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猫のお仕事　かわいい屋さん始めました

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2017.11.11

ニャン氏の事件簿　松尾由美

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(23944)

カテゴリ：猫の本

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ニャン氏の事件簿（創元推理文庫） [ 松尾由美 ]
価格：820円（税込、送料無料) (2017/11/11時点)

商品基本情報

発売日： 2017年02月19日
著者／編集：松尾由美
出版社：東京創元社
発行形態：文庫
ページ数： 272p
ISBNコード： 9784488439088

商品説明

【内容情報】（出版社より）

大学を休学し、家電配送のアルバイトなどをしながら、自分を見つめ直している佐多くん。とあるお屋敷のシャンデリアの付け替えにいくと、休憩中に出くわしたのは、一匹の猫とそれに仕える秘書兼運転手だという男だった。アロイシャス・ニャン氏と紹介された品のいい猫は、その屋敷で起こった変死事件の謎を解き明かす?! って、猫がニャーニャーと鳴いているところを勝手に解釈しているみたいだけど本当なの？　アルバイト先で、次々と不思議な出来事とニャン氏に出くわすことになった、佐多くんの右往左往の探偵譚を愛らしく描いた連作短編集。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）

アルバイトをしながら、自分を見つめ直している佐多くんは、あるお屋敷で、突然やってきた一匹の猫とその秘書だという男に出会う。実業家のＡ・ニャンと紹介されたその猫が、過去に屋敷で起こった変死事件を解き明かす？！って、ニャーニャー鳴くのを通訳しているようだが本当？次々と不思議な出来事とニャン氏に出くわす青年の姿を描いた連作ミステリ。文庫オリジナルだニャ。

【目次】（「BOOK」データベースより）

ニャン氏登場／猫目の猫目院家／山荘の魔術師／ネコと和解せよ／海からの贈り物／真鱈の日

松尾氏の名前に記憶があり、辿ったところ、「バルーン・タウンの殺人」が既読でした。
あれは面白くて好きな作品でした。自分が妊娠・出産を経験したからより楽しめました。
さて、私は猫が好きなので、その流れでいろいろな猫が登場する小説やミステリを読んでいますが、その時に気になるのが猫の魅力。
実際に猫を飼っていたりよく知っているからこそ、あるある！という猫ならではの仕草や習性がお話に登場するのが楽しいのですが、残念ながらこの作品ではその点がちょっと薄い。猫好きとしてはその点をもっと盛り沢山だと嬉しいなー。でも、ミルクをいただく様子や、猫ならではの推理は好きですね。
実業家でもあるA・ニャンという猫がニャーニャー鳴くのを、お付きの男が通訳して事件を解決していくのは面白いです。
「ネコと和解せよ」という表題は、猫好きの人なら、ネット等で見て記憶に残っているのでは？思わずクスリとします。
その他の話のトリックも意外性があって楽しめました。
推理もいいけれど、実業家としてのニャン氏の業績や仕事ぶりをもっと知りたいし、それに絡んだ事件や推理を読みたいです。
第二弾に期待してますが、行くゆく先々で事件とニャン氏に遭遇していた佐多くんは、そうなるとどういう風に事件に絡み、そこにさらにニャン氏が関わってくるとしたらどのようになるのか、わくわくします。