安倍・小池のデュエットが実現? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍内閣の支持率は先日の「産経・FNN合同世論調査」で59.3%と1.9ポイント増えるなど安定している。一方、80%を超える圧倒的な支持率を誇ってきた小池知事のほうは相変わらず高水準ではあるものの、一時の勢いは落ちてている。

 

【産経・FNN合同世論調査】
小池百合子都知事の支持率下落も、7割超
産経 2017.4.17 17:46

 産経新聞社とFNNの合同世論調査で、東京都の小池百合子知事を「支持する」と答えた人は70・4%と、前回調査(3月18、19両日実施)から8・9ポイント下落したものの7割超の高水準を保った。

 

 ただ、小池氏のおひざ元である衆院東京ブロックでは69・5%で、前回から15・3ポイント下落。7月2日投開票の都議選に向け、自民党とのつばぜり合いが激化しそうだ。

 

 小池氏については、女性の支持率(76・6%)の方が男性(63・8%)よりも高く、全世代で女性が男性を上回った。支持政党別では、都議選で小池氏が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」との相互推薦を決めた公明党の支持層が82・4%で最も高く、社民党支持層が76・9%、民進党支持層が75・8%と続いた。自民党支持層でも66・8%が支持した。

 

 築地市場の豊洲市場(東京都江東区)への移転問題については、小池氏が都議選前に決断すべきだと「思う」が67・5%で、「思わない」の22・3%の3倍以上となった。自民党は都議選で豊洲移転問題を争点化する方針なだけに、小池氏の決断が都議選に影響しそうだ。
http://www.sankei.com/politics/news/170417/plt1704170024-n1.html


昨年9月に豊洲移転延期を決めた時にはそれを妥当だと答えた人は88.2%もいた。しかし、7ヶ月後の今回の調査では67.5%の人が都議選前に決断すべきだと答えている。支持率の高さとは別にこの問題に関しては現実を見る人が増えているのだ。

 

その支持率も昨年11月の同じ調査では86.1%もあったが今回は70%を切った。
しかも、1月78.7%、2月77.5%、3月79.3%と続いてきたのが、今月は一気に9ポイント近く下落したのである。

 

特に東京ブロックの支持率が急速に落ちているのは豊洲移転問題が他人事ではなくなってきたからだ。
しかも、豊洲市場の移転延期に伴い、東京都が負担する費用が、現時点で既に100億円近くになることも報道されており、早く決断すべきと考える都民はさらに増えるだろう。

 

大物の敵役がいなくなった小池劇場と中身のない東京大改革だけでは熱狂的な支持は続かない。小池氏のパフォーマンスばかりの「決められない都政」に気付く人は増えてきており、相変わらず高い支持率とは裏腹に小池氏は追い込まれてきているのである。

 

豊洲移転の判断が遅れるほど支持率はさらに落ちそうだが、これまでのいきさつがあるからそう簡単ではなさそうだ。いまや与党化している共産党など移転反対派を裏切ることになるから、今後の都政運営を考えれば悩むところだろう。

 

小池人気も一時ほどではないし、都民ファーストの会の候補者にはろくな人材がいないから都議選でブームを起こせるかどうかは怪しくなってきた。それどころか、移転の判断を先送りしたまま都議選に突入したらブームどころではないのである。

 

もう、小池氏にはできるだけ早く豊洲移転を表明するしか道はないのだが、落としどころを考えていなかった彼女は決断できずにここまで来てしまったのだ。
そこに手を差し伸べているのが最近の安倍総理と二階幹事長である。


二階俊博幹事長と小池百合子都知事が会食 安倍晋三首相も
産経 2017.4.19 00:31

 自民党の二階俊博幹事長は18日夜、小池百合子東京都知事と都内の日本料理店で会食した。小泉純一郎元首相と山崎拓、武部勤両元幹事長が同席した。小泉氏が会合を呼び掛け、都政運営などで意見交換した。同じ店には安倍晋三首相も滞在し、小池氏と挨拶を交わした。自民党と小池氏側は都議選(7月2日投開票)で対決するだけに、臆測を呼びそうだ。

http://www.sankei.com/politics/news/170419/plt1704190006-n1.html


安倍総理は似鳥昭雄ニトリホールディングス会長などとこの日本料理店で会食していたのだが、それに合わせて小池知事との会合をセットしたのは二階幹事長だ。小池氏を励まそうと呼びかけたのは小泉氏かもしれないが、時間や場所を設定したのは二階氏だろう。

 

安倍総理と小池知事はこの前日の17日にも銀座の複合商業施設のセレモニーでも顔を合わせている。そこで安倍総理は小池知事に豊洲移転の決断を促すともとれる言葉をユーモアに包んでも送っている。


【東京都議選】
安倍首相「小池知事とデュエットしてもいい」 配慮にじませる
産経 2017.4.17 20:28

 安倍晋三首相は17日、東京・銀座の松坂屋銀座店跡地に20日に開業する複合商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」のオープニングセレモニーに出席した。

 

 会場には東京都の小池百合子知事も姿をみせ、首相はあいさつで「銀座といえばデュエット曲の『銀座の恋の物語』だ。小池さんと一緒に歌ってもいい」と述べ、出席者の笑いを誘った。

 

 また、「2020年にはいよいよ東京五輪・パラリンピックがやってくる。小池知事ともしっかりと協力をしていきたい。本当にそう思っております」とも語った。

 

 7月の都議選をめぐっては、自民党都連が小池氏が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」との対決姿勢を鮮明にする一方、首相は小池氏本人との連携には意欲をみせており、首相はこの日の発言で、小池氏への配慮をにじませた。

 

 首相はまた、日本が観光競争力ランキングで4位になったことに触れ「満足してはいけない。『2位じゃ駄目なのか』ということでは下がってしまう」と述べ、民進党の蓮舫代表を当てこすった。
http://www.sankei.com/politics/news/170417/plt1704170038-n1.html


総理は豊洲移転が遅れるとオリンピック・パラリンピックに影響が出ることを念頭に、間接的に早く決断するように促したのだ。そして、迷う小池氏に対し、都議選の結果にかかわらずその後の都政運営に協力することをデュエットに例えて表明したのである。

 

二階幹事長はそういう安倍総理の考え方を”忖度”して、総理と都知事が日本料理店で偶然同席する場まで作った。総理と自民党の幹事長自身がそこまで配慮したことで、意図は小池氏やその取り巻きにもしっかりと伝わったはずだ。

 

宇佐美典也さんは昨日のツイートで「小池知事が豊洲に関するtweetを削除したとのことで、移転に向けての準備が着々と進んでいるのだな。この辺ネチネチ追求してもしょうがないので歓迎しましょ」と述べている。これが事実である可能性は高いのではないか。

 

小池氏がここまで迷走するとは思わなかったのでがっかりだが、オリンピック・パラリンピックを控えたいま、猪瀬、舛添と続いたごたごたを繰り返している暇はないのだ。
彼女に百合子ファーストから都民ファーストに少しでも近づいてもらうしかないのである。

 

(以上)
 

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