それはしゃーない~ | たけちゃん先生 「奮笑記」

たけちゃん先生 「奮笑記」

小学校の教員になって随分になります。

これまでたくさんの子どもたちや、先生方と出会ってきました。

子どものこと、教員として自分が歩いた道、そして教育のこと・・・

自分の教員としての「記録」も込めて、書き綴りたいと思います。

2年生のやんちゃでちょかちんのY君が、体育館からしょぼんと歩いてきました。

「Y君~どうしたん?」

黙ってうつむいたままです。


普段なら私のお仕事中に近づいてきて、

「先生!何してるの?」

と親しげにお話に来てくれる子どもです。

「人間生活~~」

「も~~ええわ!」

って会話をした子どもです。


下校会で帰ったと思ったら、その10分後には、学校へ自転車で遊びに来てる子どもです。ウサギ小屋でエサをやってたら、どこからともなくあらわれ、

「僕も入っていい??」

と言い、返事をするまもなく入ってくる子どもです。


感情が豊かです。

何でも興味を示す子どもです。

でも、友達に余計なことをして、「帰りの会」で話し合いの対象になる子どもです。


「体育で何か嫌なことあったの?」

黙って肯きました。

「教頭先生に教えてくる?」

「あんな~ドッジボールで負けたら、B君に「イェーイ!!」って目の前でされてんダウン

「そ~か~それは嫌やんなあ~」

「ほんでな~先生に言ったら、「勝ち負けは必ずあります!」って叱られてんダウン

「そらそうやろ!でもさあ、Y君は、もし、そのドッジボール、勝ってたら、B君に「イェ~~イ」ってしたんとちゃうのはてなマーク

「・・・・・・雪の結晶


(もうちょっとだけてんとうむし

「それにさあ~Y君は、B君にされてから嫌だって言ったけど、もし「イェ~イ」って言ってきたのがF君でも同じように怒ってたはてなマーク

Y君は黙ってました。

ちょっと攻めすぎましたとかげ


「今度、勝ったらええやんなあ晴れ

「そうそうグッド!

分かったか分かってないか分かりません。

あまり関わりすぎると、教頭の本分から外れてしまうかもしれません。


ゲームだから必ず、勝った負けたはありますクローバー

勝ち負けを素直に受け入れることも大切ですクローバー

何度も経験することで、身についてきますクローバー

教師が勝ち負けに関する子どもの揉め事を、避けてはいけません霧


(2年生だし、これからたくさん経験すればいいよなあ星

と思いながら、Y君を教室まで送ってあげましたクローバー



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