実家滞在数日経過しても、移動する気がなさそうに居座っていたため、母にコレは何なのかたずねると。。。
「すずり」
?!
なぜ、すずりが洗面所においてあるのか。。。
そもそも、この家にお習字する人いないよね?!
この点について追求しようとすると、
「それね!この前、“お宝鑑定団”(なんでも鑑定団)でそれと同じ物が高値で付いててね。だから、フリーマーケットで買ったの!」
!!
あぁ!
高齢者が盲信しちゃうテレビ番組二大巨頭(ojo調べ)、
『ガッテン』(健康番組)
『開運!なんでも鑑定団』
の一巨頭に、完全に飲み込まれてしまってます!
しっかし、お宝にしては床に転がしっ放し過ぎ!
そもそも購入元がフリマ!
よく見ても、見なくても、ニセモノ臭プンプンです!
レベルで言えば、
『文化祭における、高校生のコピーバンド』
ぐらい、非なるもの。
彼らのバンドは本物とは、『バンド』という括りだけ一緒で、聴けたもんじゃない。
このすずりも、『すずり』というカテゴリーにおいては、TVに出ていたお宝と同じグループに属する事ができますが、“本物のお宝”と言う点ではコピーバンドと同じ立ち位置なのです。
そう思うと、このすずりに施された龍の彫り物は、コピーバンドマン達が、文化祭LIVEの為にドンキホーテで買い求めたスカジャンの龍の刺繍のように見えて来るから不思議。
「みんな!今日はありがとう!一緒に盛り上がって行こうぜ!イェーイ!」
と言った、調子に乗ったニキビ面ボーカルのMCまで聞こえて来るようです。(幻聴)
(「盛り上がってるのはお前たちだけだぜ!」と返したくなるのは、私だけではないハズ。)
話は飛んでしまいましたが。。。
こんなにすずりの悪口をかいてしまいましたが、もしかしたら、このすずりも超価値がある物かもしれません。
…という希望を持っちゃうとこが母娘。。。
日々『終活』を叫んでるわりに、要らないものを集める『集活』に勤しむ母。
お宝もどきの収集が、母の楽しみであり、元気に過ごす活力となるのなら、それはそれで“お宝”になるのかもしれませんね。