『月刊Hanadaが絶好調』の理由 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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前エントリ『月刊Hanadaが絶好調』では「商売上手(褒め言葉)な花田編集長は活字好きの高齢者という新しい読者層を獲得しつつある」と書いた。この世代にもネットは急速に普及しているが、高齢者の衰えた目にはスマホやPCより本のほうがはるかに読みやすい。

また、この世代は圧倒的に人口が多いから、モノやサービスを提供する側にとって大切な顧客層でもある。そういう目でHanadaを見ると、両陛下の笑顔があふれる巻頭のグラビア特集や、堤堯、久保紘之両氏(どちらも高齢者)の蒟蒻問答など実にいいところを狙っている。

顔を見合わせて笑っておられる両陛下のお写真に一人でにっこりしてしまうし、まだ御婚約中だった当時の皇太子殿下と正田美智子さんがテニスの合間に談笑されているお写真などは当時のブームを知る私の世代には懐かしい。

当時、テニスコートの恋が話題になって、私も中学入学時にテニス部に入ったが部員が多すぎて練習どころではなかったことなど思い出す。

話が逸れた。
月刊Hanadaの話だった。

ただ、高齢者の読者を狙うとはいってもこの世代の安倍政権や自民党の支持率は若い世代に比べて低い。全共闘世代が大きな比率を占めるこの世代にHanadaのような保守系の言論誌が売れるのかとの疑問も湧くだろう。

確かに年齢層別に支持率にはハッキリとその傾向が見える。





ただ、先にも述べたように高齢者世代は圧倒的に人数が多いから、支持率が低くても支持者の数はそれなりに多い。実際、上記の支持率と年代別の人口から自民党支持者数を算出してグラフにすると次のようになる。





さらに、よく指摘されるように選挙での投票率は支持率とは逆に高年齢層の方が高いから、それを踏まえて選挙で自民党に投票した年代別の人数を試算してみると次のようになった。





高齢者は投票率が高いから、支持率が若い世代より低くても実際に自民党に投票する人数はずいぶん多いのだ。先の衆院選時に「若者よ選挙に、年寄りは寝ていてくれ」みたいなことを書いたが、年齢に関係なく投票に行く人が多いほどよかったのである。

そして、「自民党=保守」ではないにしても、安倍自民党に投票する人は現在のHanadaやWILLの論調に賛同する可能性は高いのではないか。どちらも、多くの潜在的な読者層にアピールするコンテンツを次々に提供できているから、好調な販売が続いている。

朝日新聞がネタを提供し続けてくれていることも大きいが、新たな執筆陣がどんどん加わっていることも紙面を活気づけている。花田編集長がWILLを飛び出したことで競合が生まれ、その競争が紙面を面白くし、売り上げ好調につながっているのだろう。

一方、以前の保守路線から大きく論調を変えている文芸春秋は、店頭を見る限り相当売れ行きが落ちているように思う。マーケティングを間違えたのか、あるいはHanadaやWILLに読者を取られたことで中途半端な保守路線を捨てたのだろうか。

消費がなかなか伸びない理由は2014年の消費増税だけではなく、団塊世代が高齢化して消費額が減っていることも影響していると考える。団塊も含む高齢者層は人口が多く、そのうえ金融資産もたくさん持っている。いかに彼らに消費させるかは企業にとって重要なテーマである。

そういう意味でも、花田編集長は商売上手(褒め言葉)だと思う。

(以上)
 

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