吃驚するぐらい短期間での更新だよ､ハニー｡一週間ぶりのご無沙汰でござなう｡ほとんど投げやり更新で御座候｡なぜならこの一週間､いや､月の初めの半月はプラモ作りに没頭の理に真っ向から相反し､バッサリ撫で切りに何もやってないのでござる｡奈乃で､ほっぽってても仕方が無いし､早めに更新でもしておくか､の更新にて候｡ついでにちょっと､まぁ､いつもブログを見ているよ､って云う程度のあるあなたに､ちょっと私なりのメッセージを洒落てみてご機嫌を伺う所存で申し訳候｡

　

さて｡

　

バヨーンと何もやっていない理由を挙げれば､結局､タイミング的に､というしかないのだけど､特にでは何かプラモ作りを断念せねばならぬほどの重大事か?というほどの障壁でもなく､ただ､前回約一ヶ月前に申したとおり､塗装前で止まっていてそれがまた時間の掛かる作業なので､その時間を空けるには多少上手くいかなかった､というところなのね｡

でも､無理をすれば無理できないこともなかったし､極論､理由は全部私の中の勝手な都合の中にあるのであって､もしかして万が一､しま♪さんの作る新しいガンプラを楽しみにしています､という奇特な方がいたとしたら､それはとんでもなくわがままが過ぎるのだけど､おそらくそれは私が意識するほどその存在は多くないはず｡

　

好きにさせてよー､で世の中渡れるほどこの世界は甘くない悲しみに満ちてはいますが､それを多少なりともベロベロベッカンコーをしている穀潰し生活ですので､自分勝手上等､とも思ったりもします｡いや､結局､好きにさせてもらえる範囲で､好きにできているならば､その自由を謳歌せずして自由はコウコウコウデオンコロロ｡誰のためでもなく自分が楽しむためなら､どんな結果､過程を踏もうとも自分である限りオッケーなのね｡

まぁ､結局､なかなか乗り気になれず､その塗装に掛かるよっこいがイマイチ出ず､ズルズル他のことにうつつを抜かしているうちに､そうね､アザラシ･シロクマ(予告編) をここにアップした辺りでもう､今月はパスしても好いかな､という判断に至っていたのね｡そうはいっても気まぐれにまたやり出すかもしれないし｡

　

そうそこ｡

　

前にこのブログで､かなり初期の頃だけど､心のろれつが回らない ､という話をしたことがあるのね｡なんかやらんと､と思いながら､やる気になれん､という微妙な部分のせめぎ合いで､ストレスばかりが溜まる､というような状態で､あれこれ自分を責めたり､突き放したり､多少ブログを愚痴に使ってみたり｡

それが実にもう六年前､というのにも驚きますけれど､何となく最近は上手なろれつの回し方､とでも言いたげな､こう言って良ければ､六年前に思い煩っていたことは乗り越えた､といって良いと思う状態になっているのね｡

　　

というのも､早々と塗装はちょっと延期､なんて思い立った時､自分の中にイマイチ力の出ないベクトルの低さを感じていて､前はそういう時､確実にこれでは如何､遺憾､イカン、と思ってさらに坂道を転げ落ちていたのだけど､今はこんな風に考えている｡

　

まぁ､そういうタイミングなんだよ､神様の思し召しみたいな物で､無理してやることないよ､ってコトなんだよな｡

　

ろれつが回っていない時に無理しても､多少はブレークスルーするところもあるでしょうけれど､だいたいはそんなに変わらない､か､逆に嫌気がさす感じ｡どんなに好きなことでも､心が乗らない時は､何をやってもダメなのよ｡だから､廻ってねぇ､と感じたら早々と､ヤンピ、と云う｡口に出してヤンピ､姫んちに妹君でもカラカイに行こまいか、ってそれを口実にする(笑)｡ミーティングと称してね｡

無理してテンションを上げようとせずに､時期が来るのを待つ｡思えば､プラモ作りだって､ちょうど一年ほど前まではかなりホッポッていて、突然何となく城プラモを作り始めたら､いきなり火が点いたのね｡それが結局今まで続いているわけで､やっぱりそういう時期があるもので､その波が来るまではぼんやりしていたら良いと思うのね｡

　

継続しないと､というどこか強迫観念みたいな物が私の中にあって､スキルを上げるにはこつこつ積み重ね､というのが私の性に合っている部分もあるが､逆に今まで苦手でもあった部分でもある｡かなりややこしいけれど､それが正直な表現なので､もう少し砕いてみると､毎日ちょっとずつやることは性に合っているんだけど､ただ､長続きしない怠け者体質なのね｡スケジュール組むのは大好きだけど､それが順調に進んでいくと､ある日突然､飽きる(笑)｡

昔はそれでも､というのに取り憑かれていたけれど､最近は､さっきも云ったように､どこかで心の飽和点を超えたな､と思うとパッと手を離す｡敢えて怠ける｡ギターの練習なんかもそうで､何かに追い立てられる気になったら負担でしかなくなる｡上手くなるための術が､逆に楽しくなくなってしまう｡いったい何のための練習なんだ?

　

まとめますと､心のろれつが回っていない時は､手を離しましょう｡ヤンピ､って云いましょう｡

　

そう言ってたとえ好きなことでも､立ち止まって何もやらなくなると､人間は簡単に退屈します｡退屈すると､だいたいそれをつぶしに何かをやり始める物です｡それが案外自分に合っていたりとか､発見があったりとか､結構私の場合はアクティブに出かけていったりとか､決して無駄にはならないような気がするのね｡で､結局､ほっぽっていたモノに手が付いて､やり始めたらいきなりオーバードライブ､っていう風になったりするモノです｡

まぁ､仕事はそういうわけにはイカないけれど､例えば､仕事と趣味のバランスとかなら､思い切って趣味の方をお休みして､仕事人間になってみるとか､穀潰しにその点は全く説得力がありませんけど､その辺は､私の応用を誰か実践してご自身のブログでご披露してみてください｡

　

穀潰し生活を望んで始めた時､多少の羞恥心が残っていて世間様とのギャップに悩み続けていた長い時期があったのですけど､それが結構ろれつが回らない原因にもなっていて､でも､それも無駄ではなかったという気はするのね｡無為な時間は結構過ごしたけれど､それも結局無駄ではなかった､と｡

でも､とりあえず､どこか禁欲的というか､普通になろうと努めて､いろいろあってそれは無駄だよ､と云われついでに普通のお手本のような奴らに足蹴にされて､ついには世間から弾かれて､だったらもう好きなことしかしない､できれば､ということを誓ったのね｡そのために､嘘もつくし､人もだます｡一度堕ちるところまで堕ちると怖い物なしです(笑)｡

　

じゃあなぜ好きなことしかしたくないのか?なぜ普通を捨てたらわがままが残ったのか?

　

最近はそういうことを考えていて､何かをしたい､例えば私の場合エレクラの活動と､プラモ作りとか､まぁ､このブログを中心にした様々なこと｡そういう物を実現して､ではどういう風になりたいのか?というかどういうモノを得たいのか?そういう夢乃向こうを考える?みたいなことが大事だな､とか思っているのね｡

ただそれは小難しい哲学ではなく､結局私の場合は､お嬢さんにキャーキャー言われたいんだな､ということに尽きる気がして､それは多少オブラートに包んだ表現ではありますが､私の本質はきっとそこにあるようで､もう少し正確に言うならば､たくさんのお嬢さんにヒーヒー言われたい､というところでしょうか?

　

そういう夢乃向こうにある一番シンプルな欲望に気がつくと､結局やりたいことや､好きなことというのは､その派生でしかない､と気がつく｡すると､わりとこれはこれ､あれはあれ､みたいな垣根がなくなって､皆一様に自分の手のひらの中にある感覚がするのね｡プラモ作りよりはずっと曲作ってギターばりばりの方がお嬢さんキューンじゃないの?と思われるかもしれないけれど､私の中では同質の物で､同じ地平の上で平等なのよ｡

それが正解かどうかはよく分からないけれど､夢乃向こうにちょっと思いを馳せると､わりとさっき云った今はタイミングじゃない､ヤンピ､の感覚は簡単に降りてくる｡究極､部屋でゴロゴロしているのも､ただテレビをぼんやり見ているのも､本当に死ぬほど寝ている時も､それが欲望に近づく術の一方向だと思えば､簡単に肯定できてしまうのね｡

　

結局､自分のやっていることに無駄はない､と思える近道だと思うのね｡

まぁ､時間は有限だし､人の一生も限りがある｡そこに何かをめいっぱい詰め込もうとしてもそりゃ無理ですよ｡今でしかできないこともあるにはあるけれど､それを手にできないのには必ず理由があるんですよ､と云うと多少どこかのスピリチャルな先生のコメントになってしまうので､それは嘘です､と云っておきます｡

　

若い内というのはどうも､恥ずかしい自分､あるいは恥ずかしかった自分を塗りつぶそうというか､覆い隠そうとする時期のようで､逆に歳を取る､敢えて言うならナイスミドル(笑)は､恥ずかしい自分を受け止めることができるようになる年齢なのではないか､と思ってます｡そして死ぬ間際にやっと､恥ずかしかった自分を慈しんでやれるんでしょうね｡

　

恥のない人生なんて､それは人の一生ではないよ｡

　

なんて､多少かっこいいことを云って覆い隠されてはいますが､結局ガンプラは全く手つかずのまま､来月に持ち越し､となっておりまして､果たしてこの心持ちのままエレクラも大丈夫なのか?という状態ですので､まぁ､期待せずに気長にお待ちください｡

　

なんてね､心が開いているのかもね､って云ってみました｡それもまたギターの練習に関わってくるのだけど､煙草を止めてその煙草代をCD代に充てる､ということを始めて数年｡このブログでも今年いろいろ話していますが､久しぶりに曲に感動する､という心持ちが戻ってきているのね｡ユニコーンしかり､ターンAしかり､ガメラ3しかり､私の涙腺がっ!という曲にズバズババコバコ巡り会っています｡ここでは敢えてリンクしたりしませんが､奥井亜紀｢月の繭｣で検索してみてください､ってコトで｡

　

それでは今日はこの辺で､ごきげんよう｡