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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

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ミルコに勝ち逃げ、ベルトも持ち逃げされたIGF・・・いろんなところで脆さを露呈

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ミルコに勝ち逃げ、ベルトも持ち逃げされたIGF・・・いろんなところで脆さを露呈

(東京スポーツより)
 IGF王者のミルコ・クロコップ(40=クロアチア)が21日、世界最大の総合格闘技団体「UFC」に電撃復帰したことが分かった。現役チャンピオンの流出に、IGF側は大混乱。ミルコに連敗している石井慧(28)にとっても恩師の訃報に続くショックなニュースとなった。
 

 UFCはこの日、公式ホームページで「CRO COP RETURNS TO THE OCTAGON(ミルコがオクタゴンに帰ってくる)」と大々的に正式発表した。ミルコ本人も自身のHPで「キャリアの終わりまでにいくつかやりたい戦いがある。最善を尽くす。UFCには感謝している」と記し、復帰を認めている。

 現地での報道によると、ミルコはUFCと複数試合契約を結んだ。ライバル団体の「ベラトール」もミルコ獲得に動いていたが、資金力のあるUFCはそれをはるかに上回る好条件で“強奪”したという。
 

 一方、現役王者の移籍にIGF関係者は大慌てとなった。総帥のアントニオ猪木氏(71)は、英国から帰国したばかりとあって「俺は分からない。もっと詳しい人に聞いてくれ」と言葉を濁したが、ベルトの処遇については「返上かな」と突き放したように示唆した。
 

 ただ、宇田川強エグゼクティブ・ディレクター(ED)は「まだ連絡がついていないので、本人の意向が分からない」とした上で「ミルコが『返上しない』と言えば、こちらから無理に返上を求めることはしない。UFCで防衛戦をするかもしれない。こっちからUFCに挑戦者を送り込んだっていい」と強弁。言外に混乱ぶりを露呈させていた。
 

 とはいえ、IGFにはかつて新日プロからIWGPベルトを“持ち逃げ”したブロック・レスナー(37)を旗揚げ戦に参戦させた前歴がある。宇田川EDの言い分も一理あるのかもしれない。
 

 同ED以上に動揺していそうなのが、前IGF王者の石井だ。昨年8月大会で、流血によるドクターストップでミルコにベルトを明け渡すと、リベンジ戦となった昨年大みそか大会ではパンチのラッシュでTKO負け。連敗の屈辱を晴らすべく、3度目の対決に向け始動したばかりだった。
 

 もちろん、UFCと契約しながらIGFに参戦しているジョシュ・バーネット(37)のような例もある。「プロレスルールによる第3戦」の可能性もゼロではないが、UFCは選手への“縛り”が厳しい。現状では、UFCとの契約終了まで総合格闘技ルールによる“再リベンジ戦”は困難とみられる。石井にとっては恩師の斉藤仁氏(享年54)の訃報に続くショックなニュースとなってしまった。


―諏訪魔IGFとの参戦交渉開始へ
全日本プロレスの“暴走専務”諏訪魔(38)が21日、IGFとの参戦交渉のテーブルにつく考えを表明した。諏訪魔は昨年末「蓄えてきたものがあるんで、清算させてもらう」と発言。その標的は過去に因縁があるIGFとみられていた。この言葉に対して「飛んで火にいる夏の虫」とばかりにIGFサイドが敏感に反応。宇田川EDが「ぜひ来てください」と「GENOME32」(2月20日、東京ドームシティホール)参戦を呼び掛けると同時に、具体的に澤田敦士や青木真也といった対戦候補まで提示した。
 

 諏訪魔は「一つだけ言うと、俺は『IGF』とは口にしてなかったけどな」と人を食ったような笑みを浮かべながらも「ちゃんと大人の話し合いができる人間を用意しろ。こちらとしては話す用意はある。逃げも隠れもしない」とメッセージを投げ返した。
 

 2月20日は全日本の後楽園ホール大会で世界タッグ王座挑戦が決まっている。IGF側が求める同王座戦の第1試合変更は無理な相談だが、参戦交渉に入る考えはある。相手の十八番である乱入といった形ではなく、あくまで“王道”の話し合いを求める。王道VS猪木イズム。いよいよ禁断の扉が開かれそうな雲行きになってきた。


 前日に更新したミルコ・クロコップがUFCと契約したことに関してのIGF側の反応を東京スポーツが報じたが、感想はIGF側の困惑と認識の甘さ、そしてMMA業界ではまだまだ力がないことを露呈するような内容だった。


 ミルコはUFCのライバル団体であるベラドールが獲得に動いており、IGFの大晦日興行にはCEOであるスコット・コーカー氏が来日し大会を視察していた(本人はプライベートであると強調)、しかしUFC側が先手をうってミルコと契約し獲得した、IGF側はこのことを掴んでいたのかはわからないが、両団体からしてみればIGFはまだまだMMAではスモールカンパニーであり競合できるような力がない、ミルコがどっちに移籍しようがIGFからの離脱は必至だったのだ。


 IGFベルトに関しても返還はされずミルコが持ったまま『持ち逃げ』とされた、それで思い出すのはブロック・レスナーのIWGPベルト持ち逃げ事件、2006年7月に当時IWGPヘビー級王者だったブロック・レスナーが棚橋弘至との防衛戦を拒否し、レスナーの新日本のエースと売り出すために製作された3代目IWGPベルトを返還せずそのまま“持ち逃げ”してしまった。
 3代目IWGPベルトはIGFが旗揚げ戦でレスナーを招聘、カート・アングルとベルトの所有権がある新日本が認めない非公式な防衛戦を行い、アングルへベルトが渡った。
 その後3代目IWGPベルトは新日本がアングルを招聘、中邑真輔がアングルを破りベルトを回収したが、現在になって状況が違うがIGFに同じようなことが起こってしまった。


『IGF側はUFCで防衛戦』というコメントしているが、いくらベルトに2億円がかけられていおうが、UFCではUFCのベルトがあくまで最高権威、MMA業界ではまだ力がないIGFのベルトをかけて試合をするなど有り得ない。

 
 IGFにしてみればミルコと交渉か、招聘してミルコを破り回収するしかないのだが、ミルコを招聘するとなるとUFCと契約し以上時間と手間(ギャラ)がかかるのは必至、UFCと契約しているジョシュ・バーネットの場合はプロレスであることとIGFがUFCと競合する団体ではないからということで来日が認められたが、ミルコが来日したとしてもプロレスをするとは思えない、ましてミルコへの刺客が藤田和之でなくまた石井慧をと考えているようでは、ベルト回収はかなり厳しい状況だと思う。


 最後に諏訪魔に関しては諏訪魔側はIGF側との交渉を訴えているが、この時点ではまだ話し合いはなされてないようだ、しかし今のIGFはミルコへの対応策が優先で諏訪魔に構っている暇があるかどうか・・・


 攻めの姿勢であるIGFだったが団体としての防御に関しての脆さと、MMA業界では大きく見せるだけで実際は力がないことを露呈してしまった。


 ミルコに勝ち逃げされ、ベルトも持ち逃げされ二重の失態をやらかしたIGF、果たしてどう始末をつけるのか、始末をつけたとしてもこのツケは今後に大きく響く。

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