先日、かつてリヴァプールに在籍したある選手の移籍のニュースを目にして、ふと思いました。

 

「そういえば〇〇〇(ある選手の名前)って今どこにいるんだろう?」

 

ということで、かつてリヴァプールに在籍した選手の何人かの今を分かる範囲で調べてみました。
いずれも個人的にとても期待していたけどリヴァプールでは輝けなかった(当時の)若手選手です。

 

 

クリスティアン・ネメト

 

現在29歳のストライカーは、2007年の夏にMTKブダペストからやって来ました。
リザーブチームで鮮烈なデビューを果たした後、多くのKOPに期待を寄せられましたが、結局リヴァプールのファースト・チームでプレイすることなく2010年の夏にオリンピアコスへ移籍。


オリンピアコス・ヴォロスへの6ヵ月間のローン移籍を経て、2011年9月にオリンピアコスを退団すると、2011年11月に古巣のMTKブダペストと半年間の契約で加入した後、2012年1月にはオランダのRKCヴァールヴァイクへ移籍しますが、2012年7月にはヴァールヴァイクからローダJCケルクラーデへ移籍したルート・ブロート監督の後を追うように自身もローダJCへ移籍します。
2014年7月に契約満了と共にローダJCを退団すると、2014年12月にスポルティング・カンザスシティに入団して、MLSに活躍の場を移すと、2015年のMLSゴール・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
2016年1月にはカタールのアル・ガラファに移籍して、まずまずの活躍を見せましたが、2017年8月にはアメリカへ戻り、ニューイングランド・レボリューションに入団して、現在に至ります。

 

 

マイケル・エングー

 

現在25歳のストライカーは、サウスエンド・ユナイテッドでユースのキャリアをスタートさせた後、2009年にリヴァプールのアカデミーに加入しました。
イングランドのU19やU20代表にも選ばれ、リヴァプールでの将来を嘱望されていましたが、ファースト・チームで出場機会を得ることなく、2014年の夏にフリートランスファーでリヴァプールを退団しました。

 

リヴァプールを去った後、スコットランドのキルマーノックに2年契約で入団しましたが、大きな怪我に泣いた末に2015年7月に退団します。
キルマーノック退団後、ナショナル・リーグのブロムリーのトレーニングにしばらく参加していましたが、2016年11月に正式に入団。2017年1月にはシーズン終了までの短期契約でリーグ1のオールダム・アスレチックと契約します。
オールダム退団後はしばらくフリーの状態が続いた後、2017年9月にアルバニアのティラナに1年契約(活躍次第で2年目の契約あり)で入団し、現在に至ります。

 

 

ダニエル・パチェコ

 

現在27歳の攻撃的ミッドフィルダーは、2007年にバルセロナからリヴァプールのアカデミーへやって来て、2009年12月のチャンピオンズ・リーグでファースト・チームデビューを果たして以来、少ない出場機会の中にも輝きを見せたものの、いくつかのローン移籍の末に2013年の夏にリヴァプールを去りました。

 

2013年9月にスペインのADアルコルコン(セグンダ)へ移籍しましたが、2014年7月にはレアル・ベティスに加入。
2014-15シーズンはリーグ23試合に出場しましたが、翌2015-16シーズンはデポルティーボ・アラベスへ、2016-17シーズンはヘタフェへローン移籍しており、2017-18シーズンにはヘタフェに完全移籍しています。
ヘタフェではプリメーラ昇格に大きな貢献を果たし、完全移籍で獲得という評価を得ていた訳ですが、プレシーズンで大怪我を負ってしまった為、2017-18シーズンは出遅れてしまっています。

 

 

ネイサン・エクレストン

 

現在27歳のストライカーは、ベリーのユースでキャリアをスタートさせた後、2006年にリヴァプールのアカデミーへ加入し、2009年10月にファースト・チームデビューを果たしたものの、ファースト・チームでの機会には恵まれず、ローン移籍をいくつか経て、2012年の夏にリヴァプールを去りました。

 

その後、エクレストンは様々なクラブを渡り歩きます。
2012年の夏、ブラックプール(当時チャンピオンシップ)へ移籍しましたが、10月にはトランメア・ローバーズへローン移籍します。しかし、トランメアでの試合出場はわずか1試合。トレーニング中にハムストリングを負傷して治療の為にブラックプールへ戻ってその後トランメアでプレイすることはありませんでした。
その後2013年には短期でカーライル・ユナイテッドへ、2014年にはコベントリー・シティへローン移籍し、ローン期間満了と共にブラックプールとの契約も終えます。
ブラックプール退団後はスコットランドのパーティック・シッスルに入団しましたが、2015年2月には退団、その後同じスコットランドのキルマーノックに入団したものの5月末で退団、2016年3月にハンガリーのベーケーシュチャバ1912エレレに入団しましたが1シーズンで退団し、その後はどこのクラブにも所属していません。

 

キルマーノックを退団する前後あたりに「Peaches Sportswear」という女性向けスポーツファッションブランドを設立し、現在もその会社のCEOを務めていて、正式な発表はしていないものの実質的にはプロ・フットボーラーを引退していると言って差し支えないと思います。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

“フットボーラーは旅人”というのは倉敷保雄さんがよく言う言葉で、私もそうだよな~と思っているのですが、強くそう思わせた1人がネメトでした。
彼には浦和レッズが獲得するのでは?なんて噂も一時ありましたね。もし、本当に浦和に来ていたら、私も埼スタまで観に行っていたかもしれません。

 

エングーもアカデミーの試合を観ていて、そのダイナミックなプレイに期待をかけていたのですが、残念ながらアンフィールドで花開くことなく去ってしまいました。
ただ、今回調べていて初めて知ったのですが、キルマーノック在籍時の大怪我は実は当時セルティックにいたファンダイクの酷いチャレンジのせいだったということで複雑な気持ちになってしまいました。
もちろん、ファンダイクに悪気があったはずはないでしょうが。

 

パチェコは今回ご紹介した中でも一番期待していた若手でした。
あまり出場機会はもらえませんでしたが、ひとたび試合に出れば目を引くプレイをいくつも見せてくれて、こいつがレギュラーでプレイするようになったら楽しみだな~と思っていたものです。
スペインに戻ってからは、セグンダ(今でいうラ・リーガ ウノ・ドス・トレス)でのプレイが多かったですが、ヘタフェではいよいよプリメーラでプレイできるチャンスだっただけにプレシーズンでの怪我は残念でなりませんが、これからの巻き返しに期待ですね。

 

今回の中ではエクレストンが一番の驚きですね。
フットボールをやっていない感じはしていたのですが、まさかの実業家転身。どの程度成功しているのかは分かりませんが、まぁそういう人生もアリですね。

 

今後も不定期だとは思いますが、かつてリヴァプールに在籍した選手たちのその後をご紹介していきたいと思います。
まぁ当然のことですが、ネットでの調査が限界なので、あまり深いところまでは調べられないとは思いますが。
この人を調べてほしいという選手がいればコメントでお寄せください。

 

 

おひとつ応援のクリックお願いします。モチベーション上がります。
また、コメントやいいねも絶賛受付中です。モチベーションがググッと上がります。
    ↓↓↓
にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ
にほんブログ村


Twitterしてます→こちら