2015優勝の条件 ついでに順位予想も | 風雨天の寅之助が辛口でぶった斬る~今日のタイガース~

風雨天の寅之助が辛口でぶった斬る~今日のタイガース~

タイガースのゲーム結果を振り返り辛口に評論するブログです。
辛口評論がお気に触らないようでしたら是非定期訪問をお待ちしております。コメントもお気軽に。

よいよ2015年の開幕が近づいてきた。公私バタバタと過ごしてオープン戦もまともに見れず終いで断片的考察。まともに見ようと球場まで足を運んだら雨で流れた…。

恒例になった3月彼岸のオリックス3連戦、昨年を見るが如くの貧打戦。まぁこれは想定内。ちょっといい投手が出てくればそうそう連打は難しい。細かい攻撃はもともと不得手のチーム。得点源は今年もゴメス頼みの部分は大きい。

貧打負けのゲームでは 「あと1本が出なかった」 などと監督も評論家も振り返ることが多い。プロ野球ともなればあと1本はなかなか出ないもの。簡単にほいほいタイムリーが出てしまったら野球の面白さも半減してしまうだろう。

あと1本が出ないから得点が入りにくい。だからこそ長打の打てる選手が必要だし、足も必要だし、選球力も必要だし頭も必要となる。野球とはそういう競技。だから野球は面白い。

千葉マリンでのロッテ戦だったか、打者・大和の場面でスクイズを敢行した。オープン戦で奇策を使って1点取って逃げ切るなんて発想に大きく失望。犠打の場面で大和に廻った時、犠打させなければいけないという固定概念でもあるのだろうか。打てないと決めてかかっているような采配に思える。

下位打線に大和を置けばチャンスで回ってくることも多い。スクイズの機会よりもチャンスで強く振り抜く機会を作ってやる方がチームにとって有効だと思うのは私だけか…。大和の昨年打率は266。2割そこそこの打者ではない。

オープン戦での奇策はシーズンでもやりますと(やりたい)と宣言しているようなもの。奇策が奇策でなくなる。オープン戦で見せ掛けでやってシーズン入って一度もやらなければ大したもの。だが和田はきっとやる。やらずにはいられない。

昨年のこの時期、優勝の条件とし何人かの選手の期待値から書いてみたが、今年は時間もないので違った視点から一発回答で優勝の条件を書いてみたいと思う。

その前に優勝の可能性は…??

大いにあると思う。心配な部分を言い出せばきりがない。開幕前だ。ファンなら優勝を夢見て期待する。大きな根拠は投手陣の底上げ。岩本の成長で先発もできるルーキー石崎が中継ぎで使える。岩貞も成長した。厚みは増したと見る。

もう一つは他球団の状況。讀賣については再三書いてきたように阿部のコンバート。これに加え、投手陣がかなり不安定。菅野頼みでルーキー投手が開幕ローテに入りそうだという状況はかなり厳しいスタート。他4球団も決め手はない。


さて優勝の条件を話す前に例によって数字を。

1.讀賣 39
2.広島 49
3.DeNA 50
3. 中日 50
5. 阪神 52
6. ヤクルト 60

上から良い順。阪神はヤクルトに次いで悪かった。2位でありながらヤクルトの次に悪かった。さて何の数字かおわかりだろうか…。答えは先発投手陣の負け数の合計だ。そして私はこの数字を改善することこそ優勝の条件だと思っている。

昨季先発で勝敗の数字が残った投手は10人。うち谷間を埋めるべく先発した岩貞、榎田、歳内、秋山、鶴。この5人の先発での成績が2勝8敗。6人目の先発投手は最後まで固定できなかったというのが大きな弱点であったことがわかる。

岩崎を含めたローテ5人衆での成績は47勝43敗だが、上述の5人を含めると50勝52敗で2つの負け越しだ。讀賣と広島は当然ながら先発投手の勝ち負けは勝ちのほうが上回っている。Bクラスに沈んだ中日やDeよりも先発投手の負けが多いという実態では話にならない。先発が負け過ぎなのだ。

この要因は6番目が固定できなかったことに加え2つ考えられる。一つは先発投手の引っ張りすぎ、もう一つは前半中盤まで打線が打てず援護がなかったゲームが多かったことだ。


具体的データはないが、打線の援護が遅かったり引っ張りすぎて先発に勝ちがつかず、逆に負けがついたなんて展開を数多く記事に書いた。能見などは最たるものである。

ベンチワークも重要になる。見極めて早めに手を打ってこそのベンチワーク。失敗することもあるが、打たれて替えるなら誰でも変えられる。CSの東京ドームのような勇気ある采配、決断力のある采配こそが143試合の中で意味をもつ。

勝ち味が遅いという状況改善は、先日書いた西岡と福留の二塁打に関わってくる。本塁打がゴメス以外に期待できない打線なら、西岡と福留の二塁打が得点に大きく関与する。鳥谷やマートンは放っておいてもそれなりの数字は残す。上本も昨年以上に期待できるだろう。とにかく西岡と福留だ。

昨年は能見、メッセ、藤浪で貯金「20」などと書いてみた。今季は先発陣で最低「15」という数字を追いかけてみたい。昨年優勝した讀賣の貯金は「21」。今季も混戦になると予想されるが最低の貯金「20」のためには救援陣の質も重要になってくる。


1 阪神 25勝16敗
2 広島 23勝19敗
3 讀賣 27勝22敗
4 中日 20勝23敗
5 ヤクルト 16勝21敗
6 DeNA 19勝25敗

昨年の救援投手の勝敗ランキングだ。阪神が2位になれたのは救援投手の奮闘によるものとも言える。実に「9」も貯金している。言葉を変えれば歪んだ構造とも言える。


試合展開にもよるし今季も同じような数字が出るかどうかは分からないが、少なくともこの数字がマイナスになれば優勝はないと思ったほうがいい。松田や石崎の出来もカギを握る。

先発陣の貯金「15」に救援陣で上乗せ「5」で貯金は「20」。秋にこの数字が残っていれば間違いなく優勝争いをしているシーズンにはなる。それだけの数字を残せる投手陣の面々だと私は思っている。あとは打線の援護とベンチワーク。

では最後に独断と偏見による根拠なき順位予想を。

1 阪神
2 ヤクルト
3 広島
4 讀賣
5 DeNA
6 中日

では今季もできる限り頑張って記事を書くつもりです。

宜しくお願いします。

↓更新の励みに応援ポチをよろしくお願いします↓


にほんブログ村 野球ブログ 阪神タイガースへ  人気ブログランキングへ