怪我をして良かった・・片手練習を追求したら・・ | 愛の夢のつづき

愛の夢のつづき

指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

人は進化できます。具体的な進化の方法をお伝えしています。
羽生結弦選手 浅田真央さんを応援しています。

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昨日のレッスンに、左手の指に包帯を巻いて来られた方は、

ギリギリ腱は切らずに済んだ、、という危ない怪我でした。

もちろん、しばらく左手は弾けなかったとのこと。


その結果・・・


劇的に、右手が変わっていました。

今まで出たことのない洗練された音で、

しかもタッチのスピードがかなり揃い、音質が揃っていて、

もう、もう、別人・・・という感じに、

飛躍的にレベルが上がっていました。


もちろん、今までも、

(私がいつもお勧めしていますから)

片手ずつの練習はされていたそうですが、

両手練習の合間に片手をする・・というのではなく、

ずうっと「片手しか練習できない」状態だったからこそ、

今まで、自分では「弾けている」と思っていた右手が、

実は全然できていなかったと実感できたのだそうです。

「怪我をしてよかった。。」とのことでした。

そうかもしれませんね。怪我は素晴らしいチャンスになったわけです。

そして、

「これからは、もっと謙虚に、片手練習しなくては・・」と

言われたのですが、

「謙虚に・・」ということは、

片手練習は「できていないからすること」というイメージに

なっているかもしれません。


そうではなくて、仕上がってからでも、

片手練習や声部別練習を「味わい、楽しみましょう。」と言いました。

ピアノは、複数の音楽を一人で弾くので、つい忘れがちですが、

もし、室内楽だったとして、

あっさり弾けてしまう簡単なメロディーだったら、

担当の第1ヴァイオリンの人は、合わせの時しか練習しないでしょうか?


一人でも、その1本の旋律に命を賭ける想いで練習しますよね。

弾けるからいい・・、あるいは、

もう、弾けているから大丈夫・・と思わずに、

簡単なメロディーも、音符の少ないバスも、

ひっそり脇役の内声も、

それぞれに相応しい音量や音色を探しながら、

そして何より、味わい、感動し、楽しみながら、

それだけを何度も弾いてみると、その後の両手練習は変わります。


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                      Megumi(野谷 恵)