本当の努力とは | レイノー病を治す(ETS手術)

本当の努力とは

「自分はこんなに頑張ってるのに、どうしてわかってくれない。」

私にそう言ってくる多汗症患者がいました。
しかし、何の努力もしてないと断言できます。

「何ひとつ頑張ってないだろ。何を頑張ってると言う気なのか?」
「どっからどうみても、何の努力もしてないじゃないか。」


そうやって返すと、必ず
多汗症じゃない人には、わからない。」
「誰もわかってくれない。」
と言います。

誰もわかってくれないのは、当たり前。
なぜなら、
患者本人に自分の病気を勉強して、理解する気がないのだから。

患者自身が病気をわかろうとしてないのに
他人には、病気の理解を求めるのか?

レベルが低すぎないか?


自分で死ぬ気で勉強して、
最大限の努力をして病気を理解した上で、
今度は、他人に理解されるように努力するのが
正しい手順です。

最大限どころか、最低限の努力すらしてないのだから、
文句を言う資格はない。
↑参考 多汗症の苦労と努力



ここで少し、私の話をしましょう。

私の場合、泣き言ばかりをいうのではなく、
病気を治す為に、死ぬ気で勉強して
打てる手立ては、全て使う気でやってきました。
↑参考 レイノー病治療の経緯

仕事しながら、ブロック治療の為に週に6回通院したりもしました。
月・火・水・木・金・土曜日は通院で、
日曜日だけ病院がやってないから、その日だけは通院しなくて良い。

それが何ヶ月も続いた時期もありました。
何回も病院に行くのが嫌になりました。
それでも、自らを奮い立たせて気合で通院を続けた。

そんな生活が何年も続いた…

実際には、原因究明の検査等をする為に
他の病院も受診してたので、週7回ぐらい病院に行った事もある。

本当に何度も何度も心が折れた。
病院に行くという行為そのものに疲弊していた。

ただ、それでも通院を続けたからね。
他の治療法では、全く効果がなく
ブロック治療を行うには、通院するしか手がないですから。


その間、当然遊んでたわけではなく、
さらに勉強して、ベストの道を模索し続けた。

しかし結局、ブロック治療の限界がきて
最後の手段であるETS手術を行う決断をします。

そこに至るまで、10年間の道のりは苦難の連続だった。
図書館にも通い、病院で本を借りて、さらにネットで調べて、
そして疑問点を、医者に質問してというのを何百回も繰り返した。

それと同時にETS手術を受ければどうなるかの
シミュレートを何千回と繰り返した。
当然、最悪のシナリオも想定しなければいけないですから、
自分に都合の悪い結果も含めてのシミュレートですよ。


これまで病気を治す為、投薬・点滴・スーパーライザー
星状神経節ブロック・胸部交感神経節ブロック・
腰部交感神経節ブロック・ETS手術などの考えうる治療方法をやってきた。
もう、これ以上やりようがないほどに…

ここまでやって初めて
「結構がんばってきたかな」というレベルだと思う。



「自分はこんなに頑張ってるのに、どうしてわかってくれない。」

そういう寝言を言ってる多汗症の人。
どれほどの努力をしてきたの?恥ずかしくないなら具体的に教えて?

私と比べて、努力してきたと本当に言えるのか?
ちゃんとやる事をやってから、私に文句を言うべき。

あなたの言う努力というのは、提示版に
・会社に行ったら、汗かいた。
・電車に乗ったら、汗かいた。
・外に出たら、汗かいた。

以上の何の役にも立たない猿以下の発言をする事なのか?
それがあなたの最大限の努力なのか?

こういう意識の低い人間が
何の努力もしてないのに、努力していると口にするのは虫唾が走る。


本当の努力とは、どれだけ本気で取り組んでいるかです。
当然ですが、同時に行動や態度も伴ないますよ。

治したい気持ち(欲求)を持ってるだけでは、努力と呼べない。
努力(行動・態度)してないのだから。


参考
多汗症とは
多汗症でETS手術を受けるには
多汗症患者の病気に対する姿勢
神経ブロックとは
胸腔鏡下胸部交感神経節切除術(ETS)
ETS手術の真実
インフォームド・コンセント
ETS手術を取り巻く環境
ETS手術の本質を理解する
熱中症とは
代償性発汗
代償性発汗=医療ミスではない
知識・理解・覚悟
本当の努力とは
不幸に甘えすぎ
多汗症は環境に恵まれている
ETS手術を怖がる理由



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