トロントより、おはようございます。
暖かい月曜日です。
事務所には既にクーラーが入っていて、建物内は寒いくらいです。
カナディアンはいくら寒くても耐えますが、暑さには弱いですからね。
え!お前も既にカナディアンだろうって?
まあ、そう言えなくもないですけどね。(笑
昨日は、トロントでチャリティー大会が行われました。
Sporting Life 10K
参加ランナー、ウォーカーは2万人以上
チャリティーの目的は、小児癌の子供とその家族の支援。
集まった募金は2ミリオン以上。
カナダでは、特に子供に関わる支援となるとみんな支援を惜しみませんね。
自分も買い物の精算時に、”シックキッズホスピタルに2ドル寄付、5ドル寄付を!”と呼び掛けられると、断れませんね。
(もうちょっと、大きな金額を寄付せんかい!!)
今日の新聞に仕事柄、気になる記事がありました。
駐在員を含め、外国人労働者はカナダで働くために就労査証(ビサ)を取得しなくてはなりません。
近年、その法律が変わり、外国人の違法就労と、カナダ人雇用優先の観点から、外国人就労の監査が厳しくなっています。
現在、外国人がカナダで就労するためには、帯同家族のオープン査証や学校卒業後特別査証などを除き、カナダの雇用主が雇用オファーを出し、カナダ人を雇用する条件以上(メディア給与レベル以上)を提示しなければなりません。さらにその条件でカナダ国内で採用募集広告を一定期間出し、それでもカナダ人に適任者がいないことを証明した上で、初めて外国人に対する査証許可が下ります。(Labour Market Impact Asessment)
しかし、こうした手続きなり条件を守らない雇用主も多く、また査証オフィサーも十分に検証しないまま、査証を許可する事例が多発しているそうです。
昨年の監査レポートによると、短期外国人労働者プログラムが導入されて以来、約1600の雇用主が”ハイリスク”雇用主としてマークされており、1340以上の職場に監査が入っているそうです。この監査件数は前年の7倍以上だとか。
監査でXマークがつく理由は、カナダ人雇用のオプションを十分に検討していないこと、監査に入っても適正なデータが出てこないことなどだそうです。最新の情報では、外国人雇用している企業・雇用主の4社に1社には監査が入ると言われており、既に日系企業にも入っていると聞いています。
これまで日本人駐在員は特別扱いのようになっていましたが、今後はどんどん難しくなっていくのかもしれません。
今日の話題は、大学のストライキ。
トロント市内北部にあるYork Universityでは、この3月5日から、契約講師、ティーチング・研究アシスタントなど3000人が加入する組合がストライキに入っており、既に10週目に入っています。
このままでは、大学史上最長のストライキになりそうです。
その影響は、約5万人の学生に及び、2015年のストライク以来となり、2回目の影響を受ける学生もいるほど。
授業はもちろん、4月に予定された年度末試験も行われておらず、成績がついていません。
当然、卒業もできず、その後の就職や、資格試験受験などもすべて見えず。
写真に写る女性たちは、看護学部の学生さんたちで、最終学期に12週間に及ぶ実習が2週間前から始まり8月に終える予定だったそうです。
秋に行われる資格試験のための準備コースにも申し込んでいる学生もいるものの、まったく見通し立たず。
卒業、インターン、就職などにも影響しており、大学院への入学申請もできないまま。
わが家の息子の友人も、教員資格がもらえず、困っています。
オンタリオ州政府からの復帰命令Back-To-Work legistrationも失敗に終わり、未だに大学側と組合側で交渉を続けていますが、妥協点を見つけることができず。
とにかく早く決着して欲しいものです。
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