眼鏡作成時の屈折・視機能検査の距離 | 奈良県 メガネ・ドイツ式両眼視機能検査・視覚認知検査 ジョイビジョン奈良ブログ
実空間6mの屈折及び両眼視機能検査と、実空間1m(仮想5m)の屈折・両眼視機能検査との数値比較を行うと、往々にして数値に矛盾ある差が見られます。

当然、実距離1m足らずでありながら、仮想的に5m先を見せるという「非現実的な空間」で行う検査に関しては、屈折度数から視機能の状態に狂いが生じてきます。

それは、積み重ねれば積み重ねるほど大きな矛盾となります。

なので、検査者は矛盾の無い数値を出す為に、検査室の環境整備を行わなければなりません。

「環境的に距離はとれないから現有している環境や機器でやる」では無く『ないなら環境を作る』もしくは『作れないならやってはいけない』と教えるのが本物のテスターですね。

より良い眼鏡を必要としている方にとって重要なのは、結果的な数値ではなく『何故その数値になったのか』です。

完全に不確実といえる要素はそのままに、数値的な解釈を試みようとするならば、やはり行き着くところは「構造化されていない不適な検査環境及びテスターの未熟さ」というところに落ち着くと思われます。

とても重要なことなので、今度、学校関係の講演のときにお話してみても良いかもしれませんね~^^;

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