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砂の上の秋の終わりの風。 チャイコフスキーの秋の歌・・。 、、、、、、、、、、、、、、、、、、 血の気の少ないように見える楢の落葉樹を見ながら、 (計測単位を制御、座標値の抽出、テキスト、長方形、円形マークアップ) ―――かの国木田独歩が、 落葉樹の美について楢林の奥で、 時雨を聞くというようなことは見あたらない、 と書いていたが、 ・・・・・・それも朝の青い水底から浮かび上がった真珠。 秋刀魚に、茸に、柿に、それから、紅葉・・。 薄の穂波みたいにやわらかに揺れながら、 ドラムスとパーカッションのリズム・・・。 トーマス・ハート・ベントンの『地下鉄のある都市の活動』 ぼんやりすると、トパーズに刻まれた二つの凸彫のようでもあるし、 蒸気のようでも―――ある・・ 『拒絶』がさらなる『拒絶』を生み、 『送信』がさらなる『送信』という拡大を生む。 ・・・・・・・・・いまになって、 フランス旅行の折に見た、 樫や小楡を思い出す・・。 ―――狐よ、荒廃にも似たその顔つきで、出てきてくれないか? ・・・テープが終わる、カシャッ、という音が聴こえる、 ・・・・・・僕は僕がわからないよ、秋の森はそれぐらい僕の心を孤独にも不安にもする。 泥の濠となる流れのように、 森では風もないのに豊満の淋しさの物音がする。 夜の森の中ではまだ誰も死んでいないような気がする ―――秋は魔力だ、 ・・・・・・・テーブルの上の輪ゴムのようにはいかない、 あの音は・・・。 あの音は・・・。 あの赤い実を目当てにやってきた鳥だろうか、 それとも冬ごもり前の栗鼠が団栗を漁りに・・? 、、、、、、、、、、、、、、、、、、 血の気の少ないように見える楢の落葉樹を見ながら、 (計測単位を制御、座標値の抽出、テキスト、長方形、円形マークアップ) 素晴らしい知性も、肉体を土壌にして、牡丹の花が咲く。 欲望は眼や胸や耳や鼻とは違って、口のようなもの、 、、、、、、、 きょうちくとう、 リーヴァイスのズボン、 ガソリンスタンドのレシート、 「冷房がききすぎた夏の水族館みたいだね。」 「・・・ソファーやシャンデリアみたいに、山イルカが出てくる、」 「森あざらしが出てくる、樹状かじきに、広葉樹が餌の茸蟹・・」 ―――なんて馬鹿なことを言ってる方がいいかなあ、 このさみしい道、 このさみしい道・・。 ―――このさみしさに涯はないんだ、 際限がないんだ、塵と灰と橙いろの海、 白々しい風がノアの方舟を連れてくる 季節の入り口、長い冬を前にして、 食道、胃、腸とつづく一本の管の入口から、 二個は存在しない、一年を手に入れる・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月01日 02時14分41秒
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