皆さま、おばんです!
留萌本線・藤山(ふじやま)駅です!
無人駅なのに木造駅舎が残っているとは…
藤山駅、ステキ過ぎますって!
地元のJR東日本圏内は無人駅の簡易駅舎化が進み、
古い木造駅舎が残る無人駅は壊滅状態。
だからこうして木造駅舎が見れただけで大はしゃぎです。
この気持ち、駅が大好きな心の友でしたらわかって頂けますよね?
貨車が待合室に化けたダルマ駅 や
板張りのホーム が残る駅も魅力的ですけど、
木造駅舎の魅力に勝るものはありません。
ちなみに藤山駅のこの駅舎、
見て分かるとおり、元々はもっと大きな駅舎だったようですが、
無人駅化により事務スペース(駅舎の左半分)を撤去、
待合室だけの姿になったようです。
JR西日本圏内の駅では多く見かける駅舎の利用法ですが
北海道では珍しいかもしれませんね。
あっ、留萌本線の終点・増毛駅 の駅舎もこんな感じだったか。
ネットで藤山駅を画像検索すると、
もっともっとボロい状態の藤山駅の姿が出てきます。
なんか、ツギハギだらけの駅舎というか。
藤山駅、どうやら最近になって改装されたみたいですね。
外目もかなりキレイでしたけど中も真っ白でまぶしいくらい。
JR北海道さん、改装工事は気合が入っていたのではないかしら?
藤山駅は一部の普通列車が通過する駅です。
そんでもって現在は乗降客数8人/日未満の駅。
駅舎があるだけでもすごいのに、この改装工事はちょっと贅沢かも。
…と工事中に思ったのかしら?
ホーム側はなぜか手が付けられておらず、ボロっちいまんまでしたわ。
こちらが藤山駅のホームです。
現在は単式ホームが1本だけの藤山駅ですが、
国鉄末期辺りまでは相対式2面2線構造で、
さて、駅構内をひと通り見終えた後に駅舎から出ると、
藤山開拓之碑。
今から100年も前のこと。
留萌本線の敷設が進められた際に、
駅用地を農業主の藤山要吉さんが提供したことから
記念に立てられた碑なんですって。
なお、地名も駅名も藤山さんの姓から由来しているそうです。
自分の姓が駅名とかって羨ましい話ですよね。
あるきん駅…フフフッ
先人が95年前に藤山地区を開拓した謝意を込めて、
藤山小学校開校90週年を機に立てられた碑なのですが、
その小学校も平成15年、開校102年目に閉校してしまったとか。
藤山地区の開基当時を知るのは、藤山駅の駅舎だけなのかも知れません。
留萌本線の秩父別駅、峠下駅とともに古い駅舎が残る無人駅でした。
ただ今、青春18きっぷシーズン真っ只中、下車する価値アリアリな駅ですよ。
訪問駅リスト(JR線)
留萌本線
↑(深川駅方面)
北一已駅(平成27年6月4日)
藤山駅(平成27年6月4日)