皆さま、おばんです!
今年の春、友達が貸切列車
を走らせるとのことで、
その列車に乗車すべく、
鳥取県内の郡家駅 と若桜駅を結ぶ若桜鉄道にお邪魔しました。
貸切列車の様子はリンク先を見て頂くとして…
若桜鉄道の駅を独りのんびりと堪能したく、
貸切列車が運行される前日に若桜鉄道の駅を周ってきました。
いずれも戦前の木造駅舎が残る駅だらけでステキでしたが、
中でも終点の若桜駅は最強でしたの。
まずは若桜駅のことからですが、
国鉄はやがて民営化され、若桜線もJR西日本に移行されるも、
その半年後の昭和62年10月には更に第3セクター化されて、
現在は若桜鉄道の駅に落ち着いております。
ちなみに若桜鉄道の本社が置かれている駅でもありますぞ。
そんな若桜駅、駅の構内には様々な展示物があるとのことで、
入構許可証(入場券を購入すれば借りられます)をゲットして
ちなみに手にぶら下げているのは、小銭の持ち合わせが無く、
お金をくずすために向かいのスーパーで購入した食パンでした。
どうでもいい話ですが。
駅舎に入り、左手側に見えるのが
こちらの資料展示室&グッズコーナーです。
椎名心実 隼さくらちゃんは今日も安定の可愛さでした。
それではいよいよお目当てのホームに進入です。
この先にある展示物、心して見てくださいね。
…の前に、改札口では大勢のキャストさんが迎えてくれましたよ。
うぇるかむ若桜駅!
真夜中は不気味…いや、そんなことはない。
チビッコが乗っているソレ、実はレアものだったりして?
若桜駅は単式ホーム1面のほか、
構内西側(郡家駅寄り)には車両の留置線が備えられております。
ここに留置されている12系客車、
将来運行される予定の観光列車向けに
平成23年にJR四国から譲渡された車両なのですが、
これらは「ムーンライト高知・松山」用にグリーン車化された車両でして、
元をただせば、昭和47年に総28両が製造された、
12系客車の試作車グループの一員だったのでした。
更には、昭和59年から科学万博つくば85のPR列車として運行された
「サイエンストレイン」
だった経歴を持つ車両も2両含まれていて…
これだけで、ご飯3杯はいけちゃいます。
でもでも、若桜駅のお楽しみはまだまだこれからですからね。
若桜駅の東側(終端側)に見学通路がありまして、
写真に写る、通路の脇にある用水路のようなモノですが、
積もった雪を流すために造られた流雪溝でして、
国鉄時代に実際に利用されていたモノなんですって。
登録有形文化財にも登録された、古い構造物だそうですよ。
転車台!!!
これ、手動(3人がかり)で実際に回せるそうですよ。
蒸気機関車廃止後は使われることなく、
長らく土に埋もれたままの状態だったそうですが、
1人のファンが若桜鉄道の許可を取って
転車台の掘り起こしを始めたんだとか。
その後、熱意に感銘を受けた社員さんたちも一緒になり作業を進行、
実際の使用に耐えられるほどまで復元されたそうです。
行程のすべてが手作業だったらしいですけど、
本当に素晴らしい話ですよね。
そして、その傍らには…
C12形蒸気機関車!
DD16形ディーゼル機関車もいました!
ここはもう、完全に国鉄ワールドですよ。
鉄道好きでしたら、絶対に虜になること間違いなしです。
なお、この2両の機関車がなぜ若桜にいるのか?
その目的は?
若桜町の将来を担うことになるかもしれないこの2両のこと、
ぜひ、ネット等で調べてみてくださいね。
他にも駅前には怪しげな車両があるし…
若桜鉄道・若桜駅構内にある謎の蒸気機関車を操ってみた。
若桜鉄道秘蔵のディーゼルロコ・DL-103の姿を捉えた!
辺りを見渡せば、そこらじゅうが昭和の風景だし…
鉄道のテーマパークといっても
過言ではいレベルの若桜鉄道・若桜駅でした。
若桜駅(平成27年3月7日)