日本時間で昨日の朝、この冬の移籍市場がクローズしました。
昨日のデッドラインデイでは、きれいにまとめることができませんでしたので、改めてリヴァプールのIN/OUTを振り返って、まとめておきたいと思います。

 

IN
フィルジル・ファンダイク(←サウサンプトン)
ライアン・ケント(→フライブルグ/ローンバック)
トニー・ギャラカー(←フォルカーク)

 

 

OUT
コリー・ウィーラン(→ヨーヴィル・タウン/ローン)
フィリペ・コウチーニョ(→バルセロナ)
マティ・ヴァーチュ(→ノッツ・カウンティ/ローン)
キャメロン・ブラナガン(→オックスフォード・ユナイテッド)
ライアン・ケント(→ブリストル・シティ/ローン)
マルコ・グルイッチ(→カーディフ/ローン)
アンディ・ファース(→チェスターFC/ローン)
ダニエル・スターリッジ(→ウェスト・ブロムウィッチ/ローン)
ロイド・ジョーンズ(→ルートン・タウン)
オビエ・エジャリア(→サンダーランド/ローン)
ハリー・ウィルソン(→ハル・シティ/ローン)
ラザル・マルコヴィッチ(→アンデルレヒト/ローン)
ジョン・フラナガン(→ボルトン・ワンダラーズ/ローン)

 

 

 

ファンダイクを獲得した時はおそらく全世界のKOPが色めき立ったものだと思いますが、その後は随分と静かなままウィンドウのクローズを迎えてしまいました。

他のライバルが良くも悪くも目立つ動きをしているのを見ているだけに、多分、多くの方はフラストレーションの溜まった市場だったんじゃないかな~という気がします...が、実は個人的にはさほど不満の残る市場ではありませんでした。
もちろん、コウチーニョという大きな存在が抜けて、それを埋めるような代わりの存在を求める気持ちは理解できますけどね。

 

報道レベルでは攻撃的な選手の名前は何人か出てきたりはしましたが、どうも具体的に動いていた節はあまり感じられません。
実際に動いていたらしいのは、ナビ・ケイタの前倒し移籍ぐらいでしょうか。

 

このあたりにクロップを筆頭にリヴァプールの首脳陣が今シーズンだけを考えずに長期的な視野で判断していると感じました。

 

今シーズンのことだけを考えれば、コウチーニョが抜けた分、攻撃の枚数が欲しいと思うのは確かです。
ただ、次の夏にナビ・ケイタがやって来ることを考えると、この冬で攻撃的な選手を獲れば、夏には確実に枚数がダブつきます。
その時はどうするのか?人員整理をすればいいだろうと考える方もいるかもしれませんが、きつい言い方をすれば、それはテレビゲームか何かのやり過ぎです。
生身の人間を相手にそんな簡単なことはできないでしょう。

 

そういった観点からも、コウチーニョの抜けた穴を埋める候補として、既に夏に来ることが決まっていたナビ・ケイタを選択したのかもしれません。
もしかすると、昨夏の段階でコウチーニョ移籍の方向性はある程度決まっていて、その後釜としてナビ・ケイタ獲得に動いたのかも...まぁこれは外野の人間に分かることではありませんね。
また、ララーナの戦列復帰もある程度は計算に入れていたのかもしれません。もっとも、こちらはまだ完全復活とは言えず、ちょっとした誤算となっているかもしれません。

 

後方に目を向けると、ゴールキーパーの問題は依然として残っています。ゴールキーパーの獲得の噂も出ていましたね。

 

ゴールキーパーは確実に世代交代を図ろうとしており、やや強引にカリウスをファースト・チョイスに指名しました。
Twitterでは既にツイートしていますが、ミニョレ→カリウスへの移行はカリウス獲得の時点から既定路線だったでしょうから驚くことではありません。
傍目にはギャンブルにも思えるかもしれませんが、クロップは今シーズンの残り期間をカリウスにチャンスを与えつつ、トップ4フィニッシュを目指そうとしています。
これまでカリウスには十分なチャンスは与えられていませんでしたから、チャンスを与えること自体はフェアなことだと思いますが、同時にこれはカリウスにとっての最終テストとも言えます。

 

おそらく、報道にも出ていたくらいですから、ゴールキーパーのリストアップは既に進めており、状況によっては次の夏の市場で獲得に動くでしょう。
それを止められるかどうかはカリウス自身の頑張り次第です。

 

いずれにせよ、ビッグディールだったファンダイクが期待されているだけの活躍を見せてくれれば、“ある程度”は守備の不安は解消するでしょうし、コウチーニョが抜けたとしても攻撃陣は(問題も内包しているとはいえ)まだまだ破壊力満点です。
今シーズンの後半戦も、大きなアクシデントがなければ、トップ4を目指して十分に良い戦いはできるでしょう。

 

もちろん、今のスカッドに欠けているものはまだまだありますし、もしかすると次の夏で既に揃っているピースが欠けることもあるかもしれません。
欠けているもの、欠けてしまうものを次の市場で上手く補うことができる為にも、このスカッドでしっかりと結果を残してもらいたいものですね。

 

一方で放出に目を向けるとローン移籍が相変わらず多かったですが、その先に完全移籍か契約満了による退団が見えているものもあれば、将来に向けて経験を積む為のローン移籍というものもありました。
誰の目にも明らかな戦力外だったマルコヴィッチはもちろんのこと、スターリッジやフラナガンも前者のグループに入りそうですし、厳しい目で見れば、グルイッチやケントなどもそのグループに入っている可能性もあります。
若い選手たちにはリヴァプールで才能が花開くことを願わずにはいられないのですが、厳しい現実の世界では必ずしも願いが叶うとは限りません。
シーズンが終わった後、どういった道を歩むことになるのかは分かりませんが、それが少しでも良いものになってほしいですし、その為にもローン先で何かしらの結果を残してもらいたいですね。

 

 

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