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第二章 母の日常生活
「ねさせてーゆーてんねん、!」母の日常、その(51)
2005/11/8(火) 午後 1:11
某月某日 テレビや新聞等のマスコミで「認知症」の報道や番組が増えた。だが、どう介護や看護するかとなると「?」がつく。専門医も、私が首を傾げたくなることを平気で、真面目に仰る方が目立つ。(あんた、認知症て、ほんまに、わかってんのんか?)と言いたい専門医だらけだ。認知症の方の対処方法は「千差万別」。脳味噌の中身は未だに謎だらけなのだ。(診察室での患者と、日常生活とでは大違いなのだ)。
「にいちゃん、ねたんか~、なにしてるん?」
「うん、もう、寝るよ~、いま用意してるねん」
「はよう、ねんかいな~」
「TVのニュース見たら、寝るからね~」
「はよしぃや~」
今日はデイが休みだ。朝から、母と二人きり。歌の好きな母にラジカセで、音楽を聞かせてやり、家事を無事こなした。午後10時過ぎ、母が欠伸をしたので、寝かせたのだが。
「おやすみなさい」と、母は布団に入り込んだ。
「はい、お休みなさい、風邪引かんようにな~」掛け布団をしっかりかける。
「わかってま~す」と母。しばらくすると。
「にいちゃん、ねた~?」
「うん、もう寝てるよ~」
「わても、ねさせて~」
「どうしたん、寒いんか~?」
「さむない!、ねさせてー、ゆーてんねん!」
「うん、、、(こらあかんかな~)」今日は添い寝するか。
{ある人からのコメントに答えて}PS いま、気が付いたんですが、いつのまにか「4000」超えてました。ご訪問有り難う御座います。認知症の介護で沢山の方が苦しんではります。事情はそれぞれ。なんでもかんでも、一人で抱え込んだら「あきませんよー、」。誰でもよろしいーから、泣きつきなはれ、相談しなはれ、愚痴りなはれ。
ト書き:昔も今も、認知症介護の専門医の言うことは、私にすれば「何もわかっちらん」のアドバイを平気で、する人が多いのだ。