allodynia(異痛症)とhyperalgesia(痛覚過敏) | 理学療法士SMILEの勉強生活

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allodynia(異痛症)について、後輩PTから話が出たのでちょっとだけ書いてみます。

 

 

そもそもallodyniaとは?と思う方の為に。

 

 

簡潔に言うと、通常では痛みが生じないような感覚入力によって、痛みが生じるような状態の事です。

 

 

そう考えると、hyperalgesia(痛覚過敏)とはどう違うのか?と疑問を持つと思います。

 

 

hyperalgesiaは痛みを感じる刺激によって誘発される感覚が、通常よりも痛みを強く感じる状態の事です。

 

 

つまり、通常に生じる痛みの程度が増強されるような状態です。

 

 

具体的な例えで言うと、allodyniaは手を優しく触れられているだけなのに痛みを感じてしまう状態で、手を強く殴られ、通常NRSで「5」程度と感じるべきものが、「9」程度に感じてしまうとhyperalgesiaと言えると思います。

 

 

どちらも臨床ではしばしば見かけます。

 

 

学生さんは必ず覚えておいてくださいね。

 

 

※allodyniaとhyperalgesiaのどちらも、正式な定義は清書で確認してください。