所用で体育館へ行きました。
3年生のR君が担任の先生と話をしていました。
R君は、泣いたような怖いような顔をしています。
担任と目が合いました。
「教頭先生に聞いてもらう!」
「はいはい。何でしょう」
「R君ね。。。。。」
で話が始まりました。
どうもリレーのアンカーを誰がするかで、ジャンケンになったようです。そのジャンケンで負けたのに、友達が『後出し』をした。と文句を言い始めたようでした。担任が見ていても全然後出しではないようでした。いわゆる「いちゃもん」です。
「絶対、後出しなの?」
すねています。
(教頭の話なんか聞いてられへん!)
みたいな顔をしています。
(そらそうやな~)
その場を後にしようと思いましたが、担任に声をかけてもらってるのに、放ったらかしにできません。
「まあ、リレーのアンカーなんて、またチャンスあるしね」
それぐらいの言葉しかかけられませんでした。
『すねる子どもをどう指導するか』
非常に難しいです。
悩ましい話です。
叱りつけて上手くいくときもあります。
なだめて上手くいくときもあります。
ほったらかしにしておいて、上手くいくときもあります。
友達の一声で上手くいくときもあります。
ただこの時、一番あかんのは、『やり直し』です。
上手くいった試しがありません。
気持ちを分かってあげるのが一番なのでしょう。大抵のこのタイプの子どもは、自分の事を見ていて欲しいと思っています。その子だけを見ている訳にもいかないと思いがちですが、一番近道なのかもしれません。
「慌てないこと、どっしりと構えること」
30代前半の若い先生です。
色んな経験を積んで成長していかれるでしょう。
私は私で、かつて『すねて』私を困らせた子ども達の事を、思い出していました。
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