トロントより、おはようございます。

 

朝方は雨が降っていましたが、午後からは青空がのぞく祝日となりました。

紅葉も少しずつ見られるようになりましたが、トロント地域はまだまだのようです。トロント市内では、ドンバレーやルージュバレーで紅葉が見られますが、あと1週間から2週間というところでしょうか。

 

今日の新聞にも興味ある記事がないのですが、昨日の新聞で読み落とした記事があったのでご紹介します。

 

オンタリオ州の高校卒業要件に40時間のボランティアCommunity Serviceというものがあります。

 

これは、図書館のお手伝い、サマーキャンプの手伝い、教会やNPO団体のイベント手伝いなどが一般的ですが、実は近所の老人宅の買い物や芝刈り、雪掻きなどの手伝いもカウントできることになっています。

 

ただ、その定義は学校、もしくは教育委員会が認定するもので一律ではないようです。

 

昨日の新聞で取り上げていたのはこちら。

トロントの西ハミルトン市にあるカソリック系高校で認められたボランティア時間に対して、オンタリオ州首相と教育担当大臣が異議を唱えています。

 

その活動とは、

 

反中絶活動

Anti-Abortion Activities

 

先週金曜日、記者からこの事実を知ったオンタリオ州首相は、

 

”そんなこと、初めて聞きました。敢えていいますが、こうした活動に参加するために、40時間のボランティアを義務付けているわけではありません。”

 

教育担当大臣からは、

 

”それぞれの教育委員会は、妥当と認められるボランティア活動Community Involvement Activitiesのリストを作成する責任があります。よって、保護者やコミュニティーと相談して、認定された活動リストを作成するように。今回の件については、調査中です。”

 

今回問題となった活動とは、

 

Anti-Abortion Prayer Demonstration

 

トロント教育委員会と隣にDufferin-Peel Catholic District School Boardでは、Anti-Abortion Protests and Vigilsに関する活動はボランティア活動として認めていないそうです。

 

現在、Abortion中絶問題は、オンタリオ州議会でも問題になっているもので、非常に微妙な話題になっています。

 

賛成、反対それぞれの意見がありますが、そうした微妙な話題に関する、そして教育委員会が認めていない活動にボランティア時間がもらえるから、と高校生を呼ぶのはいかがなものでしょうか。

 

是非、教育委員会の判断が、その主催者への対処に向き、該当の高校生にはマイナスとならないようお願いいたします。

 

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