おたふくかぜ | たけちゃん先生 「奮笑記」

たけちゃん先生 「奮笑記」

小学校の教員になって随分になります。

これまでたくさんの子どもたちや、先生方と出会ってきました。

子どものこと、教員として自分が歩いた道、そして教育のこと・・・

自分の教員としての「記録」も込めて、書き綴りたいと思います。

正確には流行性耳下腺炎といいます。

耳の下が腫れて「お多福」のようなので、そんな名前がついていると祖母から言われた記憶があります。

 

4人兄弟姉妹で、そのうち3人を本校に通わせている保護者から電話が入りました。

「教頭先生!うちの子ども3人、おたふく風邪って医者に言われてんけど、真ん中の1年生は罹かってないねん!どうしよう!」(いつもため口の保護者なんだけどむかっ

って聞いてきました。

 

よくよく聞けば、

一番下の保育所児が12月末に罹った。

1番上と2番目が、今日、耳の下が痛いと言う。

医者へ行ったら、おたふく風邪と言われた。

多分、3番目も罹ってるはずだけど症状が出ない。

登校させてもいいか?

といった内容でした。

さらに、ウイルスが入った30パーセントほどの子どもは、発症しないで過ごしてる。ような医者の話も付け加えられました。

 

悩ましい話です。

私は医者でもないし、アドバイスする立場にもありません。

その保護者は多分、悩んでるんだろうけど、ため口で明るく話すので、危機感が伝わりません。でも、悩んでおられます。

 

結局、明日(金曜日)、3番目を休ませて様子を見ます。

で電話を切られました。

 

感染性胃腸炎、インフルエンザだけでも気を遣う3学期なのに、流行性耳下腺炎まで加わればこちらのクライシスマネジメントも多岐にわたることになります。

 

子どもたちの兄弟姉妹が、多く通う保育所で流行しています。

小学校でも広がるのは見えています。

「あ~~あ」

と後ろ向きのため息をついているたけちゃん先生なのです。