古畑 「こ、これは‥‥。」
古畑が見た光景。それは、
血で「イマイズミ」と書かれていた。
山田 「どうやら、決定的な証拠が出てきたみたいだね‥‥。」
古畑 「そのようですね‥‥。」
今泉 「古畑さん!これは何かの誤解ですよ!」
古畑 「ファイルが一冊なくなっているようですが‥‥。」
今泉 「(え、そっち‥‥?)」
古畑は何か真剣に考え込んでいる。
山田 「ジュンは最後に犯人の名前を書き遺してくれた。
受け取ったぜ、そのメッセージ。」
古畑 「今泉君がやったというなら、それなりの”証拠”はあるんですよね?」
山田 「ジュンが言ってるんだ。それだけで十分だろ?」
古畑 「‥‥なるほど。」
山田は一人で黙々と話し始めた。
山田 「今泉巡査、君は拳銃を奪ってジュンを殺したんだ。
そして、”わざと”本棚を荒らした。物取りの犯行に見せるために。
その時に本棚の前に座っていたジュンの遺体を移動させた。
そのせいで遺体に隠れたファイルの血の文字に気づかなかった。
‥‥どうだい?」
古畑 「いやぁ‥‥。その推理はいかがなものかと思いますよ。
私は今、疑問に思っています。君がなぜ同じ警部補なのか。
だとしたら、警察の地位も落ちたものです。」
山田 「‥‥!な、なんだよ、冗談きついなぁ。はっはっは!」
古畑 「笑っている暇があったら本棚を見たらどうですか?
”ファイルが1冊なくなっている”みたいですが。」
山田 「なっ!そんなはずはっ!嘘だっ!」
古畑 「何が”嘘”なんでしょうか‥‥。」
山田 「い、いやぁ‥‥。」
古畑 「ここにはある”事件”のファイルが置かれていました。
犯人は犯行後、そのファイルを盗みだしています。
その時に血文字に気づいたと考えるのが自然でしょう。」
山田 「待った!ファイルが盗まれたのは犯行の前かもしれない!」
古畑 「いや、犯人は血で文字が書かれた後にファイルを盗んでいます。
盗まれたファイルのところで血文字が途切れてますからね。
‥‥つまり。この血文字は犯人による偽装工作でしょう。」
山田 「ふぅん、やるじゃん。そういえばさっき、この部屋のカギを持っているのは
今泉君って言ったね?」
今泉 「はい。」
山田 「ところがね、あの時間、古畑さんの部屋を開けれた人物。
”もう一人”いたんだよ。」
古畑 「なんですって?」
山田 「じゃ、そろそろ連れてきてもらおうかな、彼を。」
数分後、山田が連れてきた人物。‥‥それは。
??? 「今泉さん!」
続く
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