合い入れる日。

それは、毎年来る正月とか、クリスマスとかではなくても
友人の結婚式とかそういう日(もちろん、これは予想できませんが、6月が多いかもしれません)
には美容室に来る。

盆休みというのは、
親、兄弟、親戚と会う
日頃会っていない友人と会う

ってことは、この「ハレの日」に当たるわけです。

しかしながら、
普通の人は美容師と違って、髪の毛の事を毎日考えているわけではありませんから
「あ、田舎帰るから、それまでに髪の毛、ちゃんとしなきゃ。」
と気付いて、すぐ予約してくれる人はそういないんです。

でも、
「髪の毛、ちゃんとしなくて大丈夫ですか?」
と、言われれば
「ああ、行かなきゃ。知らせてくれて、ありがとう。」
となるんですね。


だから、
お盆DMを出してほしいんです。


お盆DMは、コピペして使ってください。
先日のアメンバー限定記事に乗ってます。

ただでさえ、駆け込みで来るお客さんで忙しいのに
お盆DMを出してまで、もっと忙しくする必要があるのか?

あるんです。

忙しい時に稼いどかないと、損なんです。





暇な時期に来てもらうよりも
忙しい時期に来てもらう方が売り上げが上がります。

それは母数が違うから。

クリスマスにセールをやるのはなぜか。
勝手に来るクリスマス前にはセールなんてせずに
暇な時期にセールした方がよさそうなものです。

でもね、これはもう結果が出ているんです。

1年通して売り上げを計算すると
忙しい時期に、忙しくした方が良いって。



だから、お盆DM打ってください。

そして、お盆期間中までは
営業時間を延長して、休みを取らないでください。


なぜなら、
日本人の大勢が、髪の毛を綺麗にしたい時期に
美容室はどう行動すべきか。

当たり前ですが

①営業時間を延長する
②休日を減らして、その分暇な時期にとる

人手と席数が限られている以上
これしかないからです。

儲けたければ、顧客の事情に合わせる。
商売では当たり前ですよね。

だから、うちは美容室が忙しいお盆も、通常通りやっているんです。