よい授業② | たけちゃん先生 「奮笑記」

たけちゃん先生 「奮笑記」

小学校の教員になって随分になります。

これまでたくさんの子どもたちや、先生方と出会ってきました。

子どものこと、教員として自分が歩いた道、そして教育のこと・・・

自分の教員としての「記録」も込めて、書き綴りたいと思います。

②番目の因子として、基礎力アップとなっています。


具体的には、「くわしく、ていねいな指導」、「学習内容の理解を確認する時間の設定」、「繰り返し学習に取り組む時間の確保」など、基礎的・基本的な学習内容を定着させるための指導に係る事柄。


基礎的・基本的な学習内容の定着は特に大切です。


子どもの意欲や関心を引き出すために、様々な『飛び道具』を準備される先生がおられます。


それはそれで、子どもたちも引きつけられ、授業に入り込んでいますが、終わってみると、「どんな力が付いたの?」「この授業の基礎基本は何?」って思ってしまう授業も見られます。


附属小学校の勤務時代は、この部分でのジレンマにも悩みました。


教官の中にも、子どもの学びを重視する教官と、授業の面白さを重視する教官がおられました。


グループに別れてたとか、対立していたとかではないのですが、何かにつけて討論されていました。


(どっちも大切だけど、一番大切なのは子どもの学びやんなあ…)

なんて、朧気に考えていた記憶があります。


教師の授業力と、子どもにとって授業がよく分かること。

よく似ていますが、全く違うことだとも思います。


授業が上手なのに、子どもたちに基礎基本が定着していない。。。

こんな教室もよく目にしました。


逆に、こんな授業なのに子どもの基礎学力は定着しているよなあ。。。

こんな教室もありました。


この結論は、「子どもの評価基準をちゃんと見とれているのか」

に集約されると思うのです。


基礎基本を一度の確認で定着できる学年もあれば、二度言っても定着できない学年もありました。


子どもも授業も生き物です。

同じことを繰り返してもいけません。

教師にもそれに対応できる柔軟性が必要です。


基礎基本の定着。

子どもにそれを実感させられる技術。


常に意識しながら日々の「授業実践を積み上げる」ことが、大切だと思うのです。



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