食品工場での品質と環境健康配慮は同期(2) | エコ食品健究会ブログ

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第1回のつづきです(第1回は下記
http://ameblo.jp/ekoken/entry-11958693937.html

前回はTPMの視点から、品質管理と環境配慮は同期であることを紹介しました。



では、今回は品質管理の潮流を確認しておきましょう。



過去はいわゆる衛生管理(PP)で充足された時代がありました。しかしながら近年の不二家、雪印や最近のべヤングさんのゴキブリ混入事件にもあるように、PPの取組だけでは網羅できない時代、かつ、企業経営を揺るがすくらいに重要性が高まっていますね。


SNS等のメディアの発達により拡散のスピードも大きいです。


PL法による損害賠償、欧米の輸入規制、流通のクリーン調達への対応を受け、次第にHACCPを導入する動きへと変化。


しかしながら雪印等々の件もあり、これも充分ではないと消費者に思われるようになります。


そこで浸透してきたのが、全社的な品質マネジメントシステムの構築
そのためISO9001の認証取得が拡がります。

さて現在、こちらも足踏み状態が続きます。

なぜならば、ISO更新のための管理になってしまっていることを企業が理解し、更新の必要性を感じなくなったからです。

ここまで確認した潮流で言えることは、品質管理は安全安心のクレジットであるということです。
ISO等のツールもその手段であったはずです。

しかしながら、その手段が目的になってきてしまった現在、次のステップへと歩み出そうとしている企業が増えてきているのが実態です。

その際、実は多くの企業の方々が品質管理を次のように捉えます。

安全安心な食品(健康配慮)を提供することは、品質管理そのものであり、つまりは環境配慮にも繋がる。

つまり、品質管理で安全安心を提供するのではなく、安全安心のために品質管理を実行する時代であるということ。

そして副産物として、環境負荷低減につながること に気付いていくことになるのです。

経営者は、品質管理を通じて、環境負荷低減へのインパクト、さらには健康配慮へのインパクトを数値化するなどして管理することが可能であることを知ってほしいのです。

つづく

≪事務局投稿≫



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