W杯の注目選手#3【MF編】 | Purely Belter

W杯の注目選手#3【MF編】

2018 FIFAワールドカップが間もなく開幕します。開幕カードはロシア代表vsサウジアラビア代表。いずれも国内組を中心としたメンバー構成で、連携面は問題なさそう。強国同士の対戦というわけではありませんが、注目です。

 

さて、当ブログでは、先日からW杯で注目すべき選手を紹介しています。今回は【MF編】、イングランド・プレミアリーグで活躍している3選手を紹介します。

 

 

■小柄ながら力強いプレーを見せるスイス代表ウィンガー

4大会連続10回目のW杯出場となるスイス代表。FIFAランクも6位となっており、現在勢いのあるチームの一つといえるでしょう。そんなチームを支えるのが、ストーク・シティ(イングランド)でプレーするMFシェルダン・シャキリです。

 

旧ユーゴスラヴィア生まれのシャキリは、スイスの強豪FCバーゼルでブレイクすると、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンへ移籍。選手層の厚いチームでなかなか出場機会に恵まれませんでしたが、限られた時間でインパクトを残しました。インテルナツィオナーレ・ミラノ(イタリア)を経て、2015/16シーズンよりストークに所属しています。今季はリーグ戦で8ゴールを記録、降格したチームの中で孤軍奮闘を見せました。

 

身長169cmと小柄なシャキリですが、体幹がしっかりしており、当たり負けしないフィジカルの強さがあります。スピードとテクニックでサイドを突破しゴールを演出します。また、中へ切れ込んでのシュート、中央にポジションを取ってからのシュートも魅力です。残念ながらチームは降格しましたが、シャキリは来季もトップリーグでプレーすることでしょう。W杯の活躍次第では、より大きなクラブへ移籍することができそうです。

 

■プレミアリーグで活躍する"セレソン"の攻守の要

今大会の優勝候補の一角に挙げられるブラジル代表。MFフィリペ・コウチーニョ、FWネイマール・ジュニア、ガブリエル・ジェズスなどタレントが揃っています。そんな中、彼らほどの派手さはありませんが、攻守のカギを握る選手がいます。そう、マンチェスター・シティ(イングランド)でプレーするMFフェルナンジーニョです。

 

2013/14シーズンにマンCに加入したフェルナンジーニョは、5シーズン連続でリーグ戦30試合以上に出場。チームのタイトル獲得に貢献しています。ブラジル代表デビューは2011年、これまで42キャップを刻んでいます。W杯出場は2回目。母国で開催された前回大会は、カメルーン代表戦でゴールを決めましたが、チームは準決勝でドイツ代表に歴史的大敗を喫するなど、ショッキングな結果に終わりました。

 

フェルナンジーニョの持ち味は、ボールを奪い、そこから攻撃へ繋ぐプレーです。ボールホルダーに素早く寄せて、ボールを"刈り取る"プレーはまさに職人芸。足を出してしまうと交わされる危険性もあるのですが、鋭い読みでしっかりとボールをカットすることができるのです。ボールを奪ってからの展開も丁寧で、また、チャンスがあれば高い位置まで上がって攻撃参加することもあります。

 

サッカー王国が久々のW杯優勝を勝ち取るためには、フェルナンジーニョの活躍が不可欠。ブラジル代表が入るグループEは、スイス代表、コスタリカ代表、セルビア代表と難敵が揃っていますが、フェルナンジーニョのプレーが"セレソン"に勝利をもたらすことでしょう。

 

■強烈なシュートでアイスランドに歴史的勝利をもたらすか!?

今大会に出場する32チームの中で、初出場を果たしたのはアイスランド代表とパナマ代表。いずれも成長著しいチームですが、特にアイスランド代表は、UEFAユーロ2016でベスト8に進出するなど、強豪国に近づいています。そんなチームを牽引するのが、MFギルフィ・シグルズソンです。

 

現在29歳のシグルズソンは、10年近くに渡ってイングランドで活躍する選手です。レディングでキャリアをスタートさせると、トッテナム・ホットスパー、スウォンジー・シティなどでもプレーし、現在はエヴァートンに所属しています。今季はリーグ戦27試合に出場して4ゴールを記録しました。

 

シグルズソンの魅力はパンチのあるシュートです。ゴールが視界に入ったら迷わず狙う…こうした思い切りの良さで、これまで多くのゴールを奪ってきました。FWに近いところにポジションを取り、時には前線まで駆け上がってシュートを狙います。シグルズソンの放つシュートは、決して力任せではなく、コースも正確です。強さと正確さを兼ね備えているため、プレミアリーグのハイレベルなGKからでもゴールを奪うことができるのだと思います。

 

アイスランド代表は、アルゼンチン代表、クロアチア代表、ナイジェリア代表と共にグループDに振り分けられました。いずれもW杯での実績がある強豪国です。このグループを勝ち抜くことは決して容易ではありませんが、シグルズソンの活躍次第では、大きなサプライズを起こすことができるでしょう。

 

 

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