他人(ひと)の不幸は蜜の味と言います。
これはある意味、真実だと思います。
他人の幸せを心から喜べる人は、本当に純粋(ピュア)な人でしょう。
例えば知り合いの誰かが結婚する。
それを心から「おめでとう」と言える人はどれ位いるのでしょう。
特に結婚したいけれど未婚の人は、正直いい気持ちではないかも
知れません。
自分が不幸であればある程、他人の幸福は妬ましく思える、
逆に自分が幸せであれば、他人にも幸せになってもらいたい、
どちらも真実と言えるのではないでしょうか。
そして他人に不幸を望む人は、自分より大きな不幸をその人に
求めるのでしょう。
なぜなら、自分よりもっと幸せでない下の人を見ることによって
一種の安心感を得るからです。
「自分は何でこんな苦しい思いをしなくてはならないんだ、他人も
同じ苦しみを味わえ、自分よりもっと辛くなれ」と。
「自分よりもっとひどい人がいた、それよりは自分はマシだ」と。
これが『他人(ひと)の不幸は蜜の味』の意味だと思います。
他人の幸せを素直に心から喜べる純粋(ピュア)な世界に生きている人は、本当に幸せです。