トロントより、おはようございます。

 

やや冷え込んだ金曜日となりましたね。

サクラは持ちこたえているでしょうか。

昨日の様子はこちら。

今日の新聞に出ていた写真ですが、のんびり花見をしていますね。

日本のように、公園内で酒盛りというわけにはいきませんが、気持ちがいいでしょうね。

カナダ人にとってみると、この図は大混雑といいます。

日本の花見の様子に較べたら、なんということはありませんが。

 

この週末もぎりぎり花見ができるかもしれませんよ。

新聞に出ているお薦め場所は有名なhigh Parkの他

Trinity Bellwoods(写真)

Centennual Park

Toronto Islands

Japanese Canadian Culture Centre(あそこにそんなにさくら、あったっけ?)

Robarts Library at UOT

Kariya Park(ミシサガ)

Royal Botanical Gardens (バーリントン)

 

是非、お出かけください。

 

この春、人事異動でトロント駐在になった方とお話する機会が増えています。

若い方の駐在が増えてきていることを感じており、今後の日本企業のためには非常によいことだと思います。

トロントのビジネス環境は大きすぎず、人材は優秀ながらどこかアジア的な感覚を持った人が多いため、駐在を経験するには非常に恵まれた環境にあると思います。(初駐在をトロントで経験した本人がいうのでそれなりに説得力はあるのではないかな)

 

生活環境も、冬の寒さに耐える術を身に付ければ快適で、教育制度、医療制度もいろいろと問題は上がっているものの、まずまず。

悩みは物価が高いこと。毎年2%近い物価上昇が続いているので当然ですが、どうしても日本の物価と較べてしまいますね。

実態は、日本の物価が異常に低いのですが。

 

そして一番の問題は住宅。

 

今日も住宅に関するニュースが2つ出ています。

一つ目は、住宅ローン金利。

先日、大手銀行が住宅ローン金利を引き上げたというニュースをご紹介しました。

今日のニュースでは、カナダ中央銀行も大手市中銀行の動きに追随して、住宅ローンレートを514%あkら5.34%に引き上げました。

カナダ中央銀行の住宅ローンレートは、直接一般消費者に貸し出すものではないのですが、住宅購入者が住宅ローンも申し込む際にの検証レートとなるのだそうです。

 

今後、住宅ローン審査にパスするのが難しくなるのかもしれません。

 

もう一つの話題は、賃貸。

 

先にお話した駐在員の方が悩むのが、賃貸物件の少なさ。

単身者であれば、最近建設が増えているマイクロコンドのリース物件を見つけることもできますが、お子さんがいるご家庭となると非常に難しいのが実情。そして、それをいいことに、貸主が無茶な(とくには違法は)要求を出してくることもよく耳にします。

 

そのレント(リース)料ですが、所得の上昇以上のペースで上がっているそうです。

 

2018 Canadian Rental Housing Indexによると、トロント市内で住宅を賃借している人の1/4近い世帯では、住宅関連費(賃借料、水道光熱費)が世帯所得の50%以上となっているのだそうです。

 

一般的には、世帯総所得の30%が住宅関連に支出できる適正レベル上限と言われています。

 

しかし、カナダ全体では賃借世帯の40%がその上限を超えており、内18%が総所得の50%以上を住宅関連費として支出しているそうです。

 

トロントの場合は、賃借世帯の47%が上限30%を超えており、23%が総世帯所得の50%以上を住宅関連費として支出しているのだそづえす。

 

総所得の50%を住宅関連費に支出すると、食費、交通費、保育料、子供の教育費などを十分賄うことができなくなります。

 

かといって、住宅購入など、異常高騰しているために手が届かず。

結果、今や、住宅を購入する人よりも、賃借する人の割合が高くなっているのだそうです。

 

しかし、賃借料の上昇は、物価に連動しており、賃金上昇以上。

ますます、住宅関連費の支出割合が高くなっていきます。

 

そしてこの現象は、トロントコアに限らず、その外郭地域に広がっています。

 

住宅のない都市が住みやすいとは、思えませんよね。

トロントの住宅問題、早急になんとか手を打たないと、トロントにあこがれる若い有能な人材を失うことになりますよ。

 

ちょっと市長さん、聞いてる?

 

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