よい授業③ | たけちゃん先生 「奮笑記」

たけちゃん先生 「奮笑記」

小学校の教員になって随分になります。

これまでたくさんの子どもたちや、先生方と出会ってきました。

子どものこと、教員として自分が歩いた道、そして教育のこと・・・

自分の教員としての「記録」も込めて、書き綴りたいと思います。

全国学力学習状況調査の児童質問紙の設問です。


(53)授業の中で目標(めあて・ねらい)が示されていたと思う


(54)授業の最後に学習内容を振り返る活動をよく行っていたと思う


(55)授業で扱うノートには、学習の目標(めあて・ねらい)とまとめを書いていたと思う。


多分、平成26年度から加えられた設問でしょう。


教師自身を子どもに評価させているのです。

それまでにあまりない設問でした。


まず、教師の授業の基礎が問われています。

当たり前のことですが、できていない先生もおられます。

(研究授業ではしてるけどあせる


ねらいやめあてもなく、授業に入る子どもたちも可哀想です。


何に向かって考えればいいのか、何が分かればいいのかも「分からない・示されない」のですから。


これで教師について行く(ついていこうとする)子どもたちが健気です。



ノートの設問も同様です。


「ノート書かせたら、点検しないといけないから」

「ノートに上手に書かせられないから」

「ノートに写す時間がないから」

「ノートに書かせながら授業できないし」

「ノートばっかり書いて話を聞かないから」

こんな理由で、ノートを写させない先生もおられました。

(あかんあかんドクロ


ある程度、訓練は必要です。

でも、慣れればちゃんと書くことができます。

地道で粘り強い努力が必要な学年もありましたが、何とかなります。


板書は写させる必要があります。

特に国社算理は必要です。


校内研修では学習カードに記入させる授業をよく見受けます。

普段の授業からその手法ならいいのですが、「研究授業だけ」はダメでしょう。


また、道徳や総合的な学習の時間も写す必要のないこともあります。


ノートには、目標とまとめを書かせる必要があるのです。


この基本技術ができて、やっとこさ授業なのです。


そして因子②の「基礎力アップ」に繋がるのです。




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