共産党の小池晃書記局長は15日の記者会見で、
昨年のノーベル平和賞を受賞した
「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)事務局長が求めていた
安倍晋三首相との面会を日本政府が断ったことについて、
「本当に恥ずかしい。なぜ、こんな大事な人と会わないのか。
あなたはどこの国の首相ですかと言いたくなる」と批判した。
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あんたは、どこの国の議員なんだよ、と言いたくなりますね。
ノーベル賞6分野のうち、
唯一選考がノルウェー・ノーベル委員会によって行われる平和賞は、
政治色が強いと言われています。
その選考も、平和賞以外はスウェーデンの学術機関により選考されるのに対し、
平和賞はノルウェー国会からの任命を受けた
ノルウェー・ノーベル委員会が行います。
なお、現在のノルウェー・ノーベル委員会の委員5名は、
いずれも国会議員・または閣僚経験者です。
つまり、イコール・ノルウェー政府なんです。
権威ある第三者機関なんかのように考えてる人が多すぎます。
ノルウェーの政治的思惑でしかありません。
ノーベル平和賞は国際的な第三者機関などではなく、
ノルウェー政府の外交戦略によって決まる、といっていいでしょう。
ノーベル平和賞はノルウェー・ノーベル委員会、ひいてはノルウェー議会にとり、
国際平和へのインパクトを与える強力な「武器」となっています。
持たざる国であるノルウェーにとって、
存在感を示す最強の手段だと言えるでしょう。
現にこうした、仲介外交戦略によって、
ロシアとのバレンツ海をめぐる国境紛争や、
EU非加盟国でありながら、対欧州外交を積極的に展開。
パレスチナ支援調整委員会(AHLC)議長を務めるほか
スーダン南北包括和平合意にも主導的に係れたのです。
要するにイデオロギーなのです。
錦の御旗のように有難がるのは止めましょう。
受賞した人たちを利用するのも、
「消防署の方から来ました」
「国連の方から来ました」
などの、詐欺まがい商法と一緒だという事に気づきましょう。
まがい物の「権威」を振りかざす、ノーベル商法に注意しましょう。