原点に戻る | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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ここ何度かのエントリで、加計学園にまつわる国民の誤解を解くために、内閣改造時に総理自身の口から説明するべきだと主張してきた。
しかし、そのように、なんでも安倍総理に頼る考えは間違っていたと今は反省している。

実は、昨日のNHKニュースウオッチ9に安倍総理が出演すると知り、すっきりとした説明をしてくれると期待していた。ところが、安倍総理の説明は反省の姿勢を強く打ち出したもので、自身が関与する余地がなかったことの説明にはなっていなかった。

加戸さんや原さん、青山議員の話ほどの分かりやすさはなく、ある程度の基礎知識がない人には理解しにくい内容だった。自身が決定に関与できない仕組みであることを簡潔に説明すべきなのに次々と反省すべき点を挙げている。

印象操作にやられている人たちは、これだけ反省しているのだから、むしろ何か関与があったん違いないと感じるかもしれない。期待していたのとずいぶん違うこともあって、かなりがっかりした私は、思わずツイッターで次のようにつぶやいてしまった。


猫の遠ぼえ‏ @akirannet  
 うーん、加計に関する安倍さんの説明へたなやなー。自身が関与する余地がなかったことの説明と反省すべき点がごっちゃになっている。せっかくテレビに出ているのに。周りの人何してるの?



ところが、「では安倍総理はどんな説明をするべきだったのか?」と考えても、実は答えられないのだ。事実関係は安倍総理が関与する必要も余地もなかったことを示しているが、それを総理大臣の立場で説明するとなると、そう簡単ではないのだ。

例えば、改革を進めたい内閣府と既得権を守りたい文科省の攻防で文科相は負け、だから文科省の課長補佐は「総理の意向」と書いて省内に言い訳をした。しかし、その事実をすべての省庁を掌握している立場の安倍総理が言えるはずがない。

総理大臣は全省庁を指揮監督する立場であり、他人事のように指摘することはできないのだ。
いくら事実でも、加戸さん、原さん、青山さんと同じように、気持ちよくバッサリと斬るわけにはいかないのである。

自衛隊の日報問題についても同じことが言える。
稲田大臣が隠ぺい指示などしていないことは事実関係から明らかだが、防衛事務次官や陸自のトップが処分を受けているのに、総理が評論家のようにコメントできるはずがない。

そんなことは、考えるまでもないことなのに、私は安倍総理やそのスタッフがそれをうまく整理してやってくれると丸投げし、勝手に期待していたのである。人には性急な成果や気晴らしを求めないようにしようと呼びかけておいて、自分は性急な説明を要求していたのである。

安倍政権は成果を挙げることで民進党などの攻撃をはねつけ、安保法制時をはじめとするマスコミのネガティブキャンペーンにも耐え、高い支持率を維持してきた。反安倍勢力は攻撃ネタに困っていたのだ。

しかし、私自身そういう状況に慣れてしまい、耐える気持ちが薄れ、油断や驕りが生じていたのかもしれない。

さて、耐える気持ちといえば、総理自身も最近そう感じ、だからこそ盛んに反省を口にしているように思う。
組閣後の記者会見冒頭、安倍総理は次のように述べた。

尚、以下、太字強調はブログ主。


 先の国会では、森友学園への国有地売却の件、加計学園による獣医学部の新設、防衛省の日報問題など、様々な問題が指摘され、国民の皆様から大きな不信を招く結果となりました。
 そのことについて、冒頭、まず改めて深く反省し、国民の皆様におわび申し上げたい
と思います。
 国民の皆様の声に耳を澄まし、国民の皆様とともに、政治を前に進めていく。
 5年前、私たちが政権を奪還した時のあの原点にもう一度立ち返り、謙虚に、丁寧に、国民の負託に応えるために全力を尽くす。一つ一つの政策課題にしっかりと結果を出すことで、国民の皆さんの信頼回復に向けて一歩一歩努力を重ねていく


 その決意の下に、本日、内閣を改造いたしました。


(平成29年8月3日 安倍内閣総理大臣記者会見)
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2017/0803kaiken.html


最初にこれを聞いた時、いきなり深く反省しおわびをしたら疑惑を認めてしまうことになると思った。しかし、もう一度聞きなおし考えるうちにこれでいいのだと思うようになった。印象操作で疑念を持っている人たちに、いきなり正論で説得を試みても聞く耳は持たないのだ。

しかも、総理がこの場で説明するには話が複雑すぎる。時系列に説明しなければ分からないことをあのような場で一方的に話すのは無理なのだ。

だからといって安倍総理は誤解を解くことを諦めたわけではなく、林文科相、小野寺防衛相などにさらなる真相究明や情報開示改善を進めさせながら、徐々に理解を得ていく考えなのだろう。経済など政策課題で結果を出し続け、信頼感が戻れば国民も聞く耳を持つ。

それは、青山繁晴さんの解説を聞くような気持ちよさはなく、地味で苦しい道である。それしかないことを十分わかっているつもりだったが、マスゴミのあまりの理不尽さに、つい性急な反論を望んでしまったのだ。

そして、安倍総理自身も全く身に覚えのない加計学園の件が持ち上がったときに、あまりの理不尽な印象操作にやや感情的になってしまったことを反省しているようだ。
だから、発言の最後を次のように締めくくったのだろう。


 振り返れば5年前も、我が党を含め政治全体に対して、国民の皆さんの厳しい目が向けられていました。政治不信が高まる中での船出でした。
 一つ一つ結果を出すことが政治への信頼を回復する道である。そう信じ、内外の諸課題に自民党、公明党の安定した政治基盤の下で全力投球してきました。
 あの政権交代の時の強い使命感と高い緊張感を内閣全体として思い出し、あの原点にもう一度立ち返らなければなりません。
 党内の幅広い人材を糾合(きゅうごう)し、全ては国民のため、しっかりと仕事に専念できる、結果を出せる体制を整えることができたと考えています。
 この内閣は、いわば結果本位の「仕事人内閣」であります。
 国民の皆様の声に耳を澄まし、国民の皆様とともに政治を前に進めていく。そして、しっかりと結果を出していく。その決意でございますので、皆様の御理解と御協力、御支援をお願い申し上げます。


(同上)


5年前の原点に戻り、結果を出し続けることにより、支持率はおのずと上がってくる。支持率のための政治はしないのだ。マスコミの印象操作により刷り込まれたイメージは容易に消せないが、ウソが長続きしないことも間違いない。根気よく訴えていけば必ず誤解は解けるのである。

私も安倍総理を見習って原点に戻り、自分にできることを根気良く続けていきたいと思う。

(以上)
 

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